決算書や試算表の数字を前期(前年の同じ時期)や前月(当期の各月)と比較してみると、様々なことがわかってきます。
【貸借対照表】
貸借対照表の各項目は一定時点(ほとんどの企業は月末)での残高を表します。残高ですので一定期間の増減の結果です。
●現金預金
増えているほうがよいに決まっています。しかし、増えているのが当然という場合(増えているからといって喜べない場合)もあります。月末に支払いをしている場合には、月末が休日(土・日・祝、年末)であれば支払いが翌月になることから現金預金の残高が増えます。また、「借入金をした」「遊休土地や株などを売却した」直後は現金預金が増えます。
●売掛金
事業規模が拡大していれば売掛金も増えます。しかし、事業規模が一定していても回収期間が延びている場合には増えます。また、入金日が月末で月末が休日(土・日・祝、年末)であれば増えます(入金が翌月にずれこみます)。
●棚卸資産(商品、製品など)
事業規模が拡大していれば棚卸資産も増えます。事業規模が一定していても不良在庫が積み上がると棚卸資産も増えます。
●買掛金
事業規模が拡大していれば買掛金も増えます。事業規模が一定していても支払期間(納品から支払いまでの日数)が延びている場合には増えます。また、月末に支払いをしている場合には月末が休日(土・日・祝、年末)であれば支払いが翌月になることから増えます。
●借入金
借入金の残高ですので簿記会計の知識がなくても把握することができます。契約書や返済予定表の金額を足せばよいのです。新規の借入れがなく約定どおりに返済していれば減り続けます。
【損益計算書】
損益計算書の数値は一定期間の累計額です。決算書は1年、試算表は1か月です。
●売上と仕入
これは説明するまでもないと思います。大切なのは「売上-仕入=粗利」です。
●販売費及び一般管理費
いわゆる「経費」です。勘定科目の数が多いので、どの経費がどの勘定科目に属するかを明確に理解しておかなければ比較をしても増減の意味が理解できません。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★増減理由を言葉にしてみる
比較するのは数字かもしれませんが、比較した結果を言葉にする必要があります。箇条書きでもかまいません。言葉にするにつれて一定の傾向が鮮明になってきます。そうなれば、自社の問題点や今後進むべき方向が見えてきます。
【貸借対照表】
貸借対照表の各項目は一定時点(ほとんどの企業は月末)での残高を表します。残高ですので一定期間の増減の結果です。
●現金預金
増えているほうがよいに決まっています。しかし、増えているのが当然という場合(増えているからといって喜べない場合)もあります。月末に支払いをしている場合には、月末が休日(土・日・祝、年末)であれば支払いが翌月になることから現金預金の残高が増えます。また、「借入金をした」「遊休土地や株などを売却した」直後は現金預金が増えます。
●売掛金
事業規模が拡大していれば売掛金も増えます。しかし、事業規模が一定していても回収期間が延びている場合には増えます。また、入金日が月末で月末が休日(土・日・祝、年末)であれば増えます(入金が翌月にずれこみます)。
●棚卸資産(商品、製品など)
事業規模が拡大していれば棚卸資産も増えます。事業規模が一定していても不良在庫が積み上がると棚卸資産も増えます。
●買掛金
事業規模が拡大していれば買掛金も増えます。事業規模が一定していても支払期間(納品から支払いまでの日数)が延びている場合には増えます。また、月末に支払いをしている場合には月末が休日(土・日・祝、年末)であれば支払いが翌月になることから増えます。
●借入金
借入金の残高ですので簿記会計の知識がなくても把握することができます。契約書や返済予定表の金額を足せばよいのです。新規の借入れがなく約定どおりに返済していれば減り続けます。
【損益計算書】
損益計算書の数値は一定期間の累計額です。決算書は1年、試算表は1か月です。
●売上と仕入
これは説明するまでもないと思います。大切なのは「売上-仕入=粗利」です。
●販売費及び一般管理費
いわゆる「経費」です。勘定科目の数が多いので、どの経費がどの勘定科目に属するかを明確に理解しておかなければ比較をしても増減の意味が理解できません。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★増減理由を言葉にしてみる
比較するのは数字かもしれませんが、比較した結果を言葉にする必要があります。箇条書きでもかまいません。言葉にするにつれて一定の傾向が鮮明になってきます。そうなれば、自社の問題点や今後進むべき方向が見えてきます。