EU憲法：アフリカは「反対」票を入れる アミナタ・トラオレ (日刊ベリタ有料記事)

欧州憲法をめぐるフランスの議論は、フランス国民にとって、本質的には国内の問題、最大限でも欧州の問題である。5月29日の国民投票で問われる自由競争の条項についての賛否は、特に白熱した反応を引き起こしている。しかしながら、この議論に参加している非常に多くに人たちが、この問題には外国、特にアフリカの側面もあることを認識していない。（IPS・コラムニスト・サービス＝ベリタ通信）　(日刊ベリタ　有料記事)

アミナタ・トラオレ(写真)は、作家で元マリ文化相。
今アフリカ大陸が抱えている問題をアフリカだけで解決することはできない。なぜなら今の民主化しようとしているアフリカは、スタート地点がすでにマイナス地点だったからだ。しかし、このことにまだ多くの人々は気づいていないし、気づいている者にしても、そこまで来るのに大分時間がかかってしまっている。