京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

近況報告(2)

2006年12月19日 23時14分55秒 | つぶやき
いきなり刑事課って、
話の筋として端折りすぎなのは分かってる。
だが、ホントこちとら手馴れたもんよ、要領はお手の物。
一切簡潔、無駄なく伝え、後は書類ができあがるのを待つのみよ

ここの鉄格子の窓には、落葉した街路樹と木枯らしがよく似合う
けれど、夏はアンバランス
なーんて思いながら、刑事さんの仕事を随時観察。
ってこの人、間違い多すぎー
判子代わりの拇印をペタン、ペタン、ペッタン、と計6箇所って、
仔ネコが足跡つけてもそんなに付かないにゃ

しかし、しかしである。
この刑事さん、なかなかの好漢である。
悪が蠢く暗黒街でさえ肩を切って歩くはずの刑事にしては、
みょ~うに腰が低い。
何よりも字が気に入った
誰しも己の字の一文字くらいは、かなり上手く書けるものである。
この漢の場合は、最後の「也」である

最後の一画において、
まっすぐ縦におろされた線は、
女性の肌を撫でるかのように滑らかに方向転換したかと思うと、
スピードを上げ一気に右端へと赴く。
そして最後の「払い」のために全身全霊をその一先に込めんがために、
上半身を沈み込ませて、その思いを一気に開放する。

すばらしい
すばらしすぎる
感嘆の吐息で、息をするのを忘れるくらいだ

きっとコヤツは、昭和の人情味溢れる刑事さんに憧れているのだな、
と目頭が熱くなるのを感じながら、
そんな彼ならば、我が愛する者のために、
ヤ○ザの巣だろうと、メイ○喫茶だろうと乗り込んで、
見つけ出してくれるに違いないと
落ち着き払った心をさらに静めて、

今晩はどの豆を挽いて
プチリッチな気分に浸ろうかと
愛車2号にまたがって警察署を後にするのであった。




あっち

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