カトーのLED室内灯クリアを常点灯化してみました。
(常点灯はトミックス独自のシステムなのでカトーが対応を謳うことはありませんが、ハイパーD及びハイパーDXはPWM制御のため実質的には常点灯に対応しています。)
ただハイパーD/DXは出力が14.5Vのため、標準12Vのトミックスの室内灯と組み合わるのは避けた方が良いと思います。逆にトミックスのコントローラーとLED室内灯クリアの組み合わせは問題ないはずですが、常点灯加工も含めメーカー保証外の遊び方であることはお忘れずに
方法はいたって簡単で、LEDとCRDに対しコンデンサを並列に追加するだけ
コンデンサは1μ16Vで、容量・耐圧共にもう少し余裕を見たいところですが、サイズ的にこれで落ち着きました。ジャンパー抵抗(000)の片側とLEDから足を延ばしています。
コンデンサの位置は結構シビアで、写真より内側だとホルダーを付けた際に干渉するし、外側だと集電用のピンと接触してショートしてしまいます。
ちなみに旧製品の白色室内灯(茶色基板のやつ)は回路構造が異なるため常点灯化は困難です。
基板から出ている足は少し外側に曲げると集電板から外れにくくなります。
説明書にはホルダーの溝に合うように、なんて書かれていますが無視しましょう
さらにLEDと照明板の間は明るくなりがちのため遮光テープを貼っておきました。
導光板に固定されることで基板の位置ズレを防いでくれるため、接点不良も軽減できます。
照明板との位置関係はこんな感じです。この照明板はムラがなく素晴らしいです。さらに明るくしたいときは天井と照明板の間に白い紙を挟んだり、照明板のLEDと反対側の断面をアルミテープで塞いだりすると効果があると思います。
⇒2023年4月生産分からは白ラインの印刷から溝付き導光版に変更されています。
それでは暗闇でテスト
コントローラーはN-1000-CLで、ボリュームは1/4位の位置です。
常点灯化すると停車中でもフルパワーで点灯してくれます。
そのままだと青みが強いので付属のフィルターを付けてみました。
フィルター無しの色温度が約7000K(昼光色)で、フィルター有りが約3500K(温白色)でしょうか。実車の蛍光灯はその間の4000~5000k(昼白色)が多いため歯がゆいところです。
そこで照明板の断面に中川ケミカルから出ているIROMIZUのサンプルを貼ってみたところ、ちょうど良い具合になりました。使用したのは14-50ic(黄橙色/階調50%)です。
車内より手前の工作マットの方が分かりやすいですかね。
白色についてはこれで進めていこうと思います。
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2024/3/20 加筆修正
ぼち吉鉄道と申します。
楽しく読ませていただいてます。
この記事で、少し気になりコメントさせてください。
常点灯対応で、コンデンサを入れている位置のなのですが、
・電源と並列にコンデンサでしょうか?
(抵抗とLEDよりコンデンサが電源側)
・それともLEDと並列にコンデンサでしょうか?
(抵抗と電源よりコンデンサがLED側)
後者の場合、小生何度かLEDが焼ききれた事があります。(機関車のヘッドライトでした。)
今回はブリッジダイオードの二次側なので、問題ないとは思いますが、走行テストされることをおすすめします。
こんにちは
コメントありがとうございます。
コンデンサの件ですが、前者の位置に入れています。
LED単体と並列あるいは抵抗単体と並列では常点灯にならなかったと記憶しています。
またぼち吉さんのおっしゃる通り、ブリッジ二次側ならまだしも、一次側にコンデンサがあると線路の電流を平滑にするため、動力車が暴走してしまい危険ですね。
今回の回路パターンはトミックスのLED室内灯と同じ(抵抗かCRDの違いだけ)なので問題はないと思います。
見た感じ□ですね!
そこで少しきになったのがサイズです
4mm✖3mm✖2mmでも出来ますか?
はじめまして
コメントありがとうございます。
1μコンデンサの件ですが、当該サイズの物を持っておりませんので、取り付けできるかはわかりません。
よろしくお願いします。