goo blog サービス終了のお知らせ 

趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

くぬぎ山車両基地

2015-10-09 19:06:50 | gallery:トラバーサー

新京成電鉄のくぬぎ山駅に隣接するくぬぎ山車両基地は毎年秋頃に公開されていましたが、

2013年は台風の影響により延期され、2014年3月に開催されることになりました。

トラバーサーは工場棟を結ぶ橋として利用されていました。

皆さん、何気なく渡っていますがこれを目当てに参加している人もいるんですよ!

まあ車両を載せて実演走行でもしない限り、その魅力を感じられないのは確かですが。

内部の様子

操作室には大倉製作所の銘板と京成グループロゴ、そして積載重量40tの表記がありました。

製造は1979年2月とあります。車両基地の供用開始が1975年ですから、4年間はトラバーサーがない状態で稼働していたことになりますね。

京成グループの車両は18m級なので桁長も18m前後かと思われます。

給電装置はイヤ式トロリ線とホイール式パンタグラフの組み合わせ。

ストッパーや駆動継ぎ手周り

車輪の内側にギアがありますが、レールすれすれなので大きな石ころとかあったら大変です。

操作室の内部もガラス越しに見えました。結構広々としていますね。写真には写っていませんが桁の内部には巻き上げ用のドラムがあり、その駆動モーターも操作室に収納されているようです。

 

工場内部には台車用のトラバーサーがありました。

奥側に駆動モーター、巻き取りドラム、マスコンなどがぎっしり積まれています。

積載荷重は10tで吊り掛け駆動の重たい台車でも十分に載せることが出来ます。

年季の入ったマスコンを縦撮りで

 にほんブログ村 鉄道ブログへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島交通局車庫(高麗町)

2015-05-15 18:25:41 | gallery:トラバーサー

今年の4月まで使用されていた高麗町の車庫にはトラバーサーがありました。

神田の新局舎は整備線の数を倍近くに増やしたことで、トラバーサーを設置せずに済んだとか

目の前の道路からよく見える位置に停まっていました。

ピット内の軌道は2本3組で6本あります。中央の1組にある車輪を駆動するようです。

車輪は路面電車用のをそのまま利用している感じがします。標準軌っぽいですし

操作室は端部に設置されていました。反対側には給電用のコードリールが備わります。

平成3年に導入とのことで、この手の機会としては20年ちょいと短命なのが残念。

ピットの奥はバスの停車場として利用されており、軌道も地中へ潜るかのごとく消えています。

さらにバスの後ろに建つ石造りの建物は武之橋変電所で、市電の架線に流れる電気はここから供給されていました。今後は変電所としての役目は終えて、武之橋付近に移設保存するそうです。

トラバーサーの奥には扇形庫を思わせるデザインの整備庫が備わります。

以下は交通局内を見学させて頂いた写真です。職員の方が案内してくれました。

まずは入口。道路信号と同じタイプの信号機が架線柱に付いています。

敷地内から見たトラバーサーのピット。やはり標準軌のようです。

年季が入った木造の3線庫。

その内部に敷いてあるレールは開業当時の輸入物だそうです。

詳しくは交通局HPの交通局探検のページに書かれています。

 クリックで拡大

資料館も見学させて頂きました。これらの資料は新局舎に移す予定とのこと。

事務所には交通局全体のジオラマがありました。ご覧の通り半分はバス施設が占めます。

ジオラマの右手前に注目。かつてはトラバーサー側からも本線に出入りできたようです。

現在は架線や敷地内のレールが撤去されています。

道路側はしっかり残ってますね。

いずれ新局舎の方も見学してみたいと思います。

 にほんブログ村 鉄道ブログへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩浜検修車庫

2015-01-12 07:07:03 | gallery:トラバーサー

近鉄名古屋線の車両整備を担当する塩浜研修車庫にやって来ました。

名古屋から40分くらいで到着。ここは毎年春に一般公開が催されています。

そして一般公開時はエリア奥にあるトラバーサーの動く姿を見ることが出来ます。

開始まで少し時間があったので先に細部を観察しました。

操作室がセンターのそれも桁の上にあるため仰々しい感じがします。  

また積載車両の屋根上に登るための階段も付いています。

側面からは灯光器が覗いていました。桁の上じゃダメなんでしょうか?

端部には駆動車輪、集電装置、操作盤、スロープが付くため賑やかです。

さらに集電柱にも階段が付いているし、桁の上にも灯光器がありました!

このトラバーサーの一番の注目ポイントはデュアルゲージでしょう。

近鉄の車両(標準軌)と養老鉄道などの車両(狭軌)を載せるために、4線軌条となっています。

桁の側面に灯光器が設置されていたのは4線軌条だからかもしれませんね。

うっかりレールとレールの間に車輪が割り込む可能性もありますから。

トラバーサーに接続する一部の線路は3線軌条。位置合わせで混乱しそうです。

一方、台車を振り替える車庫はトラバーサーと同じ4線軌条。

車体と各ゲージのセンターを合わせる必要があるためです。

検査を終えた車体は狭軌の台車に履き替えて完成時の姿にします。

しかし、デュアルゲージは塩浜研修車庫内だけなので、完成後は再び標準軌の仮台車に履き替えたうえで所属の線区まで輸送されることになります。

三相交流用の架線柱は営業路線では見ることのできない姿ですね。

トラバーサー移動用レールに付く車止め。レールは4本あります。

さてさて、実演が始まりました。アントに連れられて養老線の車両が登場です。

このアントは標準軌のようです。(養老線の車両も標準軌の仮台車)

20m級の車両を載せるとかなりギリギリですね。

アントは桁から張り出した部分にかろうじて乗っている感じです。

近鉄には高安車庫にもトラバーサーがあります。

 にほんブログ村 鉄道ブログへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵丘車両検修場

2014-09-12 13:15:45 | gallery:トラバーサー

6月に行われた武蔵丘車両検修場のイベントへ行って来ました。

高麗から歩いても行けますが、飯能からの送迎バスを利用しました。

広い会場で人出もかなりあります。ホビーショーと見間違うくらいです。


トラバーサーは吹奏楽の演奏舞台になっていました。ピットは観客席です。

そして、奥にあるもう1台は乗車体験に使用されていました。

2台が並びます。

同じ形状に見えますが、乗車体験側の装置しか手摺が付いてないですね。


あれ?後ろの車両も一緒に動いてるぞ。キャットウォークも広すぎる気が…

乗車体験の入口に来て謎が判明しました。なんと複線式トラバーサーでした!

苗穂工場に続き、これもダブルトラバーサーと呼んで良さそうです。

複線間隔は地上側と揃えてありますが、2両同時に載せることは殆どないそうです。

載っているのは西武多摩川線で運行していた新101系の「秋」

残念ながら今回の入場でラッピングは終了してしまうそうな

反対側面には引き通し線が横切ります。両端にはダンパーも装備。

集電はピット側面から行っています。クレーンでよく使われる絶縁トロリー式です。

レールが側面から少しはみ出てるのが気になる…

操作盤は屋内のため小屋状にはなっていません。


帰りは飯能駅まで直通する臨時列車で帰りました。

1日限定のICカード専用改札を通って列車に乗り込みます。

30000系のこの顔もすっかり馴染んできた感があります。

ちなみに運賃は東飯能~飯能間として計算されます。

そのかわり東飯能には停まりません

にほんブログ村 鉄道ブログへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苗穂工場-2

2014-06-14 18:45:21 | gallery:トラバーサー

苗穂工場の敷地には以前紹介した2台以外にも、実はもう1台トラバーサーがあります。

北海道新幹線で実用化を目指すトレイン・オン・トレイン(t/T)の試験設備です。

左の青いモーターカーとグレーの大きな貨車2両が標準軌で、黄色いモーターカーと大きな貨車の中にあるコンテナ貨車が狭軌の車両となっています。

ダブルトラバーサー(複線式トラバーサー)

黄色いモーターカーはダブルトラバーサーの上に載っています。このトラバーサーは標準軌の桁が下側に併設されており、狭軌/標準軌の機関車の付け替えをスマートに行うことができます。以前のダブルトラバーサーは形だけのモックアップでした。

まだ課題が多いようですが実用化したら稼働するシーンを見てみたいですね。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする