全国の保育従事者が集まって保育について語り合う全国保育団体合同研究集会(合研)が、8月18日から20日の3日間にわたり、兵庫県内で開催されました。
合研は毎年約1万人が参加する大きな大会で、今年で44回目になります。今回は、東京都足立区のママたちの取り組みについて発表してほしいとのご依頼をいただき、保育所つくってネットワークのママ3人とこども3人で参加してきました!
私たちが発表したのは、初日のオープニングフォーラム。会場のワールド記念ホールは5,000人の参加者で埋め尽くされていました!
はじめに兵庫県内の保育所から約300人の園児が壇上で元気よく「せかいじゅうのこどもたちが」などの歌を披露してくれました。
つづいて、神戸大学名誉教授の二宮厚美さんと、愛知県の保育士の平松知子さんから、保育と子育てという社会的な営みに対しての公的な保障の必要性の訴えや、保育の制度解体の危機からこどもたちを守るためにこれからも保育士と保護者で一緒になって取り組みましょうと呼びかけがありました。
私たちと同じ保護者の立場で参加した宮城県の小幡幸拓さんは「子ども子育て関連法案は、被災地の教訓を踏まえているとは到底思えない。
被災の経験を生かして具体的な提案をしていきたい」と報告がありました。
私たちはこどもたちと一緒に壇上へ。2歳になったばかりの男の子は寝ていて、ベビーカーごと舞台に上がりました。
これまでの署名活動や交流会、報道されたときの写真などをスクリーンで流してもらいながら、その内容について3人で発表しました。
今年の1月の区議会の審議で、区が3つの認可保育園をつくると答弁してくれたことを報告すると、会場から大きな拍手をいただきました。
スタジアムのような大きな会場での大舞台でしたが、5,000人というものすごい参加者の数で、逆に緊張することなく発言できましたf^^;。
私たちにあとには、全国保育団体連絡会の事務局長の実方伸子さんから、「新システム」の導入が検討されたこの1年間の活動報告があり、「保育制度の解体を許さない運動、21世紀の保育所づくり運動をここから始めましょう」と呼びかけがありました。
また福島大学教授の大宮勇雄さんからは、こどもの保育の公的制度をなくさないために、これからの課題についてのお話がありました。
そのあとは、保育士さんたちの歌やダンスなどで、会場は笑いと拍手に包まれて、1日目のオープニングフォーラムが終了しました。
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