いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

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ミッドナイトスワン

2020年10月05日 | 映画
7ヶ月ぶりに映画館で映画。
観たのは ミッドナイトスワン。

映画の感想は。。。
正直、映画としてはどうにもあと一歩な感じがしたかな。
もちろんわたし個人の感想。

2時間じゃ無理があるけどね。
なんだか「描ききれてない」感がすごくて。
もっと もっと、たくさんの事が詰まってるのに出てこない。
そこは、観たひとに委ねるということなのかもしれないけれど。

それでも、感じることが多すぎた。

わたしには、遠い世界。
勿論、エンタメである映画だし「物語」だなぁって思う。
だけど、リアルがあった。

心温まるシーンも勿論あるけれど、基本的には辛くて暗いストーリー。
登場人物みんな、辛くて痛くて見ていられない気持ちだった。
すべてではなくても、あの世界が現実なひとも、この世にはたくさんいるんだろう。
出てくる人物が、少しずつ、わたしにも重なっていた気がする。

とにかく強く思ったのが
「ひとが生きることはなんと難しいんだろう」
ということだった。

男でも女でも
老いも若きも
独身も既婚も
貧乏も金持ちも
有名人も一般人も
子どもがいてもいなくても
どんな職業でも立場でも
どんな場所に暮らしても

◯◯である、ということは
◯◯でない、ということ。

そうすると、分けられる。
分けたら、大小が生まれたりする。
多数と少数ができる。
そして、大きいものが正しいものであるかのような錯覚に陥る。

みんなおんなじなのにね。
みんな、何かしらどこかにカテゴライズされて
その中でもがき苦しんでいるのにね。

自分とは違う「◯◯でない」モノヘ
みんなが目を向けられたらいいのに。

そもそも、思い描いていた自分を生きている人間なんてどのくらいいるんだろう。
本当に自分を満足に生きられる人間なんてどのくらいいるんだろう。

なんて、ひとが自分を生きるということは
難しいことなんだろう。

だから、
ただただ、日々を生きているだけで
それでいいのかもな
そんな思いが溢れてくる時間だった。

ミッドナイトスワン
観て良かった。
こんなにも感じることができて、良かった。


春夏は映画館に行くのも躊躇してたけど、
どうせ独りなのだし、またちょくちょくササッと行きたいな!
予告とかチラシ(フライヤーっていうの?)見ると次観たいの出てくるしね!

そうそう
つよぽん(昔っからこう呼んでる)は思ったよりも
綺麗すぎないトランスジェンダーで、
凄かったです。
でも綺麗で、やっぱり元が綺麗なんだなって(笑)。