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いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

音楽、読書、日常などなど
好きなこと、気になること
気ままに、なんでも☆
基本は淡白、熱い部分はとことん!

ゆるいところが○

2010年09月18日 | 読書
吉田修一著 『横道世之介』を読了。

全体的にゆるーい感じで、くだらなさも結構あったり。
もちろん深くて重いテーマも含まれてたりするんだけど。
こういう吉田修一もかなり好きだな。

ゆるーいとはいっても、
話が進むにつれて登場人物の何かは確実に変わっていって。
でも、変わらない部分がちゃんとあって。
うまいんだなぁと感心させられる作品でした。

青春モノに弱いわたし。

今回も、また明日からがんばろ とか、
やっぱり無理して背伸びしなくても
自然でいるのが一番だね
と思えました。

15年前だったら

2010年08月09日 | 読書
『半分の月がのぼる空』 橋本紡著を読みました。

昨年からこの作者の本がお気に入りなので、
完全版を図書館で見つけてやったぁ☆と。

読んでみて。。。

正直、イマイチな感じ。
語り手がころころ変わっちゃうのも、なんか読みづらくて。
夏目や亜希子さんも、もっとどんどん動いて欲しかったのに、
特に後半はごちゃーとしちゃってワケわからなくなっていったような…。

でもまぁ、ラノベ的にはこんなもんかなーって。

思えば重いテーマなのに、
よくラノベで取り扱ったよね、とも思うし。
そこが橋本さんなのかしら。
筋は綺麗にまとめてあったかな。

そして、主人公のバカっぽいひた向きさも
今大人になってみると「こいつ、バカ?」って思っちゃうけど、
同じく中高校生からみれば、応援したくなるかも?

たぶん、自分が中高校生だったら、
脇役には目もくれず
メインの2人にくぎ付けだったかもね。。。と思ったのでした。

手に取らずにはいられない?

2010年07月03日 | 読書
図書館で目についたので借りて読みました。

『29歳』日本経済新聞出版社から出ているアンソロジー本。
もちろんテーマは29歳。

ベタな感じ…と思いつつ、手に取っちゃった。
だって、29歳ですから。。。

読んでみて。
なぁんかぱっとしないなーというのが感想。
後半はまずまずな感じだったけど。

ただの好みの問題か。
そもそも29歳ってぱっとしない状況なんだろうか?
いやに不倫してる女が多かった気もするし(本の中ね)。

だけど、「そうだね~」と同意できるところもあったりで、
多少の心の栄養にはなった…かな?

『僕の明日を照らして』

2010年06月05日 | 読書
瀬尾まいこ著 の新刊を読了。

う~ん、すっきり爽やか☆とは言い難い話でしたね。。。

でも、この作者の書く文章がとても好きだし、
出てくる登場人物もいつもすごく素敵。

何が正しくて何がいけないなんて判らなくても、
毎日ちょっとずつ、どこか成長していけたら。
そもそも生きてるだけで、きっと人は毎日少しずつ
成長していけてるハズ!

そんな事を感じます。
前向きになれる気がするね。

『天国旅行』

2010年05月15日 | 読書
三浦しをん著 『天国旅行』読みました。

気がつけばほとんど読んでいた、三浦しをんの本。
「今回は面白かった!」と思うものもあれば、
「ん~、これはイマイチ」と思うものもあり。

今回は、「まぁ、良かったんじゃない?」ってのが正直な感想かも。
だけど毎作楽しませてもらってますよ。

にしても感じるのは
どんな書き方をしても文章が綺麗だなぁ、と。
バラエティに富んだ内容と、文章の綺麗さには
いつも感心。

あと、どんな内容であっても
作者の個人的な好みのポイントが垣間見られて面白いっス。
エッセイも読んでるからか、偏見を持ってるのかもしれないけど。。。

自分が好きな事を書く!というか。
きっと作者の中にはいろーんな妄想世界があって、
それを文章にしてるだろ、って感じ。

いや、褒めてますよ。

もちろん作家の世界は私には知る由もないけれど、
自分の好きな事をそうやって形にできて、
それでお金を貰って生きていけるなら
幸せだろうな。。。

と、20冊近く三浦しをんの本を読んで
毎回思うのでした。