私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

台湾の高校で日本語履修がブーム

2008年01月08日 | 台湾

TV等を眺めておりますと「ヒラリー劣勢」を意外な驚きを以って報じているのが目立ちますが、ニューハンプシャー州に於いても何故そういう流れになるのか、ということをまったく理解していないのではないかと苦笑してしまいます。そもそも<米国版田中真紀子>とでも言うべき親中極左候補の劣勢は日本にとって歓迎すべき流れですし、ブッシュ家とクリントン家の〝たすきがけ人事〟が継続することに対する違和感に、当の合衆国市民が気づいていない訳はないでしょう・・・・

◆台湾の高校第二外国語、日本語専攻の比率がさらに増加(台湾週報)
◆台湾で空前の日本語ブーム アニメ・ドラマの流行で(時事)

台湾の高等学校における日本語学習者の「第二外国語履修者数全体に占める割合は、昨年の78.0%から81.0%まで増加し、きわめて高い人気がある」(台湾週報)のだそうですが、確かにMRTの車内等で日本語検定の本を開いている学生はよく目にしましたね。昨秋屏東県東港でPote氏(1.5人 台湾体当たり生活記)とバスを降りるや否や、短期留学経験のある女子学生からだしぬけに話しかけられたこともありましたが、車内に日本人二人組がいたので〝復習〟する絶好のチャンスということだったのでしょうか。(東京で印象に残ったところを尋ねたところ、高田馬場とか言ってましたが・・・・)

台湾で07年日本語能力試験の受験者数が過去最高を更新、高校で日本語を学ぶ生徒は2万人を超えた。日本のアニメやTVドラマなどの流行が後押ししている。写真は台北市立中山女子高の日本語授業(昨年12月撮影)(時事通信社)

台湾の若い世代の日本語熱の背景は『「『医龍』『のだめカンタービレ』などのTVドラマが好きだから」(台北市立高校1年生)といった日本文化に対する親近感が人気の最大要因だ』(時事)といった件をネトウヨ世代が読むと、「韓国と断交して台湾と国交を結ぼうぜ!」と狂喜しそうですが・・・・    

        日本語学習者の国別構成


国際交流基金の『2003年海外日本語教育機関調査』は、彼らにとってやや具合の悪い(?)データかもしれませんが、「学習者の絶対数では韓国、人口比では豪州が一位」という話はこれ以前にも聞いた記憶がありました。台湾や韓国は日本との経済的な結びつきが強いですし、その意味で日本語が出来れば就職面等で有利であるのは間違いないでしょう。そこら辺の〝実利的〟な背景も(屏東県山地門では、現地に嫁いだ後、商売上原住民とコミュニケーションを取る必要に迫られて日本語を会得したという〝実利的〟な話をお婆さんから伺いましたが)掘り下げて報じてあれば申し分なかったですけどね・・・・
漢字文化圏という共通項は、台湾の日本語学習者にとって強みなのかもしれませんが、台湾のHP等や観光パンフ等を見ると、文法・語法等がアヤしいものが多い(ICNとTPE、両国際空港の日本語HPを比較すると一目瞭然!)印象を受けます。台湾人は、口語の使いまわしは結構上手いと思うのですが、文法があまりかっちりしてない台語と、日本語と文法が似ているらしいハングルという母語の特徴が背景にあるのでしょうか?

島国体質の表れとでも言うべきか、日本を旅行する外国人は英語での会話すら相当ハードルが高い(市中でほとんど通じない)と思うのですが、私自身も台湾の高校生諸君を見習って、旅行に役立つ簡単な挨拶程度の台語は出来るようになりたいものだと思います。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台湾語の勉強、頑張ってね!^^ (しん)
2008-01-15 23:06:46
こんばんわ。^^
なかなか面白い話題ですね。
私の学生時代では、一番なのは英語でした。次は日本語だったかな?しかし、いまになって英語は既にあたりまえなことになり、「第二外国語」と思われないですね。いつかは日本語も第二外国語と思われない、たくさんの日本の方と深く交流できるように願っていますね。


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