からくの一人遊び

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Simon & Garfunkel, Andy Williams - Scarborough Fair/Canticle - Live

2018-02-23 | 音楽
Simon & Garfunkel, Andy Williams - Scarborough Fair/Canticle - Live


Scarborough Fair /スカボロ・フェア      篠笛演奏 福原一笛


この曲はイングランド民謡です。

Simon & Garfunkelが詩や曲にアレンジを加えて発表し、映画「卒業」にも使われ、有名になった曲です。

彼らは、1970年に解散(本人たちはそう言ってませんが、事実上)しました。

解散の理由にもともと彼らが犬猿の仲であったとする説が有力ですが、何度も再結成しているし、後年ポールサイモンがアートガーファンクルについて、「彼は友人ではなく家族だ」と語ったところをみると、それはちょっと違うのではないかと思われます。

私見ですが、ポールは作詞・作曲、アレンジやギターも上手い。でもたった一つだけ彼の弱点がある。それは歌うこと・・・。

よくみんな、彼らのハーモニーを評価しますが、ポールの歌声はソロで評価した場合、それほどでもありません。むしろ彼の歌い方は非常に癖があり、ちょっと分かりにくいところがあるように私はおもいます。

一方、アートは歌しかない。でも、「天使の歌声」と言われるほどの声がある。

どちらも、プライドはあるけど、決定的に足りないところがあるわけです。

普通は足りないところを二人で補っていけばいいはずですし、事実十年以上やってきたはずです。

それが崩れたのはポールの嫉妬。

「明日に架ける橋」での評価は圧倒的にアートのその素晴らしい歌声に集まりました。

ポールは面白くない。詞も曲も俺が作ったのに、と・・・。

まあ、その辺りが二人が離れた原因だと私は推測いたします。





でも、それはともかくとして、篠笛演奏でこんな素晴らしいスカボロ・フェアを聴けるなんて素晴らしいですよね。

思わず拍手したくなりました。

音楽ってやっぱり「可能性」といった面ではどこまでも深く無尽蔵にあるのだな、と思いました。
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