暑い、暑い。
家の中にいても暑い。
どうせ暑いのならと、出掛ける。ママのいない土曜日、21日のこと。
車で20分くらいの隣町で"上三川サンフラワーフェスティバル"というお祭りをやっていた。
街起こしのイベントだね。
ステージの前に大きなテントがあって、テントの下のテーブルとイスに、敬老会でも招待したかのように老人ばかりがざっと150人くらい座っていた。
いくらテントの下で直射日光が当たらないとはいえ、この暑さでは干からびてしまいそうで心配な状態である。
「ひいちゃん」「ふうちゃん」は干からびることは無いものの、暑そうに眩しそうにひまわり畑まで歩いていく。
展望台の柵によじ登って得意気な「ふうちゃん」。
遠くを見ているが、その先までひまわり畑。
ママの実家の近くでも毎年"那珂ひまわりフェスティバル"という催しがあり、行ったことがあるが、そこのひまわり畑より広くて壮観である。
ただ、ひまわり畑の周りには何も無い。
なので、老人の陣取るテントまで戻って"いつものヤツ"。
そう、かき氷。
テントのイスは満席なので、かろうじて日陰になっているところにウ○コ座り。
暑い中、大好きなかき氷をガツガツ頬張りたい二人なのだが、先がスプーンのような形状になっているストローではうまくすくえなくて悪戦苦闘。
必死の形相で格闘している。
とても見ていられないと、アタシがすくって「ふうちゃん」に食べさせようとするが、『ダメ~!("「ふうちゃん」がやるの~"の意)』と断られる。
見ているアタシも歯痒い。それ以上に思うように口に運べない2人も歯痒い。
"もう早くして~"と思うが、どうせ暇なので、時間がかかっても黙って見ている。
ただ、暑い、暑い。
ひまわりだけでなく、アタシも目が廻りそうだ。
それにしても暑かったんですが、暑い方がひまわりには合いますよね。
あのお年寄りたちは、何時間もあんな暑さの中にいて無事だったのかな…