部員諸君!明日は、パート練習を徹底的にやって下さい。
練習曲は、三部全部です。音の長さ、息の支えをしっかりとした演奏を。
「火の鳥」の序奏のヒントをここに書きます。
1 序奏~火の鳥の踊り~火の鳥のヴァリアシオン
狩に出た王子イワンは、獲物を追うのに夢中になった余り、魔王カスチェイの支配する庭の中に迷い込みます。魔法が支配する世界です。音で表現します。
地の底から湧き出るような重低音は何を感じますか。
トロンボーンの不思議な二重奏、フレーズの断片が飛び交う木管楽器群、特殊奏法(弱音器を付けてグリッサンド)による弦楽器・・・などといった現実離れしたサウンドが、不気味さを醸し出しています。
イワンは黄金のリンゴの木の近くを飛んでいる火の鳥を見つけ、その美しさに魅せられ、追いかけて捕獲します。そしてこの場を逃がしてほしいと哀願する火の鳥を可哀想に思ったイワンは、とりあえずの獲物の印として火の鳥の「魔法の羽」を1本抜いただけで、再び放してあげます。
さて、黄金のリンゴは何処で表していますか。哀願する火の鳥は、どう表現しますか?
パート練習で考えながら吹いて下さい。