青春はうるわし されど逃れゆく
楽しみてあれ 明日は定めなきゆえ
ロレンツォ・イル・マニフィコ
未来への夢と希望に満ちていた青春時代真っただ中
この ロレンツォの詩で、フィレンツェを知りメディチ家を
知りトスカーナの地にあこがれたものです
後年、一時、ルネッサンス時代のイタリアに嵌り
色々読み漁った最期がこの「メディチ家の滅亡」でした
メディチ家の始祖からルネッサンスの繁栄をもたらした
ロレンツォ・イル・マニフィコ、その後栄光は失くしながら
トスカーナ大公として存続していた歴代のメディチ家が描かれています
この後、400年続いたメディチ家も子孫が途絶えてしまい
その最後の人となった アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチ
夫を亡くしフィレンツェに戻っていた彼女が、亡くなる時
「( ロレーナ家は)…ギャラリー、絵、彫刻、書物、宝石やその他の貴重な
ものを動かしたり、大公国や街の外に持ち出したりできず、国民でも
外国人でも、誰もがそれを称賛できるような状態に留め置かなければならない」
–Firenze Curiosita’より引用、翻訳
遺言として以上の条件付きで次のトスカーナ大公に渡したそうです
これによりメディチ家の遺産は散逸するこなく残されたのです
聡明な素晴らしい女性ですね
メディチ家は途絶えてもこの最後のアンナ・マリア・ルイーザにより
フィレンツェと美術品と共にメディチ家は
永遠に語り伝えられていくんですね
良きメディチ、悪しきメディチと言われる様々な人を輩出したメディチ家
最後にこのような人をだしたことはは神の采配か>
と思えてしまいます
フィレンツェ市は彼女のこの偉大な功績に感謝し、命日2月18日を
「アンナ・マリア・ルイーザの日」として市立の美術館とメディチ家礼拝堂を
この日はすべて無料開放します。もちろん、彼女を称える式典も。」
だそうです
今、日本の皇室も皇族の減少で存続が危ぶまれています
そのため「女性天皇」の賛否は別にして論争は当然としても
「女宮家」や元皇族を復籍させてナンて呆れる様な事が言われて
るようですが。後振り返らず前を向いて決断してほしいものです
私の周りでも以前から三代先ぐらいになると天皇家は無くなるだろうと言う
声も聞かれてましたが(別に皇室反対派の人ではありません)
確かに尊い人とか、敬う人ナンていう感覚は戦後教育世代には
持ち合わせていないし、正月や天皇誕生日の皇居広場の賑わいも
イベント的感覚だろうと見ています
女性週刊誌は読まないが、ブログでもアンチ天皇・皇太子派の
記事が面白い。(読まなきゃいいのに、ついつい面白くて読んで
しまいます)笑
驚くのはこんな言葉づかい・こんなことまで言うかと思うことが、当たり前
と言う感覚で書かれていることです
少しは礼儀と言うものがあっていいんじゃないのと思いますが
まぁ、自由に書けることは自由な国である証拠でしょうから。
ただ、贔屓宮家に対しての気持ちが、スターに対する憧れのファン心理
そのものと、文から読み取れて笑ってしまいます
この先、こういう事が横行し、まして大量の移民が入ってきた時
たとえ日本に帰化したとしても、祖母たちが持っていた素朴な皇室への
想いとは全く異なるものだと思えます
そんな日本人が多くなるとき、皇室はどうなるんでしょうネ
早々無くなるとは思えないが、「世界唯一の男系男子の家」だけでは
無理があるのではないかな?
改めて象徴天皇とは何かを問い、皇室が何を築き何を成していくのか
見届けたいのはやまやまなれど
残念ですが、私の寿命はそこまで永くはありません<笑
「メディチ家の滅亡」から余分なことへ飛んでしまいました
ご容赦を{/dogeza/