町から新聞に折り込まれて配布される月のカレンダーがある。ゴミの収集日が示されているので、毎月利用している。黒刷りのため、休日がはっきりしない。そこでよく間違えるのは、週の始まりから「何日目」という目安だ。左端は日曜日、右端が土曜日、とはごくふつうのカレンダーなのだが、色刷りではないめ、いつも左から平日で「何日目」と数えてしまって間違える。ようは左から三日目だから「水曜日」と思っていると、「火曜日」なのである。当たり前と言われればそれまでのことなのだが、紛らわしくさせているのは、わたしが会社で利用しているカレンダーが月曜始まりだからだ。
カレンダーといえば、昔は月曜始まりだったように記憶する。いつごろから日曜始まりが主流になったか知らないが、会社人間にとっては、月曜始まりが使いやすい。勘定する際に、休日は右側にかたまっていた方が使いやすい。そもそも休日に仕事がなければ、土日など切り取っても良いくらいだ。ところが、休日も勘定に入れないと間に合わない時のために、やはり休日は必要だ。が、週の始まり、というかカレンダーの左端は月曜日であってほしい。カレンダーとしては月曜始まりのものもふつうに出回っているらしいが、世の中で目にするものは、ほとんど日曜始まりのもの。インターネットから入手した月曜始まりのカレンダーを、印刷して使っているのが実情だ。
ネット上には、「なぜカレンダーは日曜日(左端)から始まっているのですか?」という質問を目にするが、そもそもその理由を聞いたところで、納得できない、というよりだから何なんだ、という感じ。ちなみに、日曜日が1週間の始まりだから、日曜始まりなのだという。これは「キリスト教で、週の始めの日をキリストの復活の日(「主の日」)とし、この日(日曜日)から一週間を数えたことによる。」という考えからきている。ところが、市販の予定帳のようなものは、月曜始まりが今は主流。わたしは財布代わりにも、免許証入れ代わりにも手帳を使っている。もちろんその手帳は、月曜始まりであるが、手帳にあるカレンダーは、見事に日曜始まりである。手帳が月曜始まりになった理由については、あるウェブで次のように記している。「日本能率協会が発行する「能率手帳」シリーズの歴史について書かれたページで、1987年に「ウィークリーを日曜始まりから月曜始まりに変更」との記述。変更の理由は「これは週休2日制の導入増加により土日を並びにした方が予定を立てやすいはず、といった配慮があった」との事」と。では、なぜ手帳にあるカレンダーは日曜始まりなのか。ここが意味不明である。手帳が月曜始まりなら、手帳に刷り込まれるカレンダーも月曜始まりで良いと思うのだが…。ということは、月曜始まりの手帳を作成する業界でも、カレンダーは日曜始まりが今もって常識ということになるのだろう。
正月に1月を表示してカレンダーをかけ替えても、1月のまま大晦日を迎えることも珍しくなかった我が家では、日曜だろうが、月曜だろうが、それほとカレンダーを見ていないので無関係化もしれないが、利用するカレンダーについては、月曜は始まりにしてほしいものだ。そうしたカレンダーが巷に出回っていないところが、不思議、というかこれもまた日本人らしいところなのだろうか。
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