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「平和の俳句」 まとめてご紹介 3月26日~3月31日

2016-04-04 13:10:02 | 平和について
「平和の俳句一覧」 中日新聞からです



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     3月26日

今現(げん)に九条貫く天皇あり


 斎藤信子(66) 横浜市中区

 <金子兜太>潔い句だ。作者の気持ちの込め方も、その対象の天皇のお姿も言動も、まことに潔い。今次大戦を深く悔いて、平和を願う天皇皇后。
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     3月27日

我々は丸裸だった過去がある

 稲本八重子(80) 愛知県江南市

 <金子兜太>作者は「戦争と伊セ湾台風でございます」と添え書き。諧謔(かいぎゃく)の味。
 <いとうせいこう>八十歳女性の、骨太な一句。その過去を忘れることなかれとの強い言葉だ。
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     3月28日

下萌(したもえ)がもちあげている平和です


 進藤ユミコ(67) 埼玉県狭山市

 <いとうせいこう>凍(い)てついた土を盛り上げて、春を示すのは下から下から生え出(い)ずる小さな草の力。平和はひとにぎりの人々が作るものではない。
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     3月29日

日の丸の和を的とする弓始め


松上(まつうえ)孝(75) 三重県亀山市

 <金子兜太>日の丸の和を的とは含蓄あり。元日、和を狙って始まる。
 <黛まどか>寒気の中、日の丸と弦音が印象的で、作者の平和への覚悟が窺(うかが)える。
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    3月30日

戦後という時いとおしむいとおしむ


 手塚立夫(たつお)(69) 千葉県八街(やちまた)市

 <いとうせいこう>何度もなでさするように、この時を大切にする。壊されぬように。
 <金子兜太>戦後七十一年。平和の恩寵(おんちょう)を山と頂いてきた。二度と戦争なぞあるな。
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    3月31日

学童の疎開の空にさくら咲き


 林美佐保(みさほ)(82) 東京都大田区

 <黛まどか>親から離れ学童疎開でやってきた地にも春が来た。空を埋めるように咲き始めた桜は、子供たちの寂しい心を埋めてくれたに違いない。
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又まとめて掲載しました

一番上の句ですが、選者の金子兜太さんの言葉
「悔いて」について・・
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今現(げん)に九条貫く天皇あり

 <金子兜太>潔い句だ。作者の気持ちの込め方も、その対象の天皇のお姿も言動も、まことに潔い。今次大戦を深く悔いて、平和を願う天皇皇后。
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昭和天皇の政治責任について、私は書いた事があります

金子兜太さんの言葉が何を意味するのかは
正確にはわからないのですが、「悔いる」という意味は何なのか?
始めたくはなかった戦争を、軍部が始めた
ネットやテレビなどから得た色々な話によると
軍人の中にも、又天皇をはじめとする様々な人々の
努力にも拘らず、戦争へと走っていく力を止める事が出来なかった
そして、それらの背景には「騙されて」「扇動された」
多くの一般の人達の後押しの感情があった

天皇陛下は「立憲君主」であって、「専制君主」ではない
そう聞きました
私は色々な知識はないままに、わかることとして
天皇の名の下に戦争を始め、天皇を利用して
国民に戦争の正義を謳った者達がいる、そう思っています
「物言えぬ天皇」という立場
しかも、国民の天皇に対する気持ちを利用して
戦争を正義にした者達の、天皇は犠牲者だと思えます

ですので、天皇が「悔いる」という意味がわかりません
最初から戦争を反対し、戦争にならないよう願った天皇が
何を悔いるかと言ったら「戦争を止められなかった」ことしかありません
ですが、軍部の暴走を誰が止められたのでしょうか?
軍部の中でさえ、戦争を止めようと努力した人達が多くいたそうです
ある意味、日本人も怖い人種だと思っています

隣国の韓国や中国は、今も尚
そういう日本を恐れているとの話も聞きます
確かに・・神風特攻隊の精神は怖いです
コメント
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