春。舛添厚生労働大臣が新型インフルエンザについて毎日毎日記者会見をしていた。その頃はまるで他人事であった。
その後、感染力が弱いとか重症化するのは持病がある人だけとかいう噂が広がり、一時話題にならなくなった時期もあったが、日本国内でも感染者が増えて死者も出るようになって、夏にまた注目されだした。
秋。政権も厚生労働大臣も変わった今、持病が無い人が亡くなったとかひとつの学校で500人も感染者が出たとかいうのに、未だにワクチンが認可されていないというなんだか大変な状況を迎えようとしている。
長女「ひいちゃん」の通う幼稚園では、新学期早々インフルエンザの感染対策に関するお便りが配られた。家族に感染者が出たり、兄弟が通う学校や幼稚園、保育園が学級閉鎖や休校になったら、園児が元気でも登園させないでくれという内容であった。
それを読んでも、一応危機管理のために文書を配布しただけだろうと気楽に考えていたのだが、インフルエンザはもうそこまでやってきていたのだ。
アタシの家から幼稚園までおよそ400m。その間にあるアタシの母校であり娘たちも通うであろう小学校で学級閉鎖が出たというのだ。直線距離で100mしか無い。毎日の通園ルートでもあれば、北風が吹けばその小学校の埃が飛んでくるような距離でもある。既に我が家の中にも新型インフルエンザ菌が1菌、2菌くらい舞っていてもおかしくないのだ。
娘たちが大きくなる過程で、風邪やそのほかの病気にかかる覚悟は出来ているが、まだ生後1ヶ月の乳飲み子がいる上にワクチンも出来ていない状態で新型インフルエンザに罹ってしまうのは恐怖である。
それでもきっと来てしまうのだろう。上2人の娘たちは公園で遊び、指を舐めたりしているわけで、家に帰ってから手を洗わせても除菌には限界があるからだ。
罹る覚悟はできている。
死んだり、後遺症が残ったりせず、1週間くらいで治ることを祈るのみである。
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