そういえば、「恵比寿にてテニス冷え」とつぶやくのを忘れていました。
このへんでしたかねぇ、脈絡を忘れたんですが、真っ暗な中で礼央さんと嬢が並んでるところにスポットが当たるという場面があって、一瞬ほんとに結婚式みたいだと思いました。
さすがにあれをウエディングドレスというのには無理があるので、新婦友人代表のイメージでお願いします。
ここで売れるとか一切考えずに、ただ好きに作っていた頃の曲。
この曲に「リリー・フランキー」が出てくるけど、今リリー・フランキー好きって言ったら流行に乗ってるだけみたいだけど俺は昔から好きだったんだぜ!
みたいなことを礼央さん。
がっちゃん「自慢したいタイプなんです」
・ハル
こういう歌い方をすると、純子さんの成長ぶり(と同時に礼央さんとの明らかな差)がすごくよくわかりますよねぇ。
まぁ礼央さんはキーボード弾き語りだから、同列で比べるのはかわいそうな気もしますけど。
キーボードの音ががんがん強すぎて曲を壊しかけていた。
・長い夜
6人編成。
・I Wish
ここからフルメンバー。
純子嬢がソウルフルなドスのきいた(・・・)歌い方を目指してものすごく頑張ったのはわかるんですけど、で確かに凄いなと思うんですけど、いまいち楽器に埋まってちょっともったいなかったです。
でもそれでも凄いのは凄かった。
雰囲気は出ていたので良かったと思います。
・foolish man
かっこいい、めっちゃかっこいい。これは良い。
楽器アレンジがめちゃめちゃかっこよかったです。
視線はジョイビーズの振りに釘付けでした。
ジョイビーズ良いわー。
こういう懲り方ほんと好き。
・生活Life
3月のアレでもやってました、Jackson 5のI Want You Backのイントロから入って、今回は2番Aメロ純子さんパートがI Want You Backにかわってました。
これもさっきのI Wishと同じでちょっと埋まりますよねぇ。
バックの楽器陣が完璧にオリジナルをカバーしていて、純子さんもオリジナルを再現しようとしているだけに。
まぁオリジナルがどうしても頭にあるからでしょうね。
・・・なんてその場では微妙な感じだったんですけど、ついさっきはたと気づきました。
純子さんのボーカリストとしての成長っぷりは凄いなと思っていたんですけど、その方向性がズボの曲に全く合っていなくて、曲を壊すことすらあるというのが巨大な問題だと思ってきたんですが。
R&Bテイストをライブに持ち込むことで、純子さんの成長の方向がズボの中でも活きる可能性が生まれたということですよね。
このことにさっき気づいて、かなり感動しました。
純子さん、これであとMCの壊滅的なぐだぐだっぷりがなんとかなればかなり良いのになぁ・・・。
話を戻すと、I Want You Backは大好きな曲なので、イントロのベースラインだけでがっつりテンション上がりました。
楽器隊がほんとにかっこよかった。
で、そんなソウル系で行くのかと思ったらいきなり生活Lifeのポップな感じ(しかもサビのお手振りつき)になってちょっと間が抜ける(笑)
や、そんな外し方がズボっぽくて良いと思います。
・チョコっとGIVE
これはたしかにかわいい・・・!
礼央さんのネクタイをぐいっと引っつかむ純子嬢とか、
「あ、もうちょっと残ってるわぁ~」と猫なで声の純子嬢とか、
良いですよねぇ。んふふ。
かごをかぶって歌う礼央さんは本当にアホだと思いました。
「チョコくださいっ」て言った礼央さんが可愛かったです。うん。
・バランス
イントロのギターソロをタラちゃんに取られて、「いいよいいよ弾かせてやるよ」風にうなずく真哉さん。・・・ひー。
のっちさんとがっちゃんのパーカスショー。
熱い。
このライブで一番熱かったのはここでした。
のっちさんほんと良い。
・堪能ジャパン
・HOME
客を3つに分けて「JOY! I see you again」をハモらせる。
男性客が熱かったですねー。
礼央さん「自分の音がわかんなくなったら片方耳ふさいで。俺RAG FAIRでそうやってるから」
ところでJOY! I see you againの意味がいまいちわからないのって私だけですか(素)
アンコール
・今日の歌
今日の感想を歌にしますよ、と。まぁしゃべりに近かったですけど。
純子さん「みんなの歌が最高でまじ鳥肌たった」
がっちゃん「60センチある台を置いてもらって、90センチにしますかって言われたけど断りました」
で、真哉さんも歌うの?と思っていたら、アコギでしっとりとメロディを奏で、ああ何も言わずにギター一本で表現する男の人ってかっこいいですよねぇ、と思った直後、
真哉さん「今日はですねー(素)」
ひー。このひとほんと面白い。
あんたわかってやってんのか。それとも天然なのかそれは。
今日は真哉さん祭りということで許してください。
礼央さん「今日カメラを回してくれているテシマさん、初めて話した時の第一声が、『礼央くん電車好きなんだって?』」
と礼央さんはえんえんテシマさんと電車の話。
電 車 か よ
・・・ちょっとそこのバンドマスター略してバンマス!
バンマスがそれでいいの。
今日の感想でしょ、バンマスらしいこと言わなくていいの。
それはがっちゃんとか真哉さんあたりのポジションでなら許されることなんじゃないの。
アホだ・・・。
や、このアホさかげんによって彼は愛されているんだと思います。たぶん。
きっと礼央さんはインディーズ向きなんだな。うん。
・ハッピーエンドじゃつまらない
あのー、このアレンジがどうしても許せないのって私だけですか。
そりゃね、野音のときの、礼央さんが1人で客に教えたハッピーエンドを超えるハッピーエンドはおそらく二度と現れないでしょうけど、それはたぶんRAGのSong for youが武道館のSong for youをけして超えられないのと同じだと思いますけど、それにしたって。
あったかい歌が台無し。
礼央さんのこういう曲って、結局礼央さんが1人で演奏するのが一番生きると思うんですよね。
野音のときだって、途中からフルメンバーが加わりだしてからはかなり落ちましたし。
「ハッピーエンドじゃつまらない」だと思わなければ、この音楽性は好きです。
しかしアンコールでおとなしくなって、おとなしくなったまま終わるのはもったいない・・・。
客もみんなで手をつないで手を上にあげて、拍手して終わり。
最後の最後、いいところで客に話しかけられた礼央さんにかなり同情しました。
あれはない。
というわけで、良かったですよー。
私は音楽を聴きに行ったので、その意味ではかなり楽しめました。
それでは以下あまり楽しくないお話。
JOY最高!と思っている方はご注意ください。
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はっきり言って私は「JOY」というキーワードに馴染めません。
どうしても、「JOYって思わなくちゃいけない」感と、音楽が楽しくなきゃいけないのはそりゃ当たり前じゃない、というのがぬぐえなくて。
ライブを見た後の今でも、「JOY」とさえ言わなければもっとリスナーの範囲を広げられるんじゃないの、とすら思ってます。
それくらい馴染めませんでした。私はね。
あと、一夜限りのお祭り騒ぎという印象。
今後もずっと同じ手でやっていくわけにはいかないだろう、どうしても「楽しい」の次が必要になるだろう、その先は見えない。
ズボのライブを知らないお客さんをライブに引っ張って行くパワーは、あのCDからは感じない。
や、今回に関してはそれでいいと思うんです。
今回のお客さんの満足度の高さから言っても、押し付け感や無理やり感は薄かったはず。
3月のアレでドン引きしたときのような身内感はない。
それは本当に良かった。
自分が「JOY」に対して冷淡であることがわかっていただけに、うしろの隅っこで聴いて楽しんでいたのは完全に正解でした。
で、お客さんが全員手をつなぐ。
最後の最後でとうとう引きました。
例外の存在は許されていない気がした。
もともと私がズボライブに行く動機が、とりあえず見届けたいというのがまずあるんですけど、織原さんのキーボードとのっちさんのパーカスが動機のうちかなりの比重を占めているんですね。
そんな私からしてみたら、たまに例外くらいいたっていいじゃない、と思うわけで。
あ、だからこれがDVDになるとすれば、かなり嬉しいです。
そのあたりを気にせずに音楽を楽しめるという意味で。
全体としての感想が、
「まぁ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良かったですよ」
になってしまうのはそういうことです。
というのはありつつも、でも、良かったですよ。
このライブに対する評価が高いことには疑問はないです。