新台湾の原味

『週刊文春』誌の５月20号のグラビアで桃園縣大渓郷の慈湖蒋介石彫像公園が紹介されていましたが、確かに同じ顔の銅像ばかりが居並ぶ光景は何とも奇異な感がいたします。次期台湾地区指導者は中国人観光客の目玉スポットにしたいようですが、「対岸を『中華人民共和国』と呼称することは出来ない」と真顔で言っていて大丈夫なのやら・・・・

　　　　

私くらいの新参者だと、先総統　蒋公の銅像を駅前で見たのはこれが初めてでした。ここから車で10分程の高雄市文化中心が、とっとと蒋介石像を撤去したのとは好対照的です。鳳山は軍関係の施設もあるようですが、その点岡山同様いわゆる外省人比率が高いところなのかもしれませんね。

　　　　

そういえば蒋公は小琉球にもいました。珍しがって写真撮っているのは私以外誰もいませんが・・・・

　　

tw_dot_com師匠（台湾ダウンタウンライフ様）は、「台湾一発目がほ、鳳山でつか？何もないっすよ・・・・」と呆れていらっしゃいましたが、確かに観光客がわざわざ足を運ぶところではなさそうな。

　　　　

以前edaats様（千点写行様）から、鳳山に鉄マニアが好きそうな店がある旨うかがっていたので訪れてみたのがここ。駅前の曹公路を南に下った左手ですが、DR２０００型気動車が通りから目立ちます。

　　　　

台湾レトロ系の飲食店ですね。15時過ぎという中途半端な時間でしたので店内はガラガラでしたが、夜はそれなりに賑わっているのかもしれません。

　　　　

表の気動車は車内で飲食も出来る作りになっているので、子供とかにもウケるかもしれませんね。

　　　　

「新台湾の原味」の女性店員に、「近くに廟はありますか？」と尋ねたところ、日本語も交えて大変親切に教えてくれましたので、その後３箇所程回ってみました。一番構えが立派に見えたのは、曹公路をさらに南下して鳳明街という通りを左折したここ。名称は失念しましたが、狛犬も鎮座しており、ダラダラしている地元民がいい感じです。

美麗島でクロスする高雄捷運(KMRT)橘線が開業したら、再開発等の動きも加速するかもしれませんね。