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土の上にも三年

農への道

フジテレビ抗議デモに思うこと

2011-08-26 17:03:04 | とんでも日記(社会系)
先日、フジテレビに対する5千人~1万人?くらいの規模の抗議デモが行われたようです。

内容は「韓国偏向報道に反対」です。

より具体的にはインターネットを調べてください。

テレビや新聞はこのデモを完全に無視していますので、知りたければインターネットで調べる必要があります。


マスコミは広告収入で運営されています。

広告主の影響を多分に受けるのは資本主義経済では当然です。

つまり日本のメディアに韓国が深く入り込んでいるのは、「韓国の侵略・洗脳」が先に来るのではなく、「日本人の拝金主義の末路」が先に来るのではないかと思います。

戦後の経済成長に合わせて効率や利益を追いかけ、安い人件費でアジアの人たちをこきつかい、さんざん良い思いをした時代を忘れられず、日本では経済の衰退を受け入れられないがために自社の生き残りを目指して値引きで他社を蹴落とそうとする。

必然的に人件費の安い地域を頼り内需は衰退し、その隙間に韓国や中国が入り込んだ。

ある意味自業自得です。

それを防ぐには、根元にある拝金主義を無くさなければならないと思いますが、スーパーに行けばつい手に取る外国製、安ければ良いからと「お客様至上主義」に怯える経営者たち。

その裏で在日韓国人は自国の人たちと緊密に手を取りお金を回している。

かたや日本人は、いまだに日本人同士でさえ「自分さえ良ければそれで良い」と言わんばかりの「値引き合戦」なんです。

そりゃ隙を作りすぎですよ。

「韓国に侵略される」と言われれば不安になるけど、「だから国産を買いましょう」という理屈はどう受け止めるか。

「だから値引き合戦やめましょう」と言って、自社から手を挙げる企業がいくつあるのか。

もし、そうした日本の経済的衰退と精神的衰退を認めなければ、敵に攻められた時に弱いわけです。

「これから貴国を攻めるが、この値段で寝返ってくれ」と言われたらどうするか。

「これからうちの国の経済はアゲアゲだから自国なんて捨ててうちに投資しなよyou!」


ボクらはいろいろ見直さなければなりません。

原発も然り。

現象的には別ですが、原発問題と韓国偏向報道問題は、根が同じではないかと考えます。

根元を変えなければ、つまり日本人一人一人が大切なものをしっかり持たなければ、原発は韓国偏向報道で韓国偏向報道は原発で、これを防いでも次には中国やロシアや再生可能エネルギー権益が待っていて、日本はどんどん疲弊していくのだと思います。

どれだけ時間がかかっても、本質的な問題を改善していくことが、結果として一番の近道なのです。急がば回れです。

「そんな悠長なことしてたら日本は乗っ取られる」

しかし本質を先送りにして目先の問題を解決することで生き延びても、いつかもっと酷い形になって戻ってきます。

本質的な問題を先送りにしたまま、本質に気付くべき時ですら気付けなかったがために親子で殺し合うような。

要するに、本質を解決しようとして手遅れであるなら、先送りは延命で、もっと苦しい世界が待ってるよ、ってことなんです。

仮に韓国メディアを追い出して解決したように見えても、更なる強行手段で侵略行為を行うような気もしますし。

問題なのは、津波が来て電源が全く機能しなかったことや、メディアが乗っ取られたことであって、それを現象的に示唆している原発自体や韓国人そのものを憎むような形になってはならないと思うのです。

当然ながら原発自体にも韓国人そのものにも問題はあると思います。

そうした問題と切り分けなければならない問題を重ねてしまうと、大きな間違いを起こさないかな?と言いたいのです。

牽制としてはデモも大切ですが、平行して別問題も考えていく必要があると思います。

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