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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

強まるウズベキスタンへの圧力 (BBC)

2005-05-21 11:00:47 | 中央アジア・ロシア関連
アメリカは、先週のアンディジャンでの騒乱に関する国際機関による調査を、ウズベキスタンが拒否した事に関して失望を表明した。国連、EUそしてNATOも数百人が死亡した出来事の調査を要求していた。赤十字は、ウズベキスタン政府に救援のためのアクセスを強く求めていた。
国境の町コラスフ(カラス)では、政府軍が再び町を制圧した翌日の金曜にデモが行われた。夕方、人々はキルギス国境の橋の近くに集まり、町に戻ってきた政府軍によって逮捕された反政府運動のリーダー、Bakhtior Rakhimov氏とそのアシスタントの開放を求めた。二人は、先週の市長追放の際、中心的役割を果たしたと見られている。国境に集まった人々は、キルギス側から事態を見守っているジャーナリストたちに世界に何が起きているのか真実を伝えてほしいと訴えている。武装した大勢のウズベキスタン軍は集まった人々を包囲し、人々を蹴散らしている。この夜間のデモは、昼間市庁舎の前で行われた1000人規模のデモに続くものだ。
カリモフ大統領はアナン国連事務総長との電話による会談で国際的な調査を拒絶した。しかし、アメリカのバウチャー報道官は、アメリカは調査をあきらめないと述べた。
首都タシケントの特派員は、国内には不穏な兆候が見られると述べ、この度のカリモフ大統領の強硬なやり方を批判する人々もいる事を報告している。
ウズベキスタンは中央アジアで最も人口の多い国で、約2600万人の国民がいる。アメリカとは同盟関係にあると見られており、南部には、対アフガニスタン作戦のためのアメリカ空軍基地がある。アメリカは、この度の不安定化にともない作戦行動を控えることを表明している。(BBCのサイトから)

カリモフはいつまで強気でいられるのか? ロシアはどう出るのか? 「同盟国」アメリカはすでにウズベキスタン政府に距離を置いている。ロシア(それに中国も?)の出方次第でウズベキスタンの将来が決まる?

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