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いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

音楽、読書、日常などなど
好きなこと、気になること
気ままに、なんでも☆
基本は淡白、熱い部分はとことん!

『リテイク・シックスティーン』

2010年03月01日 | 読書
先日図書館に行ったら
豊島ミホの新しい本がある!しかも長編だ!!ということで読んだ本。

「リテイク」なのかどうなのか、
その辺の謎?は結局うやむやなんだけど
読んでいてすごーく自分の高校生のころを思い出しました。

進路選択の状況とか、「あぁ~、そうそう!」と思ったり。
すっかり忘れていたことも、ぶわーっと出てくる出てくる。

自分の高校生の時のことを思い出しながら
「そうだよね、あの頃はまだまだ何にでもなれる可能性はあったのにね」
って何回も思っちゃった。

私も当時の狭い世界の中でではあるけれど、
コドモの頭なりにいろーんな事を考えた結果として
大学を選んだり就職を決めたりしたハズだったけど。
結局何にもなれてない。

「もう一度」が可能ならやっぱりここなのかな…
と真剣に考えてしまった。

いいお話だったけど、切なかったです。
…相変わらず私が少し病んでるからか?


豊島ミホは短編作品が多いけど、
私としては長編をたくさん書いて欲しいなぁ。

おたまじゃくしが降る前に

2010年02月14日 | 読書
『海辺のカフカ』村上春樹 著を読了。

正直最初見た感じでは
厚くてすこーし不安だったのだけど。

杞憂でしたわ。
村上春樹の文章ってほんとにすごく!読みやすい。
内容を理解できているかどうかは怪しいですけどね。
いや、理解できてないけどね。

しかし!とても面白く読めたから良し☆でしょう。

ただ、一つ妹に言われたこと。

夏ごろだっけ?石川県でおたまじゃくしが降ったのは。

あのニュースの前にカフカ読んでおけば
ニュース聞いたときに大興奮だったのに!
って。

確かにねぇ。少し残念であります。

奇妙な小説の出来事が
現実に起きたちゃったんだから。
すごいとしか言えないわ。

キャスティングあれこれ

2010年01月28日 | 読書
『地虫鳴く』 木内昇 著を読了。

新選組にまつわる複数の人間の視点から書かれた時代もの
といっておきましょうか。

いろんな主義思想があるわけだけど、
みんなそれぞれ思い描くものがあるということで
なにが正解とか間違ってるなんて、ないんだよなぁ
ということを感じた小説でした。

なんていうか、あの時代の混沌というか
閉塞感みたいなのがずーっとあって。
そして解決した!という気分にもならないし。

でも、それでもなんだかとても、良い本でした。
ろくな感想を言い表すことができなくてはがゆい~。


ところで、新選組関係を読むと
頭の中でかつて自分が目にした漫画やらドラマの登場人物が動きます。

みんなごちゃ混ぜで自分でも「なんだこれ。。。」って思ってた。

ちなみにこのあたりの漫画は今どうなってんだろ?

2009年まとめ〈読書編〉

2009年12月31日 | 読書
2009年は合計83冊の本を読みました。

だいたい毎年これくらい。
「これなら年間100冊行けるんじゃ?」と思って去年はジャスト100冊頑張ってみたところ、
やはりどうも質より量を求めることになってしまい、
今年は自分の読みたい本をじっくり読んだのでした。

図書館で借りる派なので、新旧ごちゃ混ぜだけど
勝手に09年ごく個人的ベスト3の発表!!

■第3位
 『1Q84』BOOK 1 BOOK 2 村上春樹

正直3位くらいになると迷うなぁ。
しかもとてもベタな気がするけど、入れちゃいました。
実は村上春樹の本を読んだのはこれが2冊目で。。。
最初の1ページからぐっとひきこまれて面白いので、これからいろいろ読みマス。
かの大ベストセラー『ノルウェイの森』もついこの間読んだけど、良かった!

■第2位
 『映画篇』 金城一紀

基本さわやか、後味の良い話が好きなので、お気に入り☆
ラストの話はほんとーに、いい話だ・・・と何度も思う。
1月に読んで、「これは今年のナンバーワンだ!」ってずっと思ってたのにね。
残すところあと少しで、負けちゃった。

■第1位
 『九つの、物語』 橋本紡

この作家は今年初めて手に取ってみた人で、
どれも、思いがけずよい本に出会った!という気持ち。
私にはこれが一番でした。ラストのあたりではかなりうるうるきたよ。
まぁ、少しキザと言えばそうかもしれないけど。。。
私自身が「こういうことを大事にして生きていきたい!」と思うところが多くて。
ものすごく筆者の「伝えたい気持ち」が感じられる本。


ということで並べると、
なんかすごく偏ってるなーって感じのランキングですな。
今年はあまりミステリを読まなかったしね。

来年も、良い本に出会えますように!

スポーツ

2009年12月11日 | 読書
漫画の『タッチ』や『スラムダンク』はとても好き。いや、アニメも好き。
でも、スポーツを題材にした小説となると、苦手なんです。

そもそも、スポーツものの王道パターンって、なんやかんやの末に何故か(?)主人公が成功してしまう訳でしょ。
それを文章でずーっと追っていくってのがどうにもね。だからあまり読まない。

しかしそんな私も、佐藤多佳子著『一瞬の風になれ』を今週は読んでみた。
話題になった当初はやっぱり興味が持てなかったけど、最近図書館でようやく借りられる状態になってきたのと(予約いっぱいでいつもないのだ)、
妹に勧められたのもあって。

感想は…正直最初は読みづらかった!
この作者の本は過去に3冊くらいは読んでるけど、どうやら文章がいまいち私には合わないようだ。
面白くなったのが2巻のラストあたりかな。。。
んで3巻はさすがにのめり込んで、楽しく&面白く読めました。
児童文学的な感じでいいかもね。
もっかい最初から読み直したら、もっともっと深いかもしれない。

でもどうしても比べちゃうのが、三浦しをん著『風が強く吹いている』。
個人的にはこっちのが断然イイ!

こちらもスポーツものだからどうかなぁと思いつつも、三浦しをんは好きでほとんど読んでいるので2年くらい前に読んで。
熱い青春モノが好きな私にはドツボでありました。。。
行間からひしひしと伝わる、作者の自分の愛するモノへの熱すぎる想いにもヤラレルんだよねぇ。

とりあえずスポーツものの小説だって、良いものはある。
今後どんどん読んでいくかは…不明。