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土の上にも三年

農への道

ざっくりざくざく

2011-08-11 08:40:38 | とんでも日記(社会系)
円高ということは円が買われているわけでして、つまり日本から円が流出しています。

すると日本国内の円が少なくなりますね。

日本のGDPをざっくり600兆として、うち外需が70兆、内需が530兆でした。

ところが日本のもの作り・現場では、自動車業界で言えばトヨタのようなトップ企業が、子会社関連会社、下請け孫請け、またその関連会社…と、稼いだ外需を内需に転換して、

言うなれば同じお金をぐるぐる回して内需の何割かを創出してきました。

ここへきて輸出が伸び悩み、円高で国内の円も不足し、ぐるぐる回してきたお金の流れが死んできています。

もともと、日本の内需は外需をすげ替えた張りぼてであるという日本の産業構造に問題はありました。

その問題点は、言われているGDPより実際に国内に存在するお金の総量は少ないことを意味します。

更なる円の流出に歯止めがかからない限り、円総量の低下による円プレミアムは増し、国内の経済で回せるお金が目減りし、

国内経済が悪いまま円ばかりが買われる異常事態になります。

そして日本経済ならびに日本財政の破綻が見え始める直前から、ねじれの急激な反動が来るものと思われます。

そこまで国内輸出産業が持ちこたえられれば日本にとって明るい材料にもなりますが、政治が国内の顔色しか窺わない所謂ポピュリズムとやらのせいで、

国内企業は急速に海外へと移転しています。

円も企業(つまり技術)も流出する一方で、日本の空洞化は決定的になってきました。

そうなると日本の行く末として有望なのは、国内で完結出来る産業構造。

そこには円に頼らないキームガウアーのような地域通貨が大変大きな役割を担える可能性に満ちています。

ボクらに出来る自衛手段は、まずは個人で自己完結出来うる方向を目指すこと。

または、あっさりと日本を捨てること。

どちらが良いかは分かりませんが、日本の行く末は暗くもあり、ボクは明るくも感じます。

ようやくクダラナイマネーゲームの世界から、呪縛から、日本は解放されるのかな、と感じます。

しかし大きな犠牲を伴うでしょう。

誰かしらは助けてくれます。

でも助けるには余力が必要。

自分なりの力を蓄えておくことが大事かと思います。

それで間に合わなかったら諦めよう(笑)

出来るだけやったんだからね。

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