タクシーの運ちゃんの心意気

台北101を後にし、信義路五段辺りを適当に歩いていましたら、トイレに行きたくなりました。トイレはガイドブックには載っていない盲点です。夜市何かも、飲み食いに夢中になってトイレのことを忘れがちですから、気をつけた方がよいですね。（私は勝手が判らないので夜市ではファーストフード店を目安にしました）トイレが気になるので、タクシーを拾うことにしました。
比較的近い信義路四段の「寧記麻辣火鍋」に向かうことにしまして、運転手さんに地図を示したのですが、ガイドブックの地図が微妙に位置が違っていて行きつ戻りつしました。 何とかたどりつき料金の 110NT$ を払おうと 150NT$ 出したところ、運転手さんは
「不要！」
と言って 50NT$ を突っ返します。英語はあまり通じないようでしたので、
「これはあなたの仕事。大変感謝している！」
と、簡単に英語で伝え、逆に
「不要。謝謝、再見！」
と、車を離れました。運転手さんは窓から手を大きく振って走り去りました。

台北に着いてわずか 3 時間ながら、台湾人の律儀さというか心意気に触れ大変感激いたしました！
「この金はいただけねぇ」
「いや、そういう訳にはいかねぇ」
江戸っ子気質というか、日本精神のやりとりがそこにあったのです。

※写真・・・・台北市中山北路付近

台北のタクシーは目立つ黄色。初乗りは70NT$（約240円）です。