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60年代、2首相が「核武装論」 米公文書で明らかに (朝日新聞)

2005-08-01 10:01:17 | on Peace
米国の民間研究機関ナショナル・セキュリティー・アーカイブ(NSA)が入手した公文書によると、61年11月、池田勇人首相が来日したラスク国務長官に、閣内に核武装論者がいることを明らかにした。
後継の佐藤栄作首相も64年12月、ライシャワー駐日大使に対して、ウィルソン英首相の言葉を引用しながら、「他人が核を持てば、自分も持つのは常識だ」と語った。中国が同年10月に初の核実験に成功した直後のことだ。
大使は「佐藤が池田よりも慎重さに欠けるとの評判通りだ。彼の率直さと熱意は新鮮だが、私はそこに深刻な危険も見る。彼が危険なコースに陥らないよう、池田にした以上の教育が必要だ」と本国に打電した。 (朝日新聞のサイトから)

池田勇人の「閣内に核武装論者がいる」は、第一次改造内閣の佐藤栄作通産相を指しているのだろう。朝日の見出しは、池田・佐藤両首相が核武装論を持っていたようなニュアンスだが、池田についてはグレー、佐藤についてはクロと見るべきだろう。
佐藤栄作のノーベル平和賞受賞に、当時の日本は冷めていたことを覚えている人はどれほどいるだろうか?

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