先日の原節子さんの死、
噂としては知っていましたが
改めて50年に及ぶ隠遁生活を知らされると
何と言ってよいのか
その 貫き通した生き方に
只々 言葉もありません
そんな時、フト、三人の女優のことが浮かびました
芸能ニュースやゴシップに興味はないが、
たまたま、今年見た
夫々の女優のそれぞれの対談で
夫々の生きざまがうかがえるようで
面白く、記憶に残ってますので
チョット書いてみます
まずは歳の順で(失礼)
< 岸 恵子さん >
「君の名は」で一世を風靡した美人女優
今もその美しさと若さを見せていますね
フランス人の監督と結婚しフランスに渡ったことで
日本で女優としての成功はなしえなかったと思いますが
本を書いたりと活躍の場を広げ
最後まで
「私は女優」 という姿勢を
貫き通す方ではないかと感じます
お次は、岸さんの女学校の後輩とかいう(確か?)
< 草笛 光子さん >
正直若い時の記憶はほとんどありません
80歳を迎えたという今
とても素敵な女優さんになられた
女優としては珍しく
あの白髪が、上品できれいな顔を
一段と華やかにし、若さを感じさせます
メーキャップなどで作られた若さではなく
態度や話し方にも自然体で
それでいて、
背筋のピンと伸びた生き方を感じます
同じ世代の女優の中でも
稀有な存在ではないかと思います
フランスの女流推理作家カトリーヌ・アルㇾー
「わらの女」の作者
の題名はなんだったかなぁ~
サラリと完全犯罪をやってのける老女(と思ったけど?)
ニコニコとではないけど、そんな雰囲気で
完全犯罪をなす老女の役
草笛光子さんにピッタリ、はまり役だわ
他にはいないと断言する<笑
ナンて、一人でキャスティングの想像を楽しむ、
オチが付きました<笑
最後は < 吉永 小百合さん >
サユリスト>として世の若き男性のあこがれの的
も寄る年波のと言いたいところですが
少しも変わることのない吉永小百合を見せてくれます
それだけに
私としては、女優吉永小百合に魅力は感じません
どの映画を観ても吉永小百合から抜けきれないと
感じ取ってしまいます
ただ、朗読などで地道に活動を続けているのは
彼女の女優としての真摯な姿なのでしょう
対談に現れたノーメイクにちかい顔、スーツ姿
話し方等に、
彼女の女優としての生き方を感じてしまうのは
思い過ぎなのでしょうか
女優という答えがあるわけではない、
人それぞれ、 生き方さまざま ですね
でも?もしかして
このお三方
観る側にこのように感じさせることが
演技だとしたら
最高の演技なんでしょうね<笑