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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

世界各地でイラク反戦集会 ワシントンでは10万人、東京は400人 (BBC 朝日新聞)

2005-09-26 15:02:28 | on Peace
主催者によれば、約10万人がホワイトハウス、ワシントン・モニュメントの近くで11時間に及ぶマーチやコンサートを含む集会に参加した。アメリカの世論調査では、アメリカ市民の大多数がイラクにおける戦闘は悪化し、米軍は撤退すべきだとしている。
反戦集会に対抗するブッシュ大統領の政策を支持する数百人もワシントンに集まった。
ワシントンのデモ参加者は、「軍はすぐに撤退せよ!」「ブッシュ、ペテン師、人殺し(Bush Lied, Thousands Died.)」といったバナーを持って全米各地から集まった。
初めてデモに参加するため、母親と姉妹とともにアイオワ州デモインからやって来たエリカ・マクロスキーさん(27)は「ゼッタイに参加しなければならないと思ったの」と語った。
ポイラク戦争を除いてはブッシュ支持の共和党員だというール・ラザフォードさん(60)は、「ブッシュ大統領は、間違った戦争政策をしたことを認め、直ちに軍を撤退すべきだ。さあ一緒に行動しよう!」述べた。
反戦集会は、ロンドン、パリ、ローマやアメリカ各都市でも開催されたが、デモ参加者は前年に比べ減少傾向にある。 (BBCのサイトから)

東京都心には約400人が集まり、日本橋から日比谷までの約3.6キロを2時間ほどかけて行進した。国内の平和運動50団体の連絡組織ワールド・ピース・ナウ(WPN)の呼びかけ。時折雨の降るなか「終わらせようイラク占領」「石油のために人を殺すな」などと書いた横断幕やプラカードを掲げ、「武力で平和は作れない」と呼びかけた。
米英に次ぐ3000人を超す部隊をイラクに派兵している韓国では、ソウル駅前の広場に約1000人が集まった。「イラク占領を中断し、派兵を撤収せよ」などと叫び、警官隊に囲まれながら目抜き通りをデモ行進。学生を含む約350の市民団体代表や野党・民主労働党が参加した。年末に期限が切れる韓国軍の駐留延長への反対を訴え、韓国政府が検討しているテロ防止法も「民主主義への圧迫だ」と反発した。 (朝日新聞のサイトから)

アメリカ以外の国のでも参加者の数の減少は、各国の政府がイラクからの撤退を前提に動いていることと無関係ではないかもしれない。しかし、日本と韓国の政府は駐留を延長する方針だ。
メディアは、連日イラクでの自動車爆弾等による市民の犠牲について伝えている。しかしそれを理性では悲劇と認識しても、感性は悲劇として捉えることができないほど麻痺している。
市民は決して無関心ではないのだが、状況を変える術が、政府によって封じられているという実情もあるだろう。しかし…

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