50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

「やはり、おじさまは・・・

2015-03-25 20:00:00 | 小説
「やはり、おじさまは失礼でしょうが、年齢の差はどうしようもありませんでした。だって片や曽根崎心中なんだし、ぼくも彼女もミュージカルのファン・・・・・・今度二人でご招待します。身内が何ていったって外に求めようもない彼女なのです。パッと明るいミュージカル好きなんですよ。揃って楽しみたがってました」
と彼はうまく話をもっていっていた。こう、
「初夏って本当にいいですよね」ともいった。でそれから彼は得々として、以下のように話した。

(つづく)