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詩と物語を紡ぎます

花ぞ咲きける

2018-01-27 00:55:00 | uta
     花ぞ咲きける


戊戌睦月廿二日、昼前には関東南部の雪は本降りとなり、枯木に花咲くを見る。しかし、花咲の翁の姿も灰を撒いた痕跡も見当たらなかった。




雪降れば冬籠りたる草も木も春に知られぬ花ぞ咲きける

ゆきふれば ふゆこもりたる くさもきも はるにしられぬ はなぞさきける

紀貫之『古今和歌集・巻六冬歌323』




深深とaria奏でしG線の上にしんしん雪ぞ咲みける

しんしんと アリアかなでし ゲーせんの うへにしんしん ゆきぞゑみける




熱燗を酌みし花咲翁媼の月雪花をほろ酔ひて愛づ

あつかんを くみしはなさか おうおうの つきゆきはなを ほろよひてめづ


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 photographed:2018/01/22
 quoted:『古今和歌集 巻六冬歌』
 written:2018/01/22 〜 25
 elaborated:2018/01/24 〜 27
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コメント (4)
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