(更新をサボっていたら一週間経ってしまいました。本日の運転ではなく先週のお話です)
快速はまゆりに使用されているキハ111系は急行向けに作られているため車内がリクライニングシートになっていました。それにしても指定席車両のみならず自由席車両もリクライニングシートとは気前がいいですね。
というわけで遠野に到着しました。
駅舎の2階はフォルクローロ遠野というホテルになっています。鉄路で旅する人には便利かと思います。SLの到着前ですが駒木獅子踊りのお披露目がありました。
SLの出発まで2時間以上あるのでレンタサイクルを借りてカッパ淵に行ってみるつもりでしたが、雨が強いので駅前の河童で我慢します。
駅前で昼食を済ませ、お土産を買っておいてから花巻方面へ歩いてみます。
折りたたみ傘を持参してきましたが駅で河童をモチーフにした傘を借りました。
猿ヶ石川にかかる橋梁を走る銀河ドリーム号を撮ってみようかと思います。
↑の池は川の土手と道路の間にあったもの。
人工池のようですが高原のような綺麗な景色だったので思わずパチリ
走行写真は道路脇の小高い砂利道から撮ることにします。普通列車が来ました。
残念ながら川の水は見えませんので先ほどの池を入れたアングルにしました。
奥の土手で撮ればいいのですが、後ろの撮影者の邪魔になってしまうので。
本番は望遠気味にして手前の道路を写らないように変更。
SLが来るまで地元のおばちゃんと雑談をしていました(駅のカッパ傘を差していたので一目で観光客とわかったのでしょう)。白煙がいい感じにたなびいています。
結果的に高い場所から撮って正解でした。ローアングルだと白煙が空と同化してしまうからです。↓の画像は白煙が同化した例。ぱっと見では煙が出ているか分かりません。
煙の出方はその都度変わるのでいつも同じ場所で撮っても上手くいくとは限りません。煙が全然出ない時や、迫力のある黒煙なのに風で客車が隠れてしまう時とか。そんな変化に富んだ走りをするのがSLの魅力だと思いますけどね。
後追いの12系。
赤ほっぺを付けているのに標識灯が点灯しています。基準がよくわかりませんな
遠野では45分停車するので歩いて戻っても余裕があります。
駅に着くと遠野市のマスコットキャラックターのカリンちゃんがいました。
雨なので元気がいいんじゃないでしょうか。
いよいよSL銀河ドリーム号に乗車します。跨線橋からは眼下にD51が見えました。
階段の途中からテンダーの上面を望む
遠野でだいぶ降りてしまったようで自分の乗った先頭車両は随分と空いていました。
というか自分のボックスは誰もいません。嬉しいような寂しいような…
途中で甲冑を纏った火縄銃の鉄砲隊が登場。遠野市のお隣の住田町は火縄の産地。
現地で採れるヒノキの皮が火縄の原料として利用されるとのことです。
足ヶ瀬では10分ほど運転停車をして仙人峠の勾配とトンネルに備えます。
山中の駅ですがこの時だけはギャラリーで賑わっていました。
上り列車は足ヶ瀬まで上り勾配のためDE10の重連が先頭に立ちます。
客車のドアは開かないのでホームに出ることはできません。
上有住-陸中大橋間はループ区間です。両駅の標高差は150mもあります。
あっという間に陸中大橋駅に着きました。
鉱石の積み出し用ホッパーが印象的。もう釜石市なんですね。
陸中大橋から30分もしないうちに終点の釜石が近づいてきました。
隣の線路は未だ運転の再開されていない山田線です。早い復旧を願います。
遠野から90分ほどで釜石に到着しました。大量旗でお出迎え。
ホームに対して直角に付く珍しい駅名表です。
長い道のりをご苦労様でした、D51くん。
今回の運行で多くの人に笑顔を届けられたらいいですね。
駅前ロータリーです。
駅周辺は復興していますが海の方へ進むと震災の爪痕が見え隠れしていました。
釜石の訪問は震災を振り返るいい機会になったと思います。
つづく
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