恋する脳

今日は以前の話の補足です。

人は恋をすると変わります。
女性なんて特にそうで、ひとつ恋を経験して、
サナギから蝶へと美しくなった人を結構みてきました

恋をし始めのころはNGFという神経成長因子の濃度が高くなると以前紹介しましたが、
NGFというのは神経回路形成を促すものなので、
その結果、考え方や価値観の変化がおきることがあります

恋に夢中だと、自然と相手との共通点を求め、
相手の好きな音楽や趣味を自分も好きになり、以前の自分とは違う好みを持つことも
良くあることです。
NGFの増加というのはこの事実を反映しているのかもしれません

最後に私の好きな一節を紹介します
一般相対性理論を導き出したアインシュタインが将来妻となるミレーバに書いたラブレターですが、
恋をすることで、いかに人は変われるのかをよく伝わってくるないようです。

　　愛しい人よ
　　きみに出会う前　ぼくは一人で
　　どうやって　生きていられたのだろう
　　
　　きみなしでは　
　　ぼくは自信もなく仕事への情熱も
　　人生へのよろこびもありはしない
　　つまり　　きみなしでは　ぼくの人生は人生ではない