no music no lifeかもしれない日々

素人による音楽的感想を目的とするRAG FAIR中心ブログ

JOYツアー恵比寿二日目 その2

2007-06-10 02:38:14 | ズボンドズボン
後半。
そういえば、「恵比寿にてテニス冷え」とつぶやくのを忘れていました。



このへんでしたかねぇ、脈絡を忘れたんですが、真っ暗な中で礼央さんと嬢が並んでるところにスポットが当たるという場面があって、一瞬ほんとに結婚式みたいだと思いました。
さすがにあれをウエディングドレスというのには無理があるので、新婦友人代表のイメージでお願いします。


ここで売れるとか一切考えずに、ただ好きに作っていた頃の曲。
この曲に「リリー・フランキー」が出てくるけど、今リリー・フランキー好きって言ったら流行に乗ってるだけみたいだけど俺は昔から好きだったんだぜ!
みたいなことを礼央さん。
がっちゃん「自慢したいタイプなんです」

・ハル
こういう歌い方をすると、純子さんの成長ぶり(と同時に礼央さんとの明らかな差)がすごくよくわかりますよねぇ。
まぁ礼央さんはキーボード弾き語りだから、同列で比べるのはかわいそうな気もしますけど。
キーボードの音ががんがん強すぎて曲を壊しかけていた。


・長い夜
6人編成。


・I Wish
ここからフルメンバー。
純子嬢がソウルフルなドスのきいた(・・・)歌い方を目指してものすごく頑張ったのはわかるんですけど、で確かに凄いなと思うんですけど、いまいち楽器に埋まってちょっともったいなかったです。
でもそれでも凄いのは凄かった。
雰囲気は出ていたので良かったと思います。

・foolish man
かっこいい、めっちゃかっこいい。これは良い。
楽器アレンジがめちゃめちゃかっこよかったです。
視線はジョイビーズの振りに釘付けでした。
ジョイビーズ良いわー。
こういう懲り方ほんと好き。


・生活Life
3月のアレでもやってました、Jackson 5のI Want You Backのイントロから入って、今回は2番Aメロ純子さんパートがI Want You Backにかわってました。
これもさっきのI Wishと同じでちょっと埋まりますよねぇ。
バックの楽器陣が完璧にオリジナルをカバーしていて、純子さんもオリジナルを再現しようとしているだけに。
まぁオリジナルがどうしても頭にあるからでしょうね。
・・・なんてその場では微妙な感じだったんですけど、ついさっきはたと気づきました。
純子さんのボーカリストとしての成長っぷりは凄いなと思っていたんですけど、その方向性がズボの曲に全く合っていなくて、曲を壊すことすらあるというのが巨大な問題だと思ってきたんですが。
R&Bテイストをライブに持ち込むことで、純子さんの成長の方向がズボの中でも活きる可能性が生まれたということですよね。
このことにさっき気づいて、かなり感動しました。
純子さん、これであとMCの壊滅的なぐだぐだっぷりがなんとかなればかなり良いのになぁ・・・。

話を戻すと、I Want You Backは大好きな曲なので、イントロのベースラインだけでがっつりテンション上がりました。
楽器隊がほんとにかっこよかった。
で、そんなソウル系で行くのかと思ったらいきなり生活Lifeのポップな感じ(しかもサビのお手振りつき)になってちょっと間が抜ける(笑)
や、そんな外し方がズボっぽくて良いと思います。


・チョコっとGIVE
これはたしかにかわいい・・・!
礼央さんのネクタイをぐいっと引っつかむ純子嬢とか、
「あ、もうちょっと残ってるわぁ~」と猫なで声の純子嬢とか、
良いですよねぇ。んふふ。
かごをかぶって歌う礼央さんは本当にアホだと思いました。
「チョコくださいっ」て言った礼央さんが可愛かったです。うん。


・バランス
イントロのギターソロをタラちゃんに取られて、「いいよいいよ弾かせてやるよ」風にうなずく真哉さん。・・・ひー。

のっちさんとがっちゃんのパーカスショー。
熱い。
このライブで一番熱かったのはここでした。
のっちさんほんと良い。


・堪能ジャパン

・HOME


客を3つに分けて「JOY! I see you again」をハモらせる。
男性客が熱かったですねー。
礼央さん「自分の音がわかんなくなったら片方耳ふさいで。俺RAG FAIRでそうやってるから」
ところでJOY! I see you againの意味がいまいちわからないのって私だけですか(素)



アンコール
・今日の歌
今日の感想を歌にしますよ、と。まぁしゃべりに近かったですけど。

純子さん「みんなの歌が最高でまじ鳥肌たった」

がっちゃん「60センチある台を置いてもらって、90センチにしますかって言われたけど断りました」

で、真哉さんも歌うの?と思っていたら、アコギでしっとりとメロディを奏で、ああ何も言わずにギター一本で表現する男の人ってかっこいいですよねぇ、と思った直後、
真哉さん「今日はですねー(素)」
ひー。このひとほんと面白い。
あんたわかってやってんのか。それとも天然なのかそれは。
今日は真哉さん祭りということで許してください。

礼央さん「今日カメラを回してくれているテシマさん、初めて話した時の第一声が、『礼央くん電車好きなんだって?』」
と礼央さんはえんえんテシマさんと電車の話。
電 車 か よ
・・・ちょっとそこのバンドマスター略してバンマス!
バンマスがそれでいいの。
今日の感想でしょ、バンマスらしいこと言わなくていいの。
それはがっちゃんとか真哉さんあたりのポジションでなら許されることなんじゃないの。
アホだ・・・。
や、このアホさかげんによって彼は愛されているんだと思います。たぶん。
きっと礼央さんはインディーズ向きなんだな。うん。


・ハッピーエンドじゃつまらない
あのー、このアレンジがどうしても許せないのって私だけですか。
そりゃね、野音のときの、礼央さんが1人で客に教えたハッピーエンドを超えるハッピーエンドはおそらく二度と現れないでしょうけど、それはたぶんRAGのSong for youが武道館のSong for youをけして超えられないのと同じだと思いますけど、それにしたって。
あったかい歌が台無し。
礼央さんのこういう曲って、結局礼央さんが1人で演奏するのが一番生きると思うんですよね。
野音のときだって、途中からフルメンバーが加わりだしてからはかなり落ちましたし。
「ハッピーエンドじゃつまらない」だと思わなければ、この音楽性は好きです。


しかしアンコールでおとなしくなって、おとなしくなったまま終わるのはもったいない・・・。


客もみんなで手をつないで手を上にあげて、拍手して終わり。
最後の最後、いいところで客に話しかけられた礼央さんにかなり同情しました。
あれはない。



というわけで、良かったですよー。
私は音楽を聴きに行ったので、その意味ではかなり楽しめました。





それでは以下あまり楽しくないお話。
JOY最高!と思っている方はご注意ください。



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はっきり言って私は「JOY」というキーワードに馴染めません。
どうしても、「JOYって思わなくちゃいけない」感と、音楽が楽しくなきゃいけないのはそりゃ当たり前じゃない、というのがぬぐえなくて。
ライブを見た後の今でも、「JOY」とさえ言わなければもっとリスナーの範囲を広げられるんじゃないの、とすら思ってます。
それくらい馴染めませんでした。私はね。
あと、一夜限りのお祭り騒ぎという印象。
今後もずっと同じ手でやっていくわけにはいかないだろう、どうしても「楽しい」の次が必要になるだろう、その先は見えない。
ズボのライブを知らないお客さんをライブに引っ張って行くパワーは、あのCDからは感じない。

や、今回に関してはそれでいいと思うんです。
今回のお客さんの満足度の高さから言っても、押し付け感や無理やり感は薄かったはず。
3月のアレでドン引きしたときのような身内感はない。
それは本当に良かった。
自分が「JOY」に対して冷淡であることがわかっていただけに、うしろの隅っこで聴いて楽しんでいたのは完全に正解でした。



で、お客さんが全員手をつなぐ。

最後の最後でとうとう引きました。
例外の存在は許されていない気がした。



もともと私がズボライブに行く動機が、とりあえず見届けたいというのがまずあるんですけど、織原さんのキーボードとのっちさんのパーカスが動機のうちかなりの比重を占めているんですね。
そんな私からしてみたら、たまに例外くらいいたっていいじゃない、と思うわけで。
あ、だからこれがDVDになるとすれば、かなり嬉しいです。
そのあたりを気にせずに音楽を楽しめるという意味で。



全体としての感想が、
「まぁ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良かったですよ」
になってしまうのはそういうことです。




というのはありつつも、でも、良かったですよ。
このライブに対する評価が高いことには疑問はないです。

JOYツアー恵比寿二日目 その1

2007-06-09 00:24:36 | ズボンドズボン

なんだかんだ言って、良かったです。
ただ、私はズボ好きですけどズボファンではないですし、結局なんだかんだ言ってますので、身の危険を感じた方はご覧にならないほうが賢明です。


左後ろの手すりにもたれてのんびり見てました。
編成は、オリジナルメンバー4人、ベースtabokun、キーボード織原さん、ギタータラちゃん、パーカスのっちさん、コーラスジョイビーズ(女2人男1人)の11人編成。



・オープニング
真哉さんのスーツにときめいていたら、後から入ってきた礼央さんの衣装の革パンに思いっきり笑ってしまいました。
ほんっとこのひと革パン似合わねーなー・・・。
武道館スペシャルアリーナの過去写真にも、許しがたい革パンの写真があるんですけど。あの写真は何が許しがたいって、第一に革パン、第二に表情、第三に髪型、第四にバラ柄のシャツときて極めつけがポーズという(←結局全部)

まぁとりあえず、
「J!O!Y! JOY!」(YMCA風に)
っていうのは笑うところだったということでいいですか?(素)

こうして私のJOYツアーは大爆笑のうちに幕を開けました。


礼央さん「ズボンドズボン史上初めてのことづくしのライブ、俺の衣装がいつもと違う! こんなおしゃれな服持ってない! そう、今日はカメラが入っているからです!」

・・・ちょっと。
まず、その衣装は笑うところではなかったんですか?(素)
ええええええ。
てっきりいつもの気取り屋のヘタレ男を演出するためのわざと外した衣装なのかと。
はぁ、おしゃれって難しいですね。

ああそうそう、カメラが入っていまして、ライブDVDになるかどうかはまだ決まってないんだけどとりあえず撮るんだそうですよ。


・決断アニバーサリー
これは好きです。
でもやっぱり最後の3つずつ繰り返すあれは長すぎると思うな・・・。

・シンプルイズム


とりあえず特筆すべきはジョイビーズなんですけどね、いわゆるブラックソウルのコーラス隊っぽい、なんかティナ・ターナーの後ろにいそうな感じを再現しているんですよ。
女性は真っ青なスリップドレスに男性はサスペンダーで、みんなアフロのかつら(笑)
んでもちろん振り付け。
コーラスの音量自体はかなり抑えてあったんですが、存在感は抜群でした。
というか9割ジョイビーズを見てました。


ズボは今だけがJOYじゃないんだ、活動を始めた2000年からずっとJOYだったんだということで、おいしいとこを集めたメドレー。
・OPYJ
・追い風
・smile
・当たり前の恋
・恋残暑
・メロディ
・ドライブスマッシュ
・陽
・ラブフリ

曲目はこんなかんじですかね?

途中たぼくんと真哉さんが中央に出てきて2人で仲良く弾いてたんですけど、2人ともすらっと背が高いから、
・・・あっ礼央さんごめん・・・という気分になりました(素)
たぼくんが真哉さんの耳元に息を吹きかける。

恋残暑とメロディ2曲続けて礼央さんをしばきたくなりました。
特に恋残暑なんて、純子さんパートに続けて礼央さんがサビじゃないですか。
そこでがたんと歌のクオリティが落ちる。
礼央さんって、いわゆる土屋節系の曲はほとんど外さないというか外してもそこまで目立たないんですけど、大切に歌わなきゃいけない曲に限って歌がめちゃめちゃ。

最後、礼央さんがかなり張り上げたんですけど、あまりにも爆音すぎて一瞬耳が聞こえなくなって、逆にテンションががたっと落ちたのが個人的に非常に残念でした。
ステージも客もテンションが一番高いところで自分だけ落ちるのは悔しいですよねぇ・・・。
でも耳栓持っていく気にはならないしなぁ。
耳栓すると音の高さが変わるんですよ。当たり前ですけど。
普通のヘッドホンとインナーイヤー型ヘッドホンでは音の高さが変わるのと同じです。

なんというか、メドレーというか、とりあえず曲を切らずに続けて歌いましたと言ったほうがわかる感じがします。
他の曲でも演奏し終わって音が鳴り止まないうちに次の曲、みたいなのがけっこうあったので、そことの差がそれほどないかんじ。
もうちょっとメリハリがあったほうが良いと思いました。1曲1曲を長めにやるので、だれる。当たり前の恋なんか特にだれました。
でも全体的にはかなり良かったですよ。
私はとにかく音楽に身を任せていたいので、だれた感じはその意味ではそれほど気になりませんでしたし。

私は歌よりも楽器陣に興味があるんだなぁと再認識。アレンジフェチですから。
自分が熱くなれるかどうかの基準が歌じゃなくて楽器だったんですよね。
OPYJとかほんとかっこいい。
ま、もともとズボの音楽性はジャズ風味だったときからブラック寄りの今に至るまで、途中やたらポップに走った扉以外はとにかく私の趣味ど真ん中なので。



サポメンが一旦下がり、ここから4人編成。


なんでこのメンバーで音楽をやっているのかというと、このメンバーでいるのが楽しいからだ、と。
礼央さん「このメンバーって、俺がはしゃいでも全部乗っかってくるのね。だからほんと楽しくて」
・・・・・・。
このせりふを反対解釈してライブデポでの発言とつなげると、洋輔さんがものすごく不憫ですね(素)
まぁ聞いた人にどう受け止められるかをほとんど意識していない礼央さんの発言を論理だてて考えても、新しく得られるものは何もない上に自分がカルシウムが欲しくなるだけなので完全に無駄なんですけど。
しかしまぁこれがズボの強みでもあり弱点でもありますわな。

今回真哉さんがすごいらしい。
まず仙台でステージから客の中に飛び込んで、何を言うかと思えば
「お客さんの指が目に入って痛かった」
たぼくんに胸をもまれて、それが気に入ったのか名古屋でお客さんに向かって「揉んでやるぜ」って言ったとか、
ギターを差し出して客に弾かせたとか。
真哉さんおもしろい。そのテンポのはずし方が。
まゆっこさんから名古屋の真哉さんはエロキャラだったというメールをいただいたんですけど、その内容を暴露され、
真哉さん「ここカットでお願いします」


礼央さん「4人だからといってしっとりいくと思ったら大間違いだぜー!」
というわけで、

・knock! knock!
だからこのアレンジは無理だって言って・・・!
本当に良いと思ってやってるんでしょうか(素)
knock! knock!自体は大好きなのにもったいない。
ところでメンバーは4人編成の音でも思い切り盛り上がれると思ってるんでしょうか(素)
や、でもこのアレンジは思い切り盛り上がるようなアレンジではないので、たぶん違うんだろうなとは思うんですけど。
もしメンバーが4人編成ベースなしの時の、音のスカスカ感を感じていないとすれば、CDの音の薄っぺらさも感じていないであろうという推測が成り立ち、ズボが心配になります。
まさかそれはなかろう・・・。きっと。(希望的観測)


中途半端ですが切りますー。


ライブデポ

2007-05-27 16:49:37 | ズボンドズボン
私まだ実はJOY聴いてないんですけど、とりあえずライブデポの感想を。
JOYそのものに関してはCD聴くかライブ行った後に書きます。



・シンプルイズム
たぼくん早く!(素)
ベース・・・ベースがないとやっぱり・・・厳しいですよねぇ。
礼央さんがキーボード弾きながらシンプルイズムはちょっと無理があるんじゃないかなー。歌いづらそう&盛り上がらない。
ラストサビ前に盛り上げ損ねたのは礼央さんのキーボードミスなのか元々ああいうアレンジなのか。
純子さんって曲の最後にフェイク入れることが多いですけど、CDのHOMEもそうなんですけど、これって要るのかなー。フェイクだけ曲から浮いてるんですよねー。


・knock! knock!
このアコースティックバージョンは・・・・・・へっ・・・・・・?
メロのコード進行と全く合わないギターのあのコード進行は、あれはどうなの?
サビは別に違和感なかったんですけど。
礼央さんの曲って変なので、ミスマッチ感にハマったりすることは往々にしてあるんですけど、合わないものは合わないというか。
ズボは持ち歌のアレンジ変えってよくやりますけど、リアレンジされる前より後のほうが良いと思ったためしがない。
これはあんまり良いことじゃないと思います。
最後礼央さんが「手をかけてみなさいって」のメロを変えたのは良い感じでしたねー。


・すてきなメロディ(大江千里さんとセッション)
CM明け大江千里さんのピアノのちょろっとしたフレーズがいつものことながらめちゃめちゃかっこいい。
扉ツアー以来の「すてきなメロディ」
純子さんの声とジャジーな千里さんのピアノがよく合っていてとても素敵です。
千里さんはやっぱりさすが。
礼央さんがかなり弱いんですけどねー、純子さんと礼央さんの曲じゃなくて、純子さんの下でがっちゃんがハモってるときのようなバランス。
でも曲としてはこのバランスがちょうど良かったと思いました。
しかし最後のがちゃがちゃは要ったのか。


・長い夜
3月のアレで聴いた時は歌詞が全く聞き取れなかったので、礼央さんが前のめりに身体を振り絞って歌っている印象しかなかったんですけど、はじめてこんな歌だったのかと認識しました。
純子さんもほどよく抑えられていて良かったです。
これは礼央さんの曲だから、純子さんはじめ他のパートがリードを立てることに徹しないと曲が台無しになる感じがします。
この曲が一番良かった。


・ラブフリ
あああこのアレンジ好きだ・・・!
やっぱりズボの音楽性って私の好みど真ん中なんですよ・・・!


・HOME
サビの微妙さはなんとかならなかったのか。
ライブ会場で一緒に歌うわけでもなく、CDみたいに何人もでハモってるわけでもないから、ますます微妙さが際立ってしまうんですよね。
しかし、「JOY!」の部分はCDよりはるかに良いです。
というよりもCDの「JOY!」があまりにもあまりにもアレすぎるんですけど。
特に最後良かったなー。
純子さんの「おかえりなさーい」を入れなかったのはぶっちゃけ正解だったかと。
あれはあまりにも唐突すぎて曲のバランスを崩す。
あ、まだCDは聴いてないんですけど、YahooでHOMEのPVがフルで見られるので、それでこの曲は全部聞いたんですよ。
もちろんCDで聴くとまた違うんだろうということはわかってはいますけど。



そこで洋輔さんの名前が出てくるか(笑)
でも最近あのひと礼央さんを止めてあげてないって!不満!
3人は明らかにメディア慣れしてなくてあれですね(苦笑)



・バランス
いつ聴いても織原さんのキーボードに惚れる。
織原さんかっこいい。
私ソロとかよりもちょっとしたフレーズに入るアクセント的な部分に惚れることが多いんですよね。
この曲の何が好きって、イントロのフレーズとお手を拝借のところが好きです。
何食べたい?って礼央さんに言われて
真哉さん「えっわかんね(素)」
…ちょっと今このひとものそい素でしたよ!照れ笑い!
ひー可愛い!



ぶっちゃけ4人編成は厳しいです。
すてきなメロディ以降はかなり良かったと思います。
ズボライブに行ったことがない人がこれを見てどういう感想を持ったのかが気になります。

頑張っていつの間にか売れている

2007-03-27 22:21:20 | ズボンドズボン
ズボはメジャーに行く気はないですよね。


とこの間のライブを見て思ったわけですが。
メジャーに行きたいと思ってる人のライブではない、というか、少なくとも目標をメジャーに設定して活動している人のライブではない。

最近売れててもインディーズのまま活動しているバンドも多いわけですから、それも不思議ではないのかもしれませんね。
こうやって活動を続けて売れたらラッキー、なのかも。
大人の事情なんて知るわけがないのでどうでもいいですが。


礼央さんの2007年の抱負ですけど。
「売れるための曲」を作ることはしないのだろうなーと解釈していますが、ものは言いようといいますか、解釈の仕方はいろいろあるので、損な人だなぁと思います。
礼央化本の件だって、そこまで言わなきゃ引かれることもなかったろうに。


最近全部礼央さんの思い通りになっている気がしてしたたかで怖い(そしてちょっとだけときめく)という話を以前していたんですけど、もうちょっとしたたかになればいいのに損な人、と思わせること自体が計算だったら、それこそしたたかで怖いですね。



そんな礼央さんのアウトの感想を聞いてみたい。


ああそういえば、アウト東京公演お疲れさまでした。
大阪千秋楽までもう誰も怪我しませんように。

ズボンドズボン3月のアレ

2007-03-21 23:44:34 | ズボンドズボン

私はズボンドズボンのファンではありません。

ファンでない人間に好きなアーティストの批判をされるのが嫌だという気持ちは私自身よく知ってます。
私はファンではありませんが、土屋礼央の音楽に興味があるのでズボの音楽を聴くしライブにも行きます。結局ズボが好きだし魅力があるからです。
そういうスタンスの人間です。
以下猛毒です。ご注意ください。

加えて、ある一人の客の単なる個人的見解だということをご理解ください。




今回はビアンコネロとの対バン。

ビアンコネロの曲を1曲も知らずに行ったのですが、私が好んで聴くような音楽ではないですけど、割と良かったですね。
ていうか音楽よりも、礼央さんいわく「核爆弾」けんぢさんのインパクトにすべてを持っていかれました。
いやー笑い転げましたね。
歌っているときは核爆弾なかんじはしないんですけど、しゃべりだしたらいきなり核爆弾になるんですよね。
けんぢさんを文章で表現することは不可能です。ええすっぱり諦めました。
彼がビアンコネロの枠の中に納まっているのがすごいというか、けんぢさんを飼い慣らしている古賀さんがすごいというか。
あれはあれでメンバー3人のバランスが取れてますよね。




そんなこんなでズボンドズボン。


・陽


・シンプルイズム
イントロの「うーうーうーうー」っていうコーラスはいつから入りましたっけ。


・boy


・長い夜
礼央さんはキーボード弾き語り。
うーん、純子さんの声はよく活きていましたよ。
でも礼央さんは、歌そのものではなく体を振り絞る歌い方で聴かせているから、CDになったらどうなるかはちょっと読めません。


・決断アニバーサリー
新曲。
礼央化ラジオの今年の抱負ジングルの曲ですね。


・生活Life
ジャクソン・ファイブの"I Want You Back"のイントロから始まり、うおおジャクソンファイブやるの、と思いっきりテンション上げたらいきなり「ちゅるりら」でびっくりしました。



純子さん「まだまだ行きたいのー?」
客「いぇーい!」
純子さん「それじゃあ、『いきたい』って言ってみて」
客「いきたーい!」

すいませんちょっとgooブログの利用規約に引っかかりそうな表記をする勇気はありませんでした(素)
純粋なお嬢さんがた、ごめんなさいましね。
これには礼央さんもびっくりしつつ笑ってたんですけど、
礼央さん「よっしゃそれじゃいかせてやるぜ」
とか言ってて苦笑い。
はあなるほど、ズボの礼央さんはそういうキャラなんですね。
普段はMなのに時々Sっ気が入る。
ビアンコの古賀さんも「礼央くんの調教が行き届いてるな」って言ってましたけど。
あなたいじられてなんぼですから(素)(※偏見)

純子さんが基本的に姉御キャラで進行してましたね。
姫的ポジションだったのはいつの話だろう的な。
振り切っている純子さんは非常にかっこいいです。
すがすがしくてよいと思います。




・バランス
織原さんのキーボード目当てに行ってもいいと思いました。
彼女のキーボードはかなり好きです。


・HOME
好き好き!これは好きすごい好きめっちゃ好き!サビ以外。
・・・・・・。
なんなんだろうあのサビの違和感。
"Joy!"のところの音の感じは大っ好きなんですけど、だからこそサビが浮いてる。
あと、初めてこの曲を聴く人にはどうやって"Joy!"と歌わせるんでしょう。


・迷わせる
礼央さんのテンションがぶっ飛んでましたね。
息切れで歌えなくなったりとか(苦笑)



<アンコール>
礼央さんがタモリ倶楽部の出演が決まって大喜び。
鉄道好きな芸能人募集でわざわざはがき書いて、反応なかったからもう一枚書いたほど出たかった番組にやっと出れて、それを今日やっと言えるので嬉しくてたまらない礼央さん。
一昨日撮り終えてきたそうです。


もういっこ宣伝していい?と礼央さん、
礼央さん「ダビンチ礼央化を、なかなか本屋で見かけないから買えてない人いるんだろうと思って、100冊くらいいけるだろうと思って前のライブの時にメディアファクトリーから100冊買い取って出したら7冊しか売れなくて、93冊余ったんですよ。
マネージャーが93冊事務所まで持って帰るの大変で。
これどうしようかと思って、どうしようもないんでサイン書きましたので(素)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

いやあ、このときの会場の引きっぷりといったらすがすがしかったですね。

さすがの礼央さんもこの空気は察したようで、
礼央さん「言い方って難しいね。えーっと、持ってない方はこれを機会にぜひ買っていただいて、持ってる方も買っていただいて自分が持ってるのを友達に売るとか、」

うん、あのね、礼央さん、言えば言うほど会場の空気が冷えていきますよ。
「えっなにみんなそんなに・・・」とか言ってましたけど、礼央さん、欲しい人はもうみんな持ってるんですよ。

礼央さん「・・・そこまでして売りたいのみたいな顔して」

そりゃ思うぜ。これはドン引く。
プライドの問題ですけど。
礼央さんも客が引くことは予想しなかったのでしょうか。

しかしサイン入り礼央化本はあっという間に売り切れたようですよ。
まぁファンってそういうもんですよね。
その気持ちはわかる。


ビアンコとズボでセッション。
・勝手にシンドバッド
これがいちばん盛り上がったなぁ。
けんぢさんが見事に桑田さんのものまねで歌い、歌おうとする礼央さんをさえぎって歌い続けてて面白かったですな。
はしゃぐけんぢさんの首根っこを礼央さんがつかまえて引きずり戻したりとか、純子さんの背中にはりついて歌うけんぢさんの頭を礼央さんがはたいたりとか、野生児っぷりはいかんなく発揮されてました。
真哉さんに今何時~?と訊いて、真哉さんが腕時計をみて「今、9時46分ちょうど3秒」(爆笑)
いつまでも腕時計を見て首をひねる真哉さんに礼央さんが笑い転げてました。
しかし2時間半以上やったんですね。





~~~~~~以下、ものすごく猛毒です。逃げるなら今のうちですよ。~~~~~~





ズボ変わりましたね。


えーっと私は野音以来初めてのズボライブだったんですけど、野音を見て後夜祭を見ていないいわゆる「負け組」と言われるあれなんですが。
後夜祭以降、ズボライブの方向性が変わっているという話は友人からさんざん聞いておりまして。
こういうことだったのか、と実際にライブを見て納得しました。
その意味で、実際に見て良かったですね。
何でも自分の目で見ないとわかりませんから。
客がズボ曲を既によく知っていることを前提に、一緒に歌って一緒に楽しむという方向性で、このライブもその流れの一環ですね。


まぁ一言で言うと、ファンは楽しいだろうな。


今回はおそらく非常に良かったんだと思うんですよ。
礼央さんの調子は良かったし純子さんとのバランスも悪くなかったし、楽器隊は素敵でしたし、たぼくんの投げキスはあまりにもナチュラルだし。


しかしたとえば新曲のことで言えば、礼央さんの声が活きる曲は一曲もない。
そのかわり、みんなで歌って盛り上がる曲ばかり。


野音以降に作られた曲は私はまったく知らないんですけど、みんな当然のごとく歌って乗っかって騒ぐので、んでそれに対してステージからのフォローもないので、とりあえず置いてきぼりをくらいました。
INSPiライブのレポでも言いましたけど私は内輪受けが嫌いなので、このライブには合っていなかったのでしょうね。
INSPiの場合は内輪ライブ状態になっていることに気付いていない節がありますからそれはそれで問題なんですけど、ズボは確信犯だからまた別の問題があります。

礼央さんが出発のアレに関して、
「前代未聞でアルバム発売前にそれをまるまるやります。曲を知らない人にもどう楽しんでもらうか、ということを考えてやります。まぁこれだけやってるからみんなもうわかってるかもしれないけど」
と言っていました。
つまり逆から言えば、このライブは今まで発表した曲は知っていることが前提のライブだったと言えるわけで。

なるほど私は来るライブを間違えたのだな。

そういうことなら、出発のアレとツアーは期待してもいいのかな、と思いつつ不安で行くかどうか迷ってるんですけど。


逆を言えば、下手に何かを作りこんでくるよりはあんなふうに盛り上がる方向性で振り切ったほうが、楽しいと思う人もいると思うんです。
まあね、boyが思いのほか盛り上がりに欠けるとか、そういうのはあるにしても。
今回歌った生活Lifeバランス迷わせる以外にも、歌がない部分で客を乗せられるSmile、ゴーゴー系の堪能ジャパン、客とのやりとりで歌える青山ブルーマウンテンとか、強い曲はいくらでもありますしね。
下手に作りこんできたものを「学芸会レベル」としか思わない人もいるでしょうし。
比較対象がRAG FAIRで申し訳ないんですけど、CIRCLEツアーの最初のコント部分、あんなものやらずに1曲でも多く歌を聴かせてくれ、という反応と同じですよね。
少なくとも音楽性というよりも礼央さんだからついていくファンは、こういったライブは楽しいと思いますよ。

思いっきり騒げるからライブとしては自分の身体で楽しめる、
しかも自分がよく知ってる曲だから騒ぎやすい、
ハコが小さいからステージとの距離は近い、
お客さんがいることを前提として礼央さんが作った曲ばかりだから客としての自分に存在価値が見出せる。

それでお客さんが満足することが悪いことだとは決して思いません。
そこを狙ったっていい。



でも、そこばっかりを狙って活動を続けて、何になりますか。



以下は私の根拠のない連想ですけどね。


私が漠然と感じるのは、不安。
礼央さんは自信がないのだろうか。
それを埋めるものを、客に求めているのではないか。
自分を裏切らないものを、探しているんじゃないですか。
もし自分の才能すら自分を裏切る可能性があるのだとすれば、確固として自分を裏切らないでいてくれるものが欲しいんじゃないですか。
それはファンに対する甘えではないのですか。

私は、礼央さんの「私の前にあなた」はいつか崩れる、という記事を、1年半ほど前に書きました。
もう崩れていませんか。
崩れていたとしても礼央さんがそれでいいのならば私は何も言えませんけど。


いつからか礼央さんが、お客さんのことを「ファン」と呼ぶようになりました。
それは違和感でした。
本来礼央さんの口から出てくるはずのない言葉だったので。
まぁねー、礼央化本の一件があってますますファンに甘えてんじゃねーのかと思うんでしょうけどねー。


いつだっけか、お友達に「そんなに『価値』を求めてるの」と言われたことがあります。
うん、求めてますよね。
そして同じ基準を礼央さんにも求めている。
礼央さんがこれで満足する人だとは思えないので。
だから礼央さんの音楽に興味を持ったのだし、だからこんな話になるんです。





ところで礼央さんは、それでいいのですか。


ドットズボ

2006-05-29 14:15:05 | ズボンドズボン
.ZUBOのブログを初めて見てみました。
音楽配信か何かして、ズボの音楽をもっと多くの人に聴いてもらうための企画かと思っていたんですけど。

・・・嬢の恋愛相談・・・?

えっ、ズボファン内で盛り上がるための企画だったんですか・・・?



うーん、うーん、わからない。
ズボのやりたいことが何かわからない。

野音からこっち、身内で盛り上がる以外の方向性が見えない。


ズボが今やるべきことはそれなんですか?
確かに、より多くの人に聴いてもらうことがすべてではないでしょうけれども。


ここで浮上する一つの可能性。
扉がインディーズチャート1位になった。
野音をやって、それとほぼ同じライブ内容でキャパが10分の1だった後夜祭のほうが評判がよかった。
そのことからもわかるように、ズボの音楽をよりよく伝えるためには、小さいライブハウスを中心に活動していくほうがいいと考えた。
そこで、活動の幅を広げずにファンとのかかわりを濃くしていくことを考えている・・・?



かづっちゃんが言っていた意味が解った。
これはファンクラブを作るのと変わらない。
ズボの音楽をより多くの人に聴いてもらうための企画ではない。
2500円で3ヶ月間のサイト閲覧料を払うなら、3000円で扉買いますもんね。




礼央さん、あなたにとってズボンドズボンの活動は、どんな意味があるんですか?
なぜそこまでの価値を置くんですか?
あなたにとって音楽活動って、一体なんですか?

後夜祭。

2006-05-19 23:15:22 | ズボンドズボン
私の友人が、身内感満載で何をやってもウケるからOKな雰囲気で恐ろしく異様なテンション、と評し。

かたや、当のステージ上の土屋礼央は凄かった楽しかったと感想を述べる。



このギャップの原因を検証するために今更後夜祭に行きたくなってきましたよ。
一般発売がないんだそうですね。ふむ。



ま、実際行って検証するまでもなく、身内的なノリで騒ぐライブをよしとするかしないかの違いであり、とするならば私は友人と似たような感想を持つんだろうなということまでわかっているのでアレですけど。


ただ野音と同じテンションで小さいハコでライブをすれば、そりゃハコのほうが全体が盛り上がるというのは火を見るよりも明らかなわけで、かつ一般発売をしないとなれば最初から身内で騒ぐことが目的のライブだったと言えるわけですから、当初の意図からいっても自然な帰結ではありますよね。



でも今のズボンドズボンが、身内で盛り上がることに価値を置いていては、今後が心配です。
今のこの規模で今の客を相手にずっとやっていくつもりならそりゃ知りませんけど。



あら私ってば辛口だわ。
いつになく遠慮のない言い方でごめんなさいまし。
昨日の土屋ブログで久々に頭の血管が切れたので、つい。ほほほ。

ズボ野音レポ その3

2006-05-13 03:18:00 | ズボンドズボン
明日、2限が終わったら即行ダッシュで名古屋行ってきます!!
うあーたーのーしーみーだ!!
クラスの子に明日名古屋、と言ったら、おっくんによろしく、と言われました。
だそうですよ、おっくん。


というわけで、その前に野音のレポを完結させます。


<総評>

・短い
時間は2時間ちょい、アンコールで2回引っ込んだことを考えるとライブとしては短めですよね。
その上、ギターソロとバランスが異様に長かった印象が強いので、全体として短かったという印象を受けます。
新曲は、君と見上げた空、シンプルイズム、ハッピーエンドじゃつまらないの3曲。
私が楽曲発表会に行ったせいでしょうか、いつもとかわり映えしないライブ、という印象です。
いつも、っつっても私は扉ツアーと楽曲発表会しか知りませんけども。
これが今のズボンドズボンのすべてなのだとすれば、後夜祭では何をやる気なんでしょう?
逆に、後夜祭のために新しい何かを残すとすればそれこそ意味が不明ですが・・・。


・新曲
友人の言葉を借ります。
「土屋礼央の作ってくるものに、最近、なんだこれ!?という衝撃がない」
一言で言えば、一般化して個性が薄れているということです。
クセが薄くなって一般に受け入れられやすい曲が出てきているとは思いますが、それは同時に今までの強みを放棄することでもあり、こういうことやってるバンドってズボンドズボン以外にいくらでもいるよね?ということになってしまう。
何がズボンドズボンの持つ唯一性なのか、強みなのか、ということが見えない。
・・・という話を、予告してあった「ズボンドズボンの今を考える」シリーズで取り上げる予定でした。詳しくはそのうち。


・会場全体の盛り上がり
野音というライブ会場が私は初めてだったので、これはライブ会場の特性なのかもしれません、わかりませんけど。
前のほうと後ろのほうの客のテンションの違いが激しかったと思います。
私は当日券ですから割と後ろのほうにいたんですけど、まわりのお客さんの反応が、薄い薄い。
まぁ確かに野外なんで、風向きで音の流れ方が変わったりはするんですけど・・・。
でも彼らが会場全体を盛り上げられていたとは思えませんでした。
シンプルイズムを会場のみんなと歌いたい、とか言ってましたけど、ステージの上だけで楽しんでいる印象がぬぐえませんでした。
・・・なんかmisatoさんとほぼ同じこと言ってますね。すいません。


・純子さんはなぜズボンドズボンにいるのだろう?
今回、純子さんに関してはかなり評価が高いです。
自分がやりたいことが全部ステージの上でできたんだろうと思います。
扉ツアーの時よりはるかに「ツインボーカル」っぽかった。
礼央さんと純子さんの出張り方の違いは、礼央さんがバンドマスターで純子さんがそうじゃないから、でした。
すごいよかった。
礼央さんよりずっとよかった。
でもだからこそ、ズボンドズボンと純子さんの音楽性の違いがはっきりしたんじゃないかと思います。
わかりませんよ。私と私の周りの何人かの人が、ズボと純子さんは音楽性が違うと感じただけかもしれない。
メンバーは、純子さんの方向をひっくるめてズボだと思っているのかもしれない。
でもそれは私にとっては違和感でした。


・ズボの方向性
以上のことをふまえると、ズボが今結局何をやりたいのか野音でははっきりしなかったと言えるんじゃないかと思います。
楽曲発表会のアンケートで、野音でズボが今後どういう方向性にいくのか知りたい、と書いたんですけど。
それは、私の野音に対する認識が違っていたのかもしれません。
野音が本当に単純に「祭り」なら、そんなこと気にせずに盛り上がるだけでよかったんですもんね。
メンバーはどう思っているんでしょうね?
これを成功と思うんだろうか。



以上。

・・・思いのほかひどい総評になったな・・・。

ズボ野音レポその2

2006-05-11 02:35:21 | ズボンドズボン

続き。

メンバー登場・・・なんですけど・・・衣装が・・・
説明放棄。(待て)
純子さんがモノトーン花柄のワンピースを着ていたのが唯一まともな衣装で。
礼央さんは、顔を覆うくらいでかい赤い帽子、Tシャツ、青いぴっちぴちのパンツ。
菅田さんは、黄色のつなぎズボン、黄色いシャツ、黄色い三角帽子。
まぁともかくそういうファンシーな衣装でメンバー再登場。
なんじゃそれ?(真顔)
純子さんの衣装が普通に衣装っぽかったがゆえに浮いてるくらい、みなさんファンシーでした。

・青山ブルーマウンテン
礼央さん「いらっしゃいませぇーっっ。
おっと失礼申し遅れました、わたくし、コーヒー専門店デバイス青山店支店長、クロイノカナリスキーでございます。日本人とチェコ人のハーフです」
なぜかカマキャラ。
薄い世の中、特に薄い男とか、テンパるとすーぐペラペラペラペラしゃべりだす薄い男とか、そういうのじゃなくて、濃いコーヒーを煎れるのが好きな、知り合いのズボンドズボンさんが日比谷でライブをやると言うから駆けつけたクロイノカナリスキー氏。
「喫茶店」とか「コーヒー」とかいろいろコール&レスポンスしてましたよね。
「もっともっと濃い目にいれたい」を客にも歌わせてましたけど、これねー、通常の女の子であれば、普通に歌おうと思えば低いしオクターブ上げるには高すぎるので、声を張り上げにくいんですよね。
いわゆる「ライブ的なノリ」での声の張り上げ方になったとき、純子さんは張り上げやすい音域が平均より相当高いはずです。

・わがままな私
ギターのみの伴奏で、純子さんソロ。
礼央さんが横に下がって行って、ステージの端っこで見てました。
・・・・・・えっそれどうなんだろう。
楽曲発表会の時点では、最後のほうに礼央さんと菅田さんが4小節だけコーラスに入っていたんですけど、それはあまりに中途半端だったからいっそのこと歌わないことにしてしまおうという判断は賢明だと思うんですけど。
赤いぼわぼわの帽子をかぶったバンドマスターがステージの端から眺めてたらそりゃ変ですって。
純子さんは、扉ツアーから明らかに変わってます。
自分を積極的に最大限出そうとしているし、出ているし、自分を出す度胸もついたと思います。
ただそれがズボンドズボンに合うのか、という問題が残るだけ。


礼央さん「この曲は自分に向かって書きました。自分が嫌いなあなた、考えすぎて前に進めない自分が大嫌いなあなた、一緒に歌いましょう。」


・シンプルイズム
曲調はものっそ好みです。好き。
ただ、サビ以外は何を言っているのか一切聞き取れない。
みんなで一緒に歌って盛り上がりたい曲です、と楽曲発表会の時に言ってました。
その時、この曲でどうやって盛り上げるんだろう、と疑問に思いましたが、その疑問は解消されないままですね。
メンバーが楽しそうなのはとてもよく伝わりますよ。


ここからは壊れるよ、ということで。
・knock! knock!
・堪能JAPAN
本当に凄いテンションでした。
テンション高かった、楽しかった、以上。
こういうテンションの上げ方は上手いですよねー。


・バランス
えー、メンバーのテンションが沸点を超えまして、あまりにテンションが異常すぎて、バランスは若干引いて見てました。
嬢の「You name it!」とかすごかったなー・・・。
最後の「おっとっと」が終わって、
礼央さん「今日はみんなどうもありがとう、バイバイ!」
と締めかけて終わらず、「踊るぞー」っていうのをとりあえず3回くらいやって。
このパターン見たことある気がしないでもないですけど気のせいとして。
で、まだ終わりません。
途中からメンバーを全員(照明さんとかまで含めて)紹介しだして、それも3回くらいやったのかなぁ。
一旦照明が完全に消えるんですけど、
礼央さん「・・・照明さん?」
っつってまた始まったりとか。
結局アレ何回やったのほんともう。
やりすぎです。ありえない。


・アンコール
純子嬢がトランペットを持って登場。
なんと、歌わずにトランペットを吹くそうですよ。
礼央さん「ここからは打ち上げです。好きなことやります。えー、カバーです。もし知ってたら歌ってください。」
といって始まったのは。

・あさってはSunday
は?
とまあ正直思いましたけど。
ジャズ風のホーンセクションが印象的なアレンジでしたね。
あぁズボっぽい仕上がりだな、と。

・Fallin' Love
は!?
とまぁ正直(ry)
アレンジはよくなかったです。
ボサノバ風のアレンジなんですけどね。
この曲はリードのメロディに隙間があって、ラグではその間にコーラス隊が出張っているんですけど、ズボではそれがないから曲がスカスカになるわけですよ。


それにしても。
こんな考えすぎる私ですから、なぜアンコールでわざわざRAG FAIRの曲を歌ったのかに当然考えが行くわけですよ。

可能性1
単純に自分の曲の中で好きな曲だから。最も単純な理由付けですね。
あさSunとフォーリンが礼央さん的評価が高いということは知っています。それをせっかく祭りだし、野音で歌いたかった。
まぁでもRAGの曲ですから普通に歌うことは出来ないので、アンコールでカバーと称して歌ったとか。

可能性2
祭りだしいいじゃん!
つまり、特に理由なし。

可能性3
お客さんがびっくりするようなことをやりたかった。
祭りですしね。

可能性4
もっと単純に、お客さんもきっと喜んでくれるだろう。
ラグでも人気曲ですからね。

・・・んー、であればズボのほかの曲でもよかったはず。迷わせるとか、ライブ的にはもっと盛り上がる曲がありますから。
そうすると、「RAG FAIRの土屋礼央作詞作曲の曲をズボンドズボンとして野音で歌う」ということに特別な理由があったという可能性が出てきます。

可能性5
土屋礼央が作詞作曲した曲は、ズボンドズボンで歌いたい。
もうちょっと強く言えば、それを客に宣言する狙いがあったとしたら。

あさSunを歌い始めた瞬間に私はこの可能性だけを思い浮かべてしまって、とことん楽しむという試みに挫折しました。わはははは(・・・)
まさかふらっと行った野音で悔し泣きするハメになるとは思いませんでしたよ。
ついでに、その狙いがあるとすればあさSunの次も絶対ラグの土屋曲だろう、なら絶対Fallin' Loveだろう、というところまで瞬時に思い浮かべました。
・・・余計なことを。
フォーリンは歌わないでほしかったな。というのは、ハレルヤがRAG FAIRの曲でしかないのと同じような意味でフォーリンはRAGの曲だと私が思っているからです。
ついでに加藤さんのコーラスを純子嬢が歌うってのも、更にやってほしくなかった。その点に個人的にぶち切れました。
個人的には、ですよ。
こんなファンでごめんと礼央さんに言いたい。
しかし、実際の動機が上記のどれだとしても、アホかあんたは。という結論になることはかわりがないですね。


これで一旦引っ込むんですけど、客席のど真ん中にキーボードが設置されて、礼央さんが客席のど真ん中にあらわれます。
だからといって、いい歳して後ろのほうの席から礼央さんに触りに走って行くのは禁止行為ですし、何より恥ずかしいんじゃないかと思いますけど。
まぁそれはおいといて。
新曲を一緒に歌いたい、ということで、礼央さんが客に歌を教えます。

・ハッピーエンドじゃつまらない
これは良かったですね。
礼央さんの巨大な魅力として、素朴な言葉を効果的に素直に伝える曲が書ける、ということがあります。
たとえば、オールナイトニッポンの歌がそう。
別に特別なことを言っているわけじゃない。
突出したメロディでもなく、特別な言葉でもない。
技巧的にすぐれた曲っていうわけじゃない。
なのに心にまっすぐ届き、深く印象に残る。
これは、土屋礼央の持つ絶対的な唯一性だと私は思います。

アルバム出して全国ツアーやるから、絶対にまた来てください、と礼央さんがお客さんにお願い。
本当に「お願い」でした。



これで野音ライブは終了。
総評は明日書きます。