保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

新制度の学習会に参加しました☆

2014-07-15 | 活動報告
保育の新制度についての学習会が、7月4日夜、足立区認証保育連絡協議会の主催でひらかれました。
認証保育所を利用する父母や先生方など約50人が集まり、つくってネットのメンバーも参加しました。

講師は、東京自治問題研究所の加藤久忠さん。
次のような内容を、わかりやすく話してくださいました。

●保育の新制度では、いまの介護制度のように要保育度の審査が行われ、保育の必要度を示す「認定証」を受け取ることになります。これまでは、保育を必要とする保護者はそのまま申込みができたのですが、新制度では認定を受けた者だけが、認定を受けた時間分だけ、保育を受けられるという建前に変わってしまいます。

●新制度では、小規模保育と保育ママも国の認可を受けて運営されることになるため、法的には認可保育園と同等の位置づけになります。小規模保育や保育ママを利用する方々が3歳以降の行先に困らないように、「連携園」をつくって受け入れをスムーズにすると言われています。ただ、「連携園」となる3歳移行の預け先が足りるのか、3歳児があふれないようにどんな施設を増やしていくのかは、各自治体の判断にゆだねられるそうです。

●認証保育所を運営する先生方から、今後、小規模保育や認可保育園への移行を考えていくにあたって、財政的な支援がなければ移行もできないことなどの発言がありました。


学習会に参加したつくってネットのメンバーの感想を、以下にご紹介します。


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オオバです。先日行われた新制度の説明会に参加してきました。

感じたのは、親だけでなく保育所を運営する事業所も困惑しているのだな、ということ。例えば、認証保育所が認可園に目指すのなら今から準備していきたいが、そのためには一人当たりの面積を増やすために定員を減らす必要がある、しかしそうすると経営に支障がでるのではという不安がある・・・など。

また、予算がないばかりに削られるようになった部分も多いこと。保育者の給与を上げる、という話も当初はあったものの結局3%だけ(しかも25年度から2.85%にあたる処遇改善臨時特例給付金なるものが実施されているので、そんなに今と変わらないんですって!)

他にも、現在児童福祉法により市町村が保育を実施する義務があるけれども、新制度ではそれに加え保育する場を確保する義務がある、ってことで小規模保育所や保育ママなんかを確保することになるけれども、保育の責任自体は市町村でなく保育を実際に提供する事業所にあることになる・・・って保育の責任を市町村で負いたくないだけなんじゃと感じてしまったり。

本当に、誰が得をする制度なんだろう?

先日女性議員へのヤジの問題もありましたが、所詮政治家といわれる人たちの頭ってそんなもんで(そうじゃない方々もいらっしゃるのでしょうが)、保育に関することも子どもを育てている当事者からすれば当たり前のことが見えていないまま政策として決まっていっているのでは・・・などと考えてしまうのでした。。。


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