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在シドニー中国総領事館の陳永林氏が政治亡命を求める (各紙)

2005-06-06 03:15:21 | 極東関連
【シドニー田中洋之】在シドニー中国総領事館の陳永林・領事(37)がオーストラリアに政治亡命を求めていたことが4日、明らかになった。陳氏はシドニー市内で同日開かれた天安門事件16周年の抗議集会に参加し中国の抑圧体制を厳しく批判、中国当局は豪州の反体制派中国人を拉致して帰国させていたと“爆弾発言”した。 (毎日新聞のサイトから)

「とても危険を感じている。天安門事件から16年、中国政府はまったく政治改革をしてこなかった。市民には政治的自由も人権も無い」と陳氏は、シドニーで、天安門事件の犠牲者を追悼するために集まった数百人の前で述べた。(BBCのサイトから)

チェン氏は4年前から同総領事館に政務担当領事として勤務し、気功集団「法輪功」などの反体制派の監視を担当していた。約1週間前に総領事館を出て、妻と娘と一緒に政治亡命を求めたが、拒否されたという。
チェン氏は、機密の領事情報として、オーストラリアで反体制派数人が中国の情報員に誘拐、送還され、少なくとも1人は死刑判決を受けたなどと述べた。(共同の配信記事から)

どこまでが真実なのかは確認のしようも無いが、ここまで大ごとになったのだから、とりあえず中国は、簡単に陳永林氏にアクセスすることは出来なくなったことだろう。
それにしても、中国の人権問題は一向に改善される気配が無い。いや、中国だけではない。愛国法で市民を締め上げているアメリカも、1年に3万人も自殺者が出る日本も、深刻な人権問題を抱えている。
ところで、先日のウズベキスタンのアンディジャン事件(勝手に命名)だが、天安門事件の小型版のように思えてならない。

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