今日からちょうど100年前の大正四年(1915)11月10日。京都御所の紫宸殿において、大正天皇さまが即位大礼を挙行されました。
それを記念して、当宮御本殿の前に青銅製の一対の獅子狛犬像が、当時当宮近くにお住まいであった氏子さんや、商売をされておられた皆さんから奉納されました。
この、獅子狛犬像はいまも御本社の本殿前にあり、つまり本日、めでたく100歳となったわけです。
この獅子狛犬像は、鋳物師の房本辰之助の制作で、戦時中の金属供出の難も逃れましたが、獅子像の方は先の戦争の空襲の焼夷弾の熱等で破損し、尻尾の部分は溶解してしまいました。戦後、物資の少ない中、コンクリートで補修されましたが、その補修に用いたコンクリートは時代を物語るように粗雑なコンクリートであり、この獅子像は苦難の時代を乗り越えた、梅田の戦災を語る上で貴重なものとなっています。
戦災をくぐり抜けてきた大切な獅子狛犬ですので、これからも大事にし、お宮の護りとして、また梅田の護りとして、睨みをきかせて頂きたいものです。


それを記念して、当宮御本殿の前に青銅製の一対の獅子狛犬像が、当時当宮近くにお住まいであった氏子さんや、商売をされておられた皆さんから奉納されました。
この、獅子狛犬像はいまも御本社の本殿前にあり、つまり本日、めでたく100歳となったわけです。
この獅子狛犬像は、鋳物師の房本辰之助の制作で、戦時中の金属供出の難も逃れましたが、獅子像の方は先の戦争の空襲の焼夷弾の熱等で破損し、尻尾の部分は溶解してしまいました。戦後、物資の少ない中、コンクリートで補修されましたが、その補修に用いたコンクリートは時代を物語るように粗雑なコンクリートであり、この獅子像は苦難の時代を乗り越えた、梅田の戦災を語る上で貴重なものとなっています。
戦災をくぐり抜けてきた大切な獅子狛犬ですので、これからも大事にし、お宮の護りとして、また梅田の護りとして、睨みをきかせて頂きたいものです。

