変人の自覚

極暑になると、
頭がぼーっとして変な行動をとる人がポツポツ出始めますが、
私の場合、
夏の到来を予感させる今の時期から奇行が出始めます

夕暮れの湿気た空気にくぐもる音、
鼻腔をくすぐる生暖かい土ぼこりの匂い。
夏を感じさせるそれらは私を駆り立て、
私を夜のプールへといざないます

月明かりの照らす水面を、
　（ホントの所、曇りだろうが雨だろうが関係ありません）
パシャン、パシャンと水を進む音が、辺りに静かに鳴り響き、
　（実際は、能サークルの恐怖心をあおる不気味な声が（）
　　闇夜をさらに恐怖でみたします）
私はその音を確かめながら、一人ひっそりと己を対話するのです。
　（現実は、他の大学生達が、はしゃいで喧しい）

京都に来てから今年で5年目。
毎年のことなので気にしないでください