京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

選択肢が多けりゃ、人間は惑うんだよー

2006年11月02日 14時07分50秒 | 
突然ですが、あなたは海外旅行にいけるキャンペーンにあたり、いけることになりました
そのキャンペーンは2通りあります。
1、ハワイ、パリ、トルコ、アメリカ、中国の5つから一つ選んでいけます
2、ハワイ行ける(他に選択肢がない)

あたなはどちらのケースが嬉しいですか?


一般的に人は選択肢が多ければ多いほど、それだけ選べる範囲が広がり、満足度が上がると思いがちです。
しかし、実際はまったくの逆です

高級チョコレートの試食会で実験をしました。
一つめのケースでは、5種類のチョコレートを味見して、気に入ったものを1つ持って帰ることができます
二つめのケースでは、30種類のチョコレートを味見して、同様に気に入ったものを1つ持って帰れます
これら2通りのケースのときの被験者の満足度を調べると、
30種類のチョコレートの試食よりも、5種類のチョコの試食のほうが、断然満足度が高かったのです
同じ高級チョコにもかかわらず、30種類のチョコの味に対する評価は全体的に低く、チョコを持って帰らなかった人さえいました。
つまり、あまり選択肢が多いと、かえって満足度が下がるようです

はじめの例でも同じです。
ハワイにしか行けないのなら、はじめからハワイの良さを思い浮かべて、楽しむことができますが、
5つの国から選ぶときは、
ハワイの青い海もいいし、
パリのおしゃれな町並みにも引かれるし、
かといってアメリカのグランドキャニオンも捨てがたい、
というようにあっちもいいし、こっちもいいと目移りして
いざハワイを旅行したとしても、他の国にしたほうがもっと楽しめたかもと思い、
満足度がさがります

これは、就活する人にも当てはまります。
早くから積極的に動き回り、いろんな業種や企業をみて回り、
自分の可能性、選択肢を広げて、その中から最適の職種、企業を見つけようと頑張る人は、
自分にはここしかないなぁと選択肢をあまり持たず就活する人よりも、
明らかに内定も多く、いい会社に決まっているのに、
他にもっと自分にあった会社があったのではと、満足できない傾向があります


最高の選択肢を選ぼうと、頑張れば頑張るほど、
それがかえって幸福になるための足かせとなることがあります。
あまり他の選択肢があったと考えるよりも、
これで良し、と
ほどほどのところで満足し、
この先どうすればいいのかという未来志向に重点を置くことが
満足度と幸福感を高めるのに重要のようです

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2 コメント

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なるほど (京都のいぬぅ)
2006-11-13 11:46:16
選ぶことを純粋に楽しむのですね。
結果よりも過程そのものを喜びとする
それは、いい手ですね

今度、スウィーツ選びのときに、活かしてみます
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確かに (かめ吉)
2006-11-07 11:05:05
言われてみればそうかもしれない・・・
今まで考えてもみなかった。

でもお洋服はい~っぱい試着して、決めたい
うふふ。
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