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Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

一般道を走る

2016-01-11 23:41:02 | つぶやき

 「座光寺にスマートインターができるとありがたい」、そんな話をよく聞く。座光寺とは飯田市座光寺のこと。中央自動車道の松川と飯田のインター間にあるパーキングが座光寺だが、売店はなく、トイレのみ。スペースも狭い。なにより周辺は急傾斜地で、ここにスマートインターなんてふつうは造らない。ほかのパーキングやサービスエリアのように、地元負担でスマートインターを造ろうとしたら、多額な費用がかかりそうだ。ところが、運が良いというかなんというか、リニアの飯田駅への連絡路としてここにインターを造るという。もちろん地元も費用負担はあるだろうが、リニア関連だから、それ相応に県などが面倒を見てくれるのだろう。地元だけではなかなかできないインターだ。

 冒頭の言葉を耳にするものの、おそらくわたしはこのスマートインター、できても使うことはないだろう。高齢化して一般道を長い時間走るのが身体に負担がかかって仕方ないというのなら使うかもしれないが…。今日も葬儀があって長野まで1日がかりで行ってきた。最寄りのインターなら松川だが、北へ向かう時はほとんど駒ヶ根で乗り入れる。しかし、時間に余裕があると、一般道で時間調整をいつもする。今日も少し早めに出たからまず伊那まで、と思い一般道を走る。伊那まで来てもまだ余裕がありそうだったので、さらにそのひとつ北の伊北まで足を伸ばす。結局伊北インターで乗り入れて、あとは長野まで。帰路は高速利用で帰れば2時間余で家に着くが、いつもどおり長野から国道19号を南下した。最近は松本-長野間は国道19号を利用することが多い。それほどびっくりするほど時間が違わないというのが理由だ。もちろん倍半分くらいの違いはあるが、かつて毎週走っていた国道19号は、けっこうわたしの好みの道。かつてにくらべれば車の量は圧倒的に減った。かつては大型車が多かったが、今はそれほど走らない。一般車も少なくときおり遅い車に遭遇すると苛つくこともあるが、諦めるか“抜く”。ということで、今日は少し寄り道をしたこともあって、神林から奈良井川沿いを遡って塩尻まで行き、結局ずっと一般道を南下し、帰路はまったく高速を利用しなかった。

 先日あった長野市での会議でも早めに出て、安曇野で降りて国道19号を北上した。そして帰路は同じく国道19号を南下。時間はいくらでも欲しいわたしだが、こと運転に関しては、けっこう一般道で時間を潰す。その意図は、と聞かれれば節約もあるが、昔からの癖とでも言おうか。前述したように若いころは国道19号を当たり前のように利用した。長野道が完成してからもずっとだ。急がなければならない時以外は一般道、わたしの中での常識である。もちろん同乗者がいればそれを優先しないが、独りで運転する時は身体に染みついたもの。不慣れな土地を走る時はいざしらず、県内では時間調整で高速を使うから、毎回利用区間が異なる。

 ということで、座光寺にインターができても、わたしなら南下する際は飯田、あるいはかつてなら園原を利用した(今はその間に伊賀良というインターもある)。また北上する際は、多用するのは駒ヶ根だが、その次によく乗り入れるのに利用するインターが伊北と塩尻だ。駒ヶ岳SAや小黒川PAにスマートインターなんかできてもまったく用がない。若かりし頃、節約で一般道を盛んに走った感覚は、わたしより若い今の年代にはあまりないようだ。もちろんタダでは一般道を走らない、そういう意識で脇見をしているかもしれないが…。


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