no music no lifeかもしれない日々

素人による音楽的感想を目的とするRAG FAIR中心ブログ

インスピ復刻盤 / INSPi

2005-10-18 02:31:40 | INSPi

バイト先のミーティングがあったんですけど、店長に「うちの店の朝の顔」と言われました。確かに、週5くらいのペースで朝一の開店から短くても午前中は居座っているので当たり前なんですけど、なんとなくうれしいですよね。
私が接客のバイトを始めて5年目ですが、実は接客苦手なんです。細かいことに気を配るとか、営業用スマイルとか。新人の頃は超問題児でした。だから、やっとこさ少し認められた気がするのかしら。
単に亀の甲より年の功っていう気がしなくもありませんが。

日付が変わって今日は『インスピ復刻盤2』のフラゲ日です。
というわけで、『インスピ復刻盤』の感想を今更書きまーす。
レギュラーラジオサウンドエッグの番組企画から生まれたカバーアルバムです。
収録曲は、インスピの生声コーラスでカラオケに入っています。Joy Soundの「カラペラ」という企画だそうです。私はまだ歌ったことありませんが。

1、そして僕は途方にくれる(大沢誉志幸)
リードの伸二さんがありえないほど素晴らしい。
私はこの曲で初めて、伸二さんの声が小田和正さんの声に似ていることに気付きました。なんていうか、声質そのものの高さとか発声が似ていると思います。
前作の『インスピ浪漫』と比べて何が一番違うって、伸二さんの声質だと思います。
以前から透明感のある高音を聴かせてくれていますが、確実に彼はパワーアップしています。

2、木綿のハンカチーフ(太田裕美)
やはりそれでも伸二さんは男性なのだなと思う、そんな曲です。原曲と調が違って少し雰囲気が違いますが、伸二さんの声に合っています。
インスピのコーラスの凄さ1・曲によって声音が全く違う。
コーラスの音色にバラエティがあるんです。素で尊敬。

3、君といつまでも(加山雄三)
塚ちゃんの語り。以上。(素)
杉ちゃんのリードが、もうちょっと音程がしっかりしていればなぁと。それがひっかかって、このアルバムの個人的評価を下げています。

4、恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
復刻盤発売日にインストアライブが心斎橋であって行って来たんですが、そこで一曲目のこの曲で、リードの大倉さんだけマイクが入っていなかったことは今となってはいい思い出です(違)
インスピのコーラスの凄さ2・ユニゾンの完璧さ。
ラグでは無理に違いない(素)。このユニゾン部分って、音程取りづらそうなのになぁ。合唱経験者ならわかると思いますが、ユニゾンってごまかしが効かないから難しいんですよね。すぐにボロが出ます。

5、夏の終わりのハーモニー(井上陽水/安全地帯)
北きゅんと伸二さんのどちらが主メロなのか判別が付かないくらい、二人が主役です。伸二さんの声があまりにも印象的過ぎるんでしょうね。主メロは北きゅんです。
崇文さんのボイパ、「ぷすーぷすー」が少しうるさい気がします。
インスピのコーラスの凄さ3・スタッカート。
なんていうんですか、あれ。アルペジオっぽい音階をスタッカートでコーラス隊が一人ずつ「トュントュン」ってやってるじゃないですか(わかりにくい)。一人ずつ声を出して行くから、印象的になりにくいフレーズのはずなんです、本来は。それなのに、声の響きがいいから印象的なコーラスになるんですね。それが凄い。ラグでは無(略)

6、夢を信じて(徳永英明)
このアルバムのレコーディングの時、杉ちゃんは何か調子でも悪かったんだろうか。
杉ちゃんは、コーラス特に裏声で入るとものすごく効果的で魅力的なんですが、杉田ちゃんリードに対する評価は私はあまり高くないです。おそらく先日のインスピカフェで杉ちゃんが調子悪かったのも影響するんだと思いますが。
インストアライブの時、コーラスがだだ下がりしていたのが印象的です。確かに、下がりやすそうなコーラスです。
その中でも杉ちゃんはコーラスに釣られて下がったりしなかったんですけど、それは絶対音感のなせる業なのか、はたまたコーラスを聴いていないのか(爆)。杉ちゃんに絶対音感があるなんて言う話は聞いたことがありませんし、またライブを見ているとあるとは思えないので今まで後者だと思っていたのですが、先日のインスピカフェで塚ちゃんの音程が一切ぶれないことに気付いてしまったので、もしかしたらベース基準で音取りしているのかもしれません。
復刻盤の中でコーラスの音圧が一番すごいのは明らかにこの曲だと思います。
インスピのコーラスにうわぁーっと巻き込まれて溺れたい方(溺れないで下さい)は、この曲がお勧め。

7、Close to you(カーペンターズ)
伸二さんの声って、オリジナルを歌っているカレン・カーペンター(女性)(当たり前)よりも高いんですね。ま、カレン・カーペンターは特別低い声ですけど。
後半で転調して半音上がる部分があるんですが、そこの展開がすごいです。
惜しむらくは、そのクライマックスが一瞬で終わってしまうので不完全燃焼感がすることですか。ただ、アルバムの締めとしては静かに冷めていくのでいいかもしれませんね。

・総評
「カラペラ」という企画先行であるからだと思いますが、基本的にコーラスは原曲を忠実に再現しています。その忠実っぷりが凄いと思います。
その分、インスピのコーラスそのものが主な着眼点になりました。
おそらく、これらの曲をリアルタイムで聴いていた世代にはぐっとくるカバーアルバムだと思われます。だと思われたので、父親の誕生日に押し付けました。聴いたんだろーか、あの人。一緒に住んでいないんでわからないんですよねーその辺。