さんくこすと

滋賀県栗東市の新幹線新駅建設問題はなかなか解決しませんね
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610310059.html

今まで投資した金を惜しんで、この先にそれ以上の損害が予想されるのに、計画を推し進めてしまうことを「サンクコスト効果」と呼びます。
（本当に反対派がサンクコスト効果に陥っていて反対しているのかは疑問ですが・・・）

またの名を「コンコルドの誤算」
（コンコルドの開発に莫大な予算がかかり、採算があわなくなるということが開発中にわかったが、それまでつぎ込んだ開発費を惜しんで、開発をつづけ、散々な結果に終わったということから）


こういったことは、研究者でもよくみられます
これからも結果がでるとは期待できないのに、数ヶ月、数年と頑張ってきたのだから、
それを無駄にしたくない、結果は必ずついてくると信じ、
研究を続けていき、どツボにはまっていく
これも一種のサンクコスト効果です


サンクコスト効果は遺伝的な影響というより環境要因がその原因です。
小さな子供では、惜しげもなくどんどん切り捨てることができるのに、
成長するにしたがって埋没費用を惜しみだし、サンクコスト効果がみられます。
これは、小さいころからの「もったいない」という教育によって形成されたと考えられます。

「もったいない」
国際語になりつつある、立派な言葉ですが、
もったいないと思う対象を間違えると、大きな失敗につながることがあることも
知っておく必要があります



ノーベル平和賞受賞者が提唱する「もったいない」運動
http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20050409A/


サンクコスト
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/cd2fbf92a9bcdade00ae76c1d6d9a71b