NHKが世界同時株安を冒頭報じていましたが、こういう時でも中国、韓国と来るのね・・・・と苦笑。「アジア市場でも」と来たら(上海はともかく)、ハンセン指数(香港)や、ストレーツ・タイムズ指数(シンガポール)を注視するのが通例ではないかと。政局の混迷が続き、「三月危機」「四月危機」もささやかれる日本。二十年後辺りに「振り向けばアルゼンチン」といった状況になっていなければいいのですがね・・・・
◆バスに田辺祭の写真 台湾で県が観光PR(紀伊民報)
『田辺祭の写真は昨年11月、台湾の大手新聞「自由時報」の全面広告に使用、12月には、路線バスの側面広告で他府県の写真と並んで掲載。旅行雑誌の広告にも使われた』というのは何だか凄いな、と思った次第ですが、和歌山の祭りなんですね・・・・知識の〝逆輸入〟で一つ勉強になりましたが、和歌山は関空に近いので観光誘致もしやすいでしょう。(わざわざ南紀白浜にチャーター便を誘致する必要もないかと)
台湾のバス広告といえば、選挙の候補者の〝顔〟がボディにペイントされているのを初めて見た際は大変驚きましたが、全土的にバス事業者の数は相当多い印象を受けます(「豊原客運」「員林客運」とかローカルな事業者が・・・・)ので、こういった広告収入も馬鹿にならないのかもしれませんね。日本のそれのようなテープでの車内放送は流れていませんので、バスを使った広告という点ではこれに尽きるのでしょう。
バスの乗降に要する〝作法〟はどの国も多種多様です。台湾に初めて赴いた際、MRT新店の駅前で烏來方面のバスを待っていたのですが、日本と同様にぼーっと突っ立っていて、二台ほどやり過ごした後に、「どうやら手を挙げねば止まってくれないらしい・・・」ということに気づきました。ようやく捕まえたところ、今度は逆方向行きと言われ、また振り出しに戻ってしまったのですが、台湾のバスの方向幕は「基隆-金瓜石」といった感じで上りなのか下りなのか判別しにくいものが多いので、慣れないうちは確認は欠かせないと思いました。(とはいえ、紙に行き先を書いて運ちゃんに〝必死に〟アピールすればよいので、紙と筆記用具さえあれば造作ありませんが・・・・)
私自身は何処の旅行でも緻密な計画を立てることはしませんが、バス(鉄道)に関しては事前に大まかな流動を把握するようにはしています。とはいえ、(1)頻発(台北近郊では「新店-烏來」や「基隆-金瓜石」区間等もこの分類かな)、(2)毎時2~3本、(3)毎時1本以下、というカテ割の中で、(1)(2)、と(3)を大別し、(3)の区間の発着時刻を把握しておけばよいわけですからこれまたアバウトな話ではあります。地方でも、屏東や彰化といった台鉄のターミナル駅から日本人が行きそうな箇所に関しては、概ね(2)の範囲内に収まるように思います。
昨年の6月、淡水~石門郷~金山~基隆という海岸沿いルートを適当に放浪してみたのですが、たまたま<行列が出来る○○店>を車窓に認め(←この時点では食い物屋らしいとしか判らず)、途中下車したことがありました。帰国後edaats様のブログに『台北から北部海岸への途中、台北県石門郷にある「劉家肉粽」は、行列が絶えない店』(千点写行様)とあり、なるほどと思った(この時は「端午節」前でしたので、平日にも関わらずホント大行列で何事かと思った!)次第です。バスの頻度カテゴリー(2)以下であれば、こうした〝突発途中下車〟も楽しいと思いますし、私自身何処の国であれ、タイトで融通が利きにくい旅程を嫌う理由の一つでもあります。
この日の晩はpote氏(1.5人 台湾体当たり生活記様)と林森北路に飲みにいったのですが、スナックの小姐には、台北に観光に来て<基隆客運で行く~北海岸B級ルート>というのは意外に思えたようでした。バスの路線やら何やら判るのものなのか?と問われたのですが、
「博多駅前のバス乗り場だってAとかEとか色々あって未だに・・・・したがって台北やら淡水やらが判るわけないでしょう!(笑)」
自身の〝勘ピュータGPS〟も市井の名もなき人々の親切の賜物であり、彼らのホスピタリティには感謝することしきりです。特段ベタベタという訳ではありませんが、言葉が通じなくとも、臆することなく外国人旅行客に話しかけたり、関心を払ったりする自然な姿勢等は、外国人観光客を迎え入れ、観光立国を目指す日本も学ぶべきところではないかと毎度ながら思います。
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台湾のバスに故郷和歌山県田辺市の広告が載っていたんですか。なんだか感無量です。
田辺祭りは山車が出る結構大きなお祭りで、子供の頃はそりゃぁ楽しみにしていました。また、オヤジが山車を引く役を務めるのは、子供ながらに誇らしいものでした。
いい記事をありがとうございました。
もちろん時間もあるし・・・・
ロンドンで地下鉄乗って間違ったら飯抜きですよ。