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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

日韓の信頼関係欠如が露呈した海上対峙 (朝鮮日報 毎日新聞)

2005-06-03 00:09:22 | 極東関連
韓日警備艇が蔚山(ウルサン)の沖合いで韓国の小型漁船「シンプン」号を間に挟んで展開した海上対峙という異常事態が、両国政府の交渉により、2日午後5時に解決された。韓国海警の警備艇6隻と日本巡視艇7隻の計13隻が蔚山・カンジョル岬の南東22マイルの海上でにらみ合いを始めてから39時間ぶりだ。
日本側が撤収する代わりに、韓国側は日本側の排他的経済水域を侵犯した事実と、立ち入り検査を忌避し、日本巡視艇の職員を乗せたまま、逃走した事実を認めた。シンプン号はこれによる責任として、事実を認める書類と日本法令違反担保金50万円(約480万ウォン)支給の保証書を作成し、日本側に伝達した。
韓国海警は「50万円の違反担保金は不法操業とは関係なく、立ち入り検査のための停船命令に応じず、逃走したことに対して科された」とし、「その部分に対しては日本の管轄権を認めた」とした。
取調べと裁判、処罰はすべて韓国の裁判所と政府が行う。 (朝鮮日報のサイトから)

【ソウル堀山明子】今回の事件への対応については、韓国政府内でも外交通商省と海洋警察庁の間で激しいせめぎ合いがあった。
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月下旬の日韓首脳会談を控え、関係悪化を避けたい外交通商省は、漁船のEEZ(排他的経済水域)侵犯を1日から公表し早期収拾を図った。1日夜に現場の巡視艇と警備艇の数が倍増され、2日朝刊の新聞報道で対日批判の論調が強まると、「昼ごろには対峙は解消される」との見通しを流して事態の沈静化に努めた。
一方、韓国内には日本の捜査の強引さを批判する声が強く漁船、漁民の保護を優先する海洋警察庁には、安易に妥協すべきでないとの考えもあった。海洋警察当局幹部は妥結後、「日本の取り締まりは、船舶を壊して乗組員に暴行するなど、そもそも無理があった」などと、海上保安庁の強硬な取り締まり姿勢に問題があるとの認識を示したほどだ。
しかし、今回の事件について韓国政府関係者は、「漁船の問題一つで一触即発になる状況こそが、今の日韓関係を投影している」ともらす。日韓関係の緊張状態と対日不信の増長という基本構図が変わらない限り、同様の事件は今後も発生する可能性があるといえる。 (毎日新聞のサイトから)

こんなことは、日韓双方の信頼関係があれば起きることの無かった問題。どうして日本は近隣諸国と仲良くやれないのだろう? 政府はともかく、末端の市民は仲良くやれないものかと思うのだが…。

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