いずれも農道の近くのもの
“続「草刈をする範囲」考”でも触れているように、草を刈るのにも人それぞれだ。それにしても今日訪れた現場の草は“見事なものだった”。ひごろ伊那の北の方のある地域は「草を刈らないなー」と思っていたが、今日の水田地帯はそれ以上の状態。1枚目の写真は未舗装の農道であるが、「これ道?」と思うほどの姿で、とりわけ轍が残っているから車が全く通らないわけではないのだろう。しかしながらこの道を通るには、車の底を草が擦っていく行くわけで、嫌な人は通らないだろう。その上両サイドの草は車に倒れ掛かってくるほどに伸びている。たまたま近くに水管理に来られた方に聞くと、「たくさんやっているから手が回らないのだろう」という。このあたりの田んぼの畔にはヒエが密集していて、田んぼの中にもたくさん生えている。
そんな農道の写真の右側土手にはワレモコウがたくさん咲いている。草が伸び放題だからワレモコウも生きながらえているという感じ。どちらが良いものか、と天秤に掛けるところだが、きっと自然保護主義者は草を刈らない方を推薦するだろう。
3枚目は近ごろ盛んに触れている、いわゆる「草刈りをする範囲」である。この田んぼの方は自分の田んぼの水平面と、下田との間にある法面だけ刈っている。道路との間は刈らずにいるわけだ。あまりに道路の草が伸び放題だから、「自分だけ刈っても仕方ない」と諦めているのかもしれない。
わかりづらいが、光って白っぽいのはみなヒエである
黄色く色づいたコメ
上の2枚、1枚目は分かりづらいが穂が垂れて、だいぶ黄色くなっていて。間もなく「稲刈り」である。この田んぼはこのあたりでは珍しく畔草もよく刈られている。2枚目こそ写真ではわかりづらいが、ヒエだらけで、なおかつ穂が立っている。このままだと「収穫できるのだろうか」と思うほど、実のなりは危うい。この日、もう用水を止めるのだという。田んぼであまりにも成長差があるので、水を止めて良いのだろうか、と心配になる。
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