いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

音楽、読書、日常などなど
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基本は淡白、熱い部分はとことん!

日の当たる場所の物語

2020年02月23日 | 読書
石田衣良 著 『コンカツ?』読了。

わたし、普段は「嫌なもの」についてあれこれ書きたくはない派なんですけど。
なにも、マイナスの感想をここに書き残さなくても…という考えなんですけど。

今回は書いちゃいます。
ひさびさに読み進めるのがイヤになるほどの本でした!
でも借りたのではなく、手に入れちゃったから我慢して読みました!
嫌な気分になるかたはここで読むのやめてね!!

とはいえ、ロクな感想を書くだけの文才はないのだけど。
あくまでも、わたし個人の感想、趣味趣向です。

いやー、酷い本だった!
まぁ…ドラマならいいのかもしれない。
それでもチープで先が読める感じだけどねぇ。。。

毎週末合コン行って、男が切れることはなく、当然その先もあり…って
どこの世界の話ですか。
そんな世界があるとしても、それって本で読みたいかな!?
凄まじく浅い小説だった。
なんの余韻も余白もない。
わたしはこれを、小説と認めたくないほど。

主人公は一流企業に勤めるキャリアウーマン29歳独身、
素敵なお部屋に住んで合コンに明け暮れる週末を過ごしているワケですが。

アラフォーになっても日当たりの良くない狭いアパートで誰にも出会わず日々を過ごす女もいるんですよ。

なんだよあれ。
「ある程度の年齢なら数人の異性と付き合い、その先もあり
これまでたくさんの経験をしてきた」
それが大前提で「それ以外はない」
という考えが主人公に見受けられるし
それって作者がそういう考えなんだろうなーというのが透けて見える気がした。

酷い。酷い。
怒り、悲しみ、悔しさ。
この本を読んで、それしかなかった。

完全に別世界の物語で、そうでは無いひとを切り捨ててる。
読書は知らない世界を体験させてくれる…って、そういうことじゃないだろ!?

これは日の当たる場所にいるひとの物語。
日陰があることを考えられないひとの物語。
そんな人間、いまや一握りなんじゃないの?
日の当たってない場所にいる人間のほうが、はるかに多いんじゃないの??

わたしは、この物語に共感できるひととは仲良くできないな。
あくまでも、イチ個人の想いです。

わたしとしては、物語によって
裏側を、日陰の部分を、奥底を、
覗くことが楽しみなんだけどな。
これはハズレでした。

だけど、各サイトのレビューはそれなりに賛否両論であるものの
Twitterでばばっと検索してみたところ、
かなり高評価でわたしは驚いていますよ。
ふぅ〜〜ん。。。

あくまでも!
わたし個人の感想ですけど。
なんの知識も技量もない人間の感想なんだけど。

とりあえず、次はアタリの本に会いたい…。

『チュベローズで待ってる』

2019年11月04日 | 読書
ずっと読みたいと思ってた本、やっと借りて読了。
ノッてきたら一気に読めました。

加藤シゲアキ 著
『チュベローズで待ってる』

期待し過ぎてたのか
思ったよりも軽いな、浅いかな?
結局前編?で出てきた雫やミサキ、亜夢はどうなってるんだ?
芽々ちゃんとかさ?
ちょっと中途半端じゃない??
と、あれこれ疑問やなんやかんや渦巻いて消化不良な気持ちもあるんだけど。

考えてみれば読書のリアリティなんて本気を求めなくてもいいんだ。
その世界に没頭できればそれで充分なんだ。
ありえないようなありそうな、物語を楽しめれば成功なんだ。

そういう意味では、読書の醍醐味を存分に体験できたなと思います。
読んだ後もあれこれ考えちゃってしばらく引きずるというか。
それってしっかり世界に引き込まれたってこと。
だからこれはこれで、当たりの読書でした。


著者が著者だけに、あれこれ思いを巡らせちゃうけど。
取材とかしてるのかな?
どうやって書いてるんだろ?
いつ時間作ってるんだろ?
頭の中どうなってるんだろ?
とかね。
それなりにジャニーズ好きな自分としては
加藤くんファンは大丈夫なんだろか?
なんて余計な心配というか、そんなことも考えちゃうわけですよ。
インタビューなどあるんだろうけどわたしがそれに触れてないから。

作家として結構好き。
でもジャニーズだってこともわかってるし、その点だって崩して欲しくないから。
大きなくくりで、頑張って欲しいな、負けないで欲しいなって応援してます。

(よく知らないくせに何様目線ですみません。。。)

今年1冊目

2019年01月14日 | 読書
ペースはとても遅いけど、年の初めから良い本に出会えました。

瀬尾まいこ 著
『そして、バトンは渡された』

相変わらずの突拍子もない設定。
いや、わたしが思うだけで普通なのかな?
いえいえ、なかなかの状況であることは確かだと思うよ。

だけどさすがの瀬尾まいこ作品。
淡々と静かに優しい空間が広がるのがとても好き。
優しく穏やかな気持ちになれるよ。

設定の特殊さなんて作品や世界に関係ないのだと思う。
世界の核、空気が大事なんだなって。
そこがいつも変わらないから、大好きです。

今年も「大好きです」と言える本、音楽、ジャンルを問わず出会いが
少しでも多くありますように。。。

『傘をもたない蟻たちは』

2017年04月29日 | 読書
加藤シゲアキ 著 『傘をもたない蟻たちは』読了。

以前、なんとなく『Burn.-バーン-』は読んでみたんですけど。
その時の感想は、「あ、なかなかちゃんと本だわ。結構良い、面白いかも」だったんですよね。
やっぱり、ジャニーズであるという話題性で売れたり評価されてるんだろなーという
ちょっとした偏見を持っちゃてましたから。

今回は、前回なかなか…と思ったことも踏まえて手に取ってみた。
まず、タイトルがわたしとしては気になるところ。なんか素敵。こういうの好き。

んで感想なんですけど。
これ、ヤバくないですか?
(語彙力に問題大アリですみません)

なんていうか、衝撃を受けました。
凄く面白かった。
短編集で、ストーリーとしてはどちらかと言えば「厭な感じ」「後味良くない」話ばかりを集めてるんだけど。
そのあたりも含めて、凄いわこれは。。。と思っちゃったのです。

解決したような、していないような。
全然すっきりしない読了感。
読書好きのひとへ、お勧めしたい本です。

勿論ね、読書ってとても個人的なものだと思っているから。
好き嫌いはあるでしょうけど。
ジャニーズのアイドルってことを忘れて多くのひとに読んでいただきたい、「作家さん」ですねー。

って、こんな感想が出るってことがまず、わたし自身が偏見持ってる証なのかもだけど。
今後も新刊出たらチェックしよう!と思えるくらいには、気に入っちゃったのです。

ちなみにわたしは、NEWSのメンバーは
ここ数か月で漸く判別できるようになったくらいの疎い人間です。
中でも加藤シゲアキは顔全然覚えられなかった…。
本読んでても、実は顔覚えてなかった。。。

2016年 まとめ 【読書篇】

2016年12月30日 | 読書
このまとめも久しぶり…。
まずは今年の読書の話。

とはいえ、今年は本当に!!!読書量が少なくて。
猛省しております。

年間目指せ100冊なんて掲げてた時もあったのになぁ。。。
さすがに100冊は相当頑張った記憶がありますけれども。
今年はなんと48冊なのです…。

原因としては、引越しまして。
通勤時間が減りまして。
電車に乗ってる時間が減ったため、読書時間も減ったのですけど。
言い訳なんだよね〜。。。

本当に読書が好きっていうなら、読めるはずじゃん!って思うのよ。
反省です。。。

しかもさらにダメダメなことに、コレって本を選べなかった…。
なんだか、どの本も「素晴らしいー!読書最高★」
って気分になれなかった。。。

なんかもう、以前のように数冊ピックアップとか、
ブログ見てくださるかたに失礼な気がして出来ないよー。
なんだったんだ、わたしのこの一年の読書(泣)。

これはわたしが悪いのか、はたまた本が悪いのか。
セレクトした自分が悪いんだろうな。
あとは、全然読書に身が入ってなかったとか。

ほんとこの一年、読書に関しては反省点ばかりです。
来年は充実した読書ライフを送れるよう、精進します!

まずはー。
月約5冊を目指して、年間60冊いけたらいいかな。
読書って、量ではないんですけどね。。。