保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

区の担当課と懇談をしてきました!

2014-12-16 | 活動報告
区の子ども子育て支援課と子ども子育て施設課の課長さん方と保護者たちとで、12月15日に懇談をしてきました!

4人のママさんたちが参加しました!
(ほかに4人の方からも参加希望をいただいておりましたが、都合があわなかったり、体調不良などで断念となりました。)

懇談では以下の要望書を提出し、これをもとに話し合いを行ないました。

また区議会でも取り上げてもらえるように、こども施策の担当をしている各会派
(自由民主党、公明党、日本共産党、無所属)の方々にも要望書を提出させていただきました。


要望書の内容は以下のとおりです。
(話し合いの中身についてはのちほど掲載させていただきます。)


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こども・子育て支援新制度の運用についての要望書


足立区・近藤やよい区長殿

2014年12月15日
保育所つくってネットワーク

日頃より大変お世話になっております。こども・子育て支援新制度(以下、新制度)の導入にあたり、ご尽力いただきまして、ありがとうございます。
新制度の施行にあたって、来年度4、5月からの保育園入園申請について具体的な変更内容が明るみになるなかで、
保護者の間では戸惑いと不安の声が広がっています。とくに、新制度に入る施設・サービスと、新制度には入らない施設との別で、
区の対応が違うことや、加点の変更によって矛盾が発生する内容、また「連携」の体制についてなど、
これまでに保護者同士の交流の中であげられた意見や要望を、以下にまとめました。
新制度のもとで、これまでよりも保護者の負担が増すことがないように配慮をお願い致します。
また新制度のもとで、保育の質を落として量だけを拡大していくことがないよう、万全を期していただきたいと思います。
とくに、親のニーズがもっとも高い認可保育園の増設を中心に、こどもの成長にとって安心・安全な環境を確保していく施策を求めます。


[要望項目]

1. 上の子が認可保育園に在園している場合の下の子の育児休業からの復帰の規定について、下の子が認証保育所に入る場合でも、
 1歳を過ぎた次の5月1日までを復帰期限としてください。


 現在の規定では、下の子が認証保育所に入った場合は4月1日が復帰期限とされ、これを過ぎると認可保育所に在園している上の子は退園しないといけない状況です。
下の子が認証保育所に入る場合でも、認可保育所や小規模保育等に入る場合と同等に、5月1日までを期限とするように求めます。
通常、認証保育所でも3月に入所できるところは少なく、また慣らし保育も必要なため、4月1日が復帰の期限になることには困難が生じます。


2. 兄弟とも認可保育所を希望する世帯で、上の子がすでに認可保育所に入っているか、それとも認可外施設・サービスを卒園して下の子と同時に申請するかで、
 下の子の指数に差がついてしまいます。不公平の是正を求めます。


 認可保育所への申請の指数は世帯ごとに算出されるため、上の子の状況によって下の子の入所が左右されます。
来年5月から、認可外施設・サービスの卒園児にたいして4点加点がつくことになりますが、これによって、激戦地域では、
上の子が認可保育所に入っていた方が下の子の入所は不利になってしまいます。
「もし下の子が入れなければ、上の子も認可保育所を退所せざるをえない」との不安が広がっています。適切な対処を求めます。


3. 「連携」の構想について、早めの体制づくりと広報を求めます。

 新制度の中ではじめて目にするようになった「連携園」での対応について、どういうものなのか、体制は整っているのかという不安の声が上がっています。
早急に連携園の体制を整えて、詳しい内容の説明とともに、保護者に届くように広報をお願いします。


4. 認可化する認可外保育所について、面積基準等の変更で在園の方が通園できなくなる場合には、どこかに転園ができるように手配を求めるとともに、
施設側にも必要な支援を求めます。


 認可化することで、面積や保育士の配置基準が高くなり、保育の質が高まることや、ニーズの高い認可保育所の枠が増えることは、
保護者にとってもありがたいことと思います。しかし在園の方が困ることがないように配慮を求めるとともに、施設側へ必要な支援をしてくださることを望みます。


5. 変更内容については保護者に情報が届くように、区のホームページへの掲載を求めます。

来年度4月からの保育園申請案内書が配布されたあとにも、多くの変更が起きています。窓口で確認した人しか知りえないような情報も多い現状です。
情報の取得に格差がおきないように、変更点についてはすべて区のホームページに掲載してください。


6. 保育料の値上げを行なわないでください。

 区による新制度の説明会のなかでも、保育料が一部値上げになる所得階層がある可能性が報告されています。
足立区の保育料は東京都内でも高額の水準にあります。新制度の導入にあたって、消費増税に加え、保育料が値上げされたら二重苦になりまねません。
子育て世帯への負担を減らす方向で支援を求めます。


7. 鉄道高架下に設置予定の「梅島保育園」(仮)について、高架下ではなく梅田8丁目の都有地に設置することを再検討してください。

 鉄道高架下につくるほうが1年早く開設できるという理由のもとに、地域住民からの陳情要求があった都有地への設置は区議会で否決されてしまいました。
しかし現状では運営事業者も決まらず、園舎の着工もされていません。
運営事業者にとっても、利用者が望む場所での運営のほうが参入しやすいのではないかと考えます。
こどもたちの保育環境を第一に考えて、都有地への設置を再検討してくださることを望みます。


8. 新制度においても、親のニーズが最も高い認可保育園を中心に増設を行なってください。

 新制度の施行後でも、安心できる認可保育所に入りやすくなるのかどうかが、保護者にとっての最大の関心事です。細かい指数での争いがなくなることを望みます。
こどもの成長と預ける親にとって安心できる良い環境を整えるように、区の責任で保育施策の充実を図ってください。
とくに住宅開発をする場合は必ず認可保育所を増設し、子どものための良い環境を確保してください。


9. 学童保育室入室承認基準について、自営業者の場合の自宅内勤務と自宅外勤務の基準を公平にしてください。

 現在、自営業者の場合の自宅内勤務と自宅外勤務には3点の指数の差があります。
自宅と職場とで全くスペースを共有しない場合でも、同じ建物内・敷地内で勤務の場合は「自宅内勤務」と見なされる現状に、多くの自営業者が困惑しています。
様々な就業形態がある自営業者の実情をふまえ、公平な基準になるように改善して下さい。
例えば、自宅と職場に共有スペースがない場合には自宅外勤務として見なして頂くか、加点の差を少なくして下さい。


10.学童入室承認通知書・不承認通知書の送付の時期を早めてください。

 平成27年度4月入室希望者には、2月20日(金)に結果を送付することになっています。
不承認だった場合、空きのある学童への希望変更や、民間学童・私塾の学童・ファミリーサポート等の手当てを考えるには、あまりに日がなさすぎます。
結果送付の時期をもう少し早めて下さい。


以上

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