京都のいぬぅ

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沖縄旅行 琉球八社(3)

2007年10月13日 19時39分49秒 | その他の地域
識名宮


御祭神  伊弉册尊
     速玉男命
     事解男命
     午ぬふぁ神
     識名権現(女神)

「遺老説伝」によれば、識名村に夜々光輝することがあり、
大あむしられが検分をしたところ、洞内に賓頭蘆が一体安置されていたといいます。

琉球八社のひとつ。


識名宮はもともと琉球国時代、
尚元王(しょうげんおう)の長子、尚康伯(しょうこうはく)が病に伏せたときに、病気回復のために建てられた神社。

学問の神様として知られ、受験生もたくさん訪れます。


琉球八社などの神社では男が神職をしていますが、
もともと神に仕えるのは女性の仕事であるため、
沖縄では神主さんはお坊さんと呼ばれることもあるそうです。




識名宮洞窟(シキナグゥヌガマ)

奥行き約7m、幅約10mで、入り口が2カ所あり、
もともとこの宮は、拝所の裏側にある洞窟の中にあり、1680年に洞外に移築。
沖縄戦の時には避難壕として使われていました。


洞窟の中には竜宮の神様がいるといわれ、
ユタ(沖縄の霊能者)の道を歩く人はここを拝まなければならず、
ユタたちがよく来る場所でもあるのです。


沖縄の人にとってユタとは
「医者半分、ユタ半分」といわれるように
社会に浸透しています。
ユタは、神ダーリという病気な状態を経ることで、その能力を開花させます。
(線香や御願(うがん)言葉も自然と分かるようになるとか)
神ダーリは、人によって千差万別ですが、
寝たきりになったり、頭痛や拒食、幻視、幻聴に見舞われたり、
あるいは急に踊りだしたりと、
内地ならば精神科の世話になるような、一種、気が変になった状態です。
そして、他のユタに神様へのお取次ぎを手伝ってもらうなどをして
何年か後にやっと、道を開けるそうです。
道が開いたとき、夢の中に
白馬に跨り、純白の太刀を佩き、白装束で白髪の神であるウティンダ長老が現れ、
帳簿を見せてくれるそうです。
(ユタになる人は皆、見るとか)

そして、神さまの示す場所(御嶽)を回ります。


神ダーリになった人がすべてユタになれるわけではなく、
病院で薬を使われると、神さまは来なくなってしまい、
ゲレン(精神病らしい)になったりするそうです。



住所:  沖縄県那覇市繁多川






出雲大社沖縄分社

出雲大社の分社は北は北海道、南は沖縄まであります。
ここは沖縄らしくシーサーが守っています。

住所:  沖縄県那覇市古島1丁目16-13


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