今日、ママが入院しました。
いろいろな説明もあるので、アタシも仕事をお休みして付き添い。昨日までママは仕事をしておりましたが、入院するのは判っていましたし、前もって入院のしおりをもらっていたので準備万端かと思いきや、出発間際になってアレがない、コレはどうしようとバタバタする始末。
ま、いつもと変わらないママといえばママなのですが。
で、最近は医療ミスとやらを訴えられて裁判になったりすることも少なくないこともあって、全身麻酔の説明や手術の内容についての説明も丁寧で長く、その説明を受けたコトやさまざまな危険性も含めて了承するコトの同意書を書かされたりして、嫌でも重々しい気分になります。
手術についていえば、これまでの検査などから悪性腫瘍とその周辺を切除する予定ですが、センチネルリンパ節を術中に調べて(生検して)転移があればそれらのリンパも切除するそうです。
また、MRIなどの画像で見る限りは12~13ミリの腫瘍ではあるけれど、稀に画像には写らなかった部分にもがんが広がっていることもあり、その時は広範囲…場合によっては全摘に切り替えることもあるという説明も受けました。
術後の治療については、手術でどの範囲の摘出になるのかや摘出した腫瘍を調べてどの治療が効果的ながんなのかの結果を踏まえて提案させていただくこのこと。医師の意向はあくまでも提案であって、最終的にどの治療を受けるかは患者と家族だということです。
おおまかに言えば、ホルモン剤による治療、抗がん剤による治療、放射線照射による治療のいずれか、もしくはそれらの複合が治療の選択肢になります。これまでの検査では、今回のがんはいずれの治療でもある程度の効果はありそうだとの結果。ただし、抗がん剤の治療に関してはメリットとデメリット双方持ち合わせているので、それを説明した上で判断していただきたいとのことでした。
治療の詳しい説明は、摘出した腫瘍を調べた結果が出た後でとのことで、現在は手術の結果待ちといったところです。
乳がん以外のがんであれば、完治(一応の治癒)というのは再発や転移が5年間起こらなかったこととされていますが、乳がんの場合は増殖が遅いなどの理由でそれは10年とされているとのことです。
現状ではステージ1と考えられますが(切ってみてそうでは無い可能性もあるけど)、ステージ1で摘出をしている人の9割が再発や転移も無く10年を経過しているとの説明でした。ただし、この比率は医師の勧める治療を受けた場合の結果で、その通りの治療をしなければ割合は下がるとのことです。
でも勧める治療をしても1割の人は再発や転移が現れること、その通りの治療をしなくても無事に10年を経過する人もいることから、あくまでもこれまでの結果の割合であって何をすれば再発しないという絶対的なことは判らない、その人の体質やその腫瘍によって変わるものなので、データとしては提供をするけれど最終的に治療法を決めるのは本人や家族ということなのです。
そんなこんなの説明を受け、まずは手術をしてみないことには判らない部分が多いことがよく判りました。
入院してしまえば、もうママはまな板の上のコイ状態。無事に手術が終わるのをただ待つだけです。
でも、そんな待ち状態っていうワケにいかないのが、ママのいない日々を過ごす我が家の娘たち。
長女の「ひいちゃん」と次女の「ふうちゃん」はママが出産の際にママのいない日々を経験しています。
特に「ひいちゃん」は次女、三女の出産と2回経験していますし、年齢的にも物分かりが良いので、しばらくパパやばあちゃんやじいちゃんと過ごしていればまたママは戻ってくると理解しています。
次女の「ふうちゃん」は三女の出産の時はまだ1歳5か月だったので、それだけ覚えているのか判りません。もともと飄々としていて何を考えているのか判らないことが多い「ふうちゃん」。パパやママが『悪いところを取ってくる間、病院にお泊りするからいい子で待っててね』という説明をすると『わかった』と言うのですが、この判ったが一番不安でもあります。
ただ、「ふうちゃん」はお姉ちゃんである「ひいちゃん」をリスペクトしているので、「ひいちゃん」と同じように普段通りにして待っててくれるのだろうとは推測がつきます。
もっとも不安なのはやはり三女の「みいちゃん」です。
今までママがいない日が続いた経験を持っていません。ママが飲み会で、夜はパパと過ごして寝てしまっても次の朝にはママがいましたし、ママの出勤が朝早くて起きる前に出掛けてしまっても夜にはママに会えるという日々を過ごしながら3歳6カ月を迎えてようとしています。
3人娘の中では知恵がつくのが最も早く、歌を覚えたり、自分の想像で絵本を読んだりしますし、いっぱいいっぱい今日あった出来事を聞かせてくれます。
ただ、頭が良いだけにどうすれば甘えられるのかも判っていて、ウソ泣きをしたり、人のそばに寄ってきては『ママ大好き』とか『パパ大好き』とか相手を喜ばせるようなことを言って取り入ろうともするのです。
「ふうちゃん」と仲良しなくせにライバル心もあって、ケンカや物の取り合いもしょっちゅうですが、泣くことで自分が勝てることも判っているずる賢い面もあります。
今日の夜、ママの絵を描いて『ママに持っていく』と言い出しました。もう面会時間も終わる頃でしたので、『今日はもう病院終わっちゃったよ。明日ね』と諭しましたが『やだ~、持っていくの』と泣きだしました。おそらく何か理由を見つければママに会えると考えて絵を描いたんだと思います。
結局、明日持っていくことで落ち着いて今は寝ていますが、何日我慢できるか、不安は大きいです。
娘たちも我慢を覚えて、頑張って過ごしてくれることを願っています。
今日の画像は新婚旅行で行ったハワイの夕焼けとラスベガスで見たストリップショーの看板です。当時ママは33歳。ほっそりとしていて素敵ですね。
あの頃には戻れませんが、写真を見るといろんなことが思い出せて楽しいです。
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