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いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

音楽、読書、日常などなど
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気ままに、なんでも☆
基本は淡白、熱い部分はとことん!

時代小説フェア☆

2011年09月11日 | 読書
開催中!
ごくごく個人的に。。。
とはいえ他のジャンルも挟みつつ。

まずは前からちょっと読んでみたかった
『天地人』火坂雅志 著
を読みました。

思えば大河小説~!ってものを、読んだことあったけ?
って状態だったし、初めての作家なので大丈夫かな?
と思ったけど、面白く読みました☆

ちなみに、司馬遼太郎を何冊も読んでいるので
歴史小説は読んでますね、わたし。

『天地人』は。。。
上巻の中盤から下巻の最初が、個人的になぜだか盛り上がったなぁ。
それ以降は正直あんまり…。
んでも、全体として面白かったけどね。

なーんか、兼続&景勝お二人の個人として、主従としての魅力が
分かりにくいな、と思って。。。
なんつーか、きれい過ぎというか出来過ぎというか、
聖人君子に描かれ過ぎなのでは?
と、根本的なところ、間違ってるかなわたし…。

まぁ、大河小説なので。
どんな人物であれ、主人公は正しく、きれいに描かれるモノなんでしょうけど。。。
主人公目線なんだしね。

直江兼続といえば!
家老なのに(?)歴史の資料集にもばっちり上杉氏として
名前載ってるくらいの人物なんだから。
そりゃぁ素晴らしい方なんでしょう。うん。

いまさらだけど、久しぶりに戦国時代のお勉強できたようで、
よかったです。

それにしても思うのは。
関東一の美青年、景虎さまは
どんだけ美しかったんだろう。。。

なにせわたしが戦国時代の知識を得たのはやはり
『Mラージュ』なのでねぇ。

と、この話は次回にします。

『女に生まれてみたものの。』

2011年08月20日 | 読書
『女に生まれてみたものの。』菅野彰著
を読みました。

うーん、このひとのエッセイ、もっと面白かったと思ったけどなぁ。
小説、読んだことないんだけどね。。。
ものすごく久しぶりだったせいなのか?
あんまりおもしろーい★という気にならなかったな…。

でも、それは「抱腹絶倒」という意味での面白さの話で。
いろいろと興味深いお話にもたくさん出会えました。

長州と会津の禍根のお話とか。
恥ずかしながら、初耳でありました。
140年以上の時を経てなお、その意識現代人にも根強く。

やはり郷里の風土、教育などといったものは、
そのひとの中のとてつもなく大きな一部となるのだなぁ、と感じました。
日本人が、同じ日本国内で訪れられない地があるなんて!

中国、韓国の人びとから日本が恨みをかうのも
無理からぬ話よね…と改めて気付かされます。

そして逆に
わたし自身は、郷土にそこまでの愛を感じているか?
という問いも生まれました。
ん~、答えはノーだろうか。。。

現在、ちょっとした歴史物ブームのわたしなので
そういった点でも偶然の符合でありました。


とりあえず。
題名と内容はあまり一致しているとはいえない本だったような。。。

デートと別れ

2011年06月25日 | 読書
『おしまいのデート』瀬尾まいこ 著 を読了。

このひとの本はたぶんほとんど読んでます!

すごくふんわりとやさしい気持ちになれる本ばかり。
でも、きれいごとばかりじゃなくて
「あらまぁ」なんて思っちゃうような、
ちょっとズレてたり、ほんのり暗い部分もあったりして。

ある意味、普通の世界を描いていて
いつも勇気をもらって、元気になれるお話たちです。


今回の本は。。。
短編集だけど、一貫してるテーマが「デート」かな。

だけど、私は最後の一話を読むまでは
テーマは「別れ」だと思ってた。

なんかすごくそのテーマに沿ってきれいにまとまってるから、
最後の一話が私としてはすごく違和感あったくらい。

でもね、いいのよテーマなんて。
みんなとても面白く読めたことは確かなんだから。
装丁もかわいいね☆

『クランクアップ丼』は
電車の中で読みつつ、泣きそうでした。。。

ぼんやり しあわせ

2011年06月18日 | 読書
『思いわずらうことなく愉しく生きよ』
江國香織 著 を読んでます。

江國香織の本は20冊近く読んでるけど。。。

みんな大体において浮気、もしくは不倫してるし
登場人物の女にちっとも現実感ないし
「こんな女ほんとにいたら怖いよ!」
ってな感じでみんな狂気らしきものを受けるんだけど。

それは何となく現実的な、冷静な視点からの
一方的なものの見かたであって。

その一方では

現実感なくて
地に足がついてないというか、
地面から3センチくらい浮いているような女たち。

狂気じみてるようだけど
彼女たちはみな、幸福なのです。

うすらぼんやりとした世界のなかで、
みんな、淡い幸福の光に照らされている
そんなイメージを常に受けます。

普通に考えると
ちょっと普通じゃない登場人物たちも
わたしはすごく「うらやましい!!」って思っちゃう。
あんな風に生きられたらなぁ…って思うこともしばしば。

そして
そんな世界に浸かりたい気になって
いつもいつも読むのでした。


いつもと違う世界を感じる。
これぞ読書の醍醐味ですね☆

マイベスト☆作家

2011年04月15日 | 読書
やはりこの10年ほどで一番読んでいる作家は
東野圭吾です。30冊くらいかな。

作品数の多い作家なので
これでも読んだ数は少ないけれど。

でも、特に直木賞を獲ってからというもの、
図書館の蔵書はだいたい出払っていて。。。
さみしい思いをしていだけれど(買ってもいいけどさ)
このところ行くたびに未読の本に出会えたので、
3冊読みました!やった☆

まずはドラマにもなった『流星の絆』。

うーん、もはやパターン化?ってくらい
東野圭吾!という感じ。
でも、やっぱり読みやすくていいです。
パターン化されても、先が読めてもいいんです!

次が『浪花少年探偵団』。

かなり初期の作品だけど、
やっぱり作家って進歩するものねぇ…って思えた作品。
つまり、未熟な感じ?(←失礼)
2冊目もあるので、一応出会えたら借ります。
「東野圭吾作品は読む!」って決めてるので。

今週読了したのが『さまよう刃』。

3冊のなかではこれが一番私の好みだ!
出版された時、新聞で紹介されてて
ずっと気になってたのよね。
重い話だし、救いはないかもしれないけど、
ある意味綺麗なラストだったんじゃないかなと。


東野作品は、もちろん作風はいろいろ。
でも、ミステリ!って感じになると
正直後味の悪いものも多いと思う。
正義と悪でいったら、どちらかと言えば
悪にスポット当ててる方が多いような。
殺して刻んだりも、もはや普通??

いつも、「よくこんな(悪い)コト思いつくな。。。」
って思いながら読んでます。
むしろ、それを味わいたくて読んでるのかも。
個人的な好みで言ったら、
感動路線よりも重くて救いなしの方が好き。


とにかく読んでるそばから新刊が出るので、
これからも頑張って読むぞー。

それから、東野作品はいっつも美女ばっかだな。。。
って思うのは私だけ?