爆睡するママと、そのプニプニのお腹を枕に眠る三女。
アタシの身体が痛いのなんて察してもくれません…。
思い起こせば先週の日曜、"宮っ子パレード"の日。
その日アタシは朝から月に1度のゴルフに行っていました。真夏の暑さの中でラウンドし、お風呂にも入らないままママの指令通りに午後3時過ぎには家に戻り、その日のブログの通り宮祭りで踊る「ふうちゃん」を、ビデオカメラとデジカメをそれぞれの手に持って、2曲フルコーラスの間両手を挙げたまま撮影をしました。
帰りの車中では内心クタクタなワケです。でもそんなことを言ったら、『好きでゴルフに行ったんでしょ』とママに諭されますので、フツーにしておりました。
で、思いつきの得意なママが、道路沿いのスイミングスクールを見つけると『「ふうちゃん」をスイミングスクールに通わせて、私も習いたい』と突然言い出したのです。
ま、"「ふうちゃん」を通わせたい"というくらいなら判るのですが、39歳・3人の子持ち・フルタイムで働く看護師のママが、今さら水泳を覚える必要がどこにあるのかアタシには見当がつきません。
そう言い出すからには「ふうちゃん」が水泳を習いたいと言い出したのかと思い訊いてみたのですが、スイミングスクールに通いたい様子はまったく無く…。
『本人がやらないって言ってるのに、どこからそんな発想が出てきたの?』
『「ふうちゃん」はすぐに風邪をひくから、体力つけさせたいでしょ』
確かにそうですが、水泳をやらせて丈夫な身体にしたいとは、アタシが前々から言っていたことなので、いまさらママがそれを採用しようとする突発性にアタシは驚きます。
『なんで、ママも泳ぎを覚える必要があるワケ?』
『だって、泳げないより泳げるようになりたいでしょ!』
う~ん。論理的ではありません。前から泳げるようになりたいと思っていたと言うのですが、子供たちに手がかかる今このタイミングで出て来なくても、育児を終えてからでも充分に思えますし、39歳まで泳げなくても生きてこられたのだから一生泳げなくても、何とか楽しい人生を終えられるように思うのです。
おまけに「ふうちゃん」がレッスンを受けている横で、39歳向けのレッスンがあるわけないから一緒に受けられないよと矛盾をつくと『個人レッスンを受けるの』と言い返します。
やれやれ。どこまで本気か判らない言動なのに、あたかも来週からでも習いたいくらいの勢いで反論してくるママ。
『「ふうちゃん」は自分からやると言わない限りやらなくていいよ。ママにはパパが教えてあげるよ』
と、アタシがコトを終息しようとしたら…
『パパ、泳げるの? じゃあ今からプールで教えてよ』
と、逆にとんでもない方向に炎が燃え広がってしまったのです。
宮っ子パレードの帰り道。間もなく午後の6時になろうとしています。
真夏の暑さの中でゴルフのラウンドをし、2曲フルコーラスの間両手を挙げて撮影をしてクタクタのアタシの身体にこれからプールに行くなんて発言は、入院患者の人工呼吸器を外すようなトドメを刺す行為です。
不幸にも、家から車で10分も行けば夜までやってる茂原の清掃工場に隣接する温水プールとお風呂に辿り着けるという立地条件に住むアタシら家族。
いくら『教えてあげるよ』と言ったのはアタシでも、こんな夜の6時(といっても夏なので明るいけど)からプールに行くなんて返答が待っているとは思いもしませんでした。
なので…、無かったことにしたいアタシは黙って運転を続けて、"みんなそんな会話を忘れてしまえ!"と念じたのですが、"プール"という言葉に反応してしまったのは娘たち。
『「ひいちゃん」も行く!』『「ふうちゃん」も行く!』と、外堀を埋められてしまいました。
でも家では三女「みいちゃん」が待ってるし、水着を持ってきてないから一度家には帰らないとなりませんので、家に帰れば"今日は止めておこう"となるもんだと思って…、いや祈っておりました。
が、ご存知のようにママの行動力は誰にもトメラレナイわけでして、クタクタのアタシのことを気にすることもなく、ジイちゃんやバアちゃんに宮っ子パレードのビデオを見せることもなく、家に着いてから30分後には温水プールに無事到着というスピーディーさ。
おまえに、手本を見せろというママの命令で高校時代以来初めて25mマジ泳ぎを、それもクロールと平泳ぎでさせられる始末。
おまけに泳ぎ終わったら、誰も見ていない。
ママは教わる気も、覚えようという気も無いようで…。
じゃあ、どうしてクタクタのアタシに向かって『プールで教えてよ』なんて気分で発言して、ノリで泳がせるのでしょう?
おまけにプールが終わったら『パパ、子供たち見てて』と、アイスを食べたがる娘たちをアタシに預けて一人でお風呂に入ってしまったママ。
アタシだってゴルフの後、急いで帰ってきたからお風呂に入ってないのに…。
おかげでアタシはゴールデンウイークのぎっくり腰よりも酷い痛みを抱えてこの1週間過ごしています。
こうやってアタシはママの突拍子もない言動に肉体を酷使して死んじゃうのかも知れません。
やれやれ…。
もちろんあの日以来、「ふうちゃん」が水泳を習うとか、ママが水泳を習うなんて話が進んでいないどころか、誰もひと言もそのことに触れない始末。
あの思いつきは何だったのでしょう?
アタシの肉体をいぢめた以外のなにものでもありません。トホホ…。
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