goo blog サービス終了のお知らせ 

=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

ほんもの

2006-03-26 | 日々の暮らし.金沢
 身体の欲するものを食べる。まるで本能のままに。
 今日は、たくさん果物を食べた。きんかん、りんご、バナナにでこぼん。
 最近、ビタミンCが足りなかったのかな…笑
 身体は正直だ。きちんと自分の足りないものを、ぴぴっと欲する。
 季節の野菜や果物が美味しいのは、その季節らしい生命のエネルギーを頂くことで、身体もその季節に同調するからじゃないかな。
 ちょっと前は、かぼちゃの種とかアーモンドを割と食べた。あと、最近、小豆も欲することがあって、ゆであずきでぜんざいをつくったりする。(もちろん小さいまるもちも入れます…笑)
 振り返ってみると、冬のはじめのほうは、ふかしたさつまいも、後半は、みかんを、よく食べた。
 自然のものを自然と食べていると、ちゃんと分かるようになる。人工的につくられたものの味とか香りとか。
 そんな違いが分からなかった頃、実はハーブティーが苦手だった。美味しいと思ったこともないし、野性味が強すぎて、敬遠していた。
 でも、最近は、ちっとも平気だし、美味しいものは美味しいなぁと素直に感じることができる。逆に、市販されているソフトドリンクは、お茶も含めて、どこか香料が強く感じられるようになった。
 香料などから解毒されないと、ほんものの味は感じられないのかもしれない。(まだ、解毒できていない私だけど…)
 今の日本に、ほんものの味が分かる人は、どのくらいいるのだろう。
 ほんものの味が分からない人に、物事の本質が分かると言われても、信憑性がないなぁとも思う。
 自分の感覚に、一本筋がとおってはじめて、見えてくるものがあるような気がする。
(20060326)

引っ越しにあたって

2006-03-20 | 日々の暮らし.金沢
 2週間後くらいには引っ越ししなきゃいけないのに、住むとこも決まってなければ、引っ越しやさんも頼めていない。引っ越しやさんは、今がかきいれ時らしく、見積ですら1週間待ってという。かといって自力で引っ越す勇気もなく、まぁなんとかなるかな…なんて思っている。
 住むところは、社宅?に住むか、アパートに住むか。アパートにいたっては、物件も選択の余地があるみたいなので、結構のんびり構えている。ただ、金沢のアパートの解約日だけは決まった。
 3年のうちに、増えた家財道具。このへんで、もう少し見直す、いい機会。
 引っ越したところで、永住するわけではなく、また2~3年後には必ず引っ越しが待っている。
 旅のときのように、身軽に暮らすのが、いちばんというわけだ。
 少ないもので、ゆたかな気持ちで暮らす…。旅のなかで考えていたことは、そのまま私の人生のテーマにつながった。
 旅しているときは、こんな人生が待っているなんて思ってもみなかったのだけれど。
 そして、どこへ行っても、今のように、ごはんを炊いて、パンを捏ね、石鹸をつくって…といったことができれば、私は私なりに満たされた「暮らし」を享受できる。それは、とても頼もしいことだなぁと、引っ越すと決まったときに、ふと思った。いちばん大切なものが、自分の手の中から生まれてくる。その実感があるとき、人はどこでも生きていけるのだと。(20060320)

春です。

2006-03-17 | 日々の暮らし.金沢
 この度、同じ石川県内の能登、七尾で暮らすことになりました。
 3年過ごしたココ金沢を離れるのは、ちと寂しいけど、新しい土地や、新しい気持ちに出会えるかと思うと、わくわくする私がいます。
 新しい住まいに落ち着いたら、またお知らせすることにして、これから1ヶ月くらいは、しばしパタパタとした日々雑感。
 あの「加賀屋」で有名な和倉温泉のお膝元だし、もう気持ちは能登へー笑(20060317)

- こういったかたちでまずは一報。ちゃんと決まったら、ご連絡先の分かる方には、新しい住所、お知らせしますね。携帯とそのメール、そしてeメールは、引き続き同じものを使いますので、便利といえば便利な世の中。 

つくってみたす

2006-03-10 | 日々の暮らし.金沢
 最近、なんかパワー不足だなぁと思ったら、石鹸つくってませんでした。
 なので、少しはやく帰った夜に、晩ご飯つくって、ごはんも炊いて、パンをこねて、石鹸をつくったら、どこかに置き忘れていたものが戻ってきたような気がしました。
 こんなふうに、つくることは、私の精神安定剤です。
 友達とランチをしたり、飲みに行ったりしても、気分が晴れないことがあったり、かえって落ち込むことさえあるのですが、石鹸、パン、ごはん…と大好きなものをフルコースでつくっていると、私はこれでいいんだなー、というか、これがいいんだなーという気持ちで満たされていきます。
 誰がなんといおうと、とことん地味なことが好きですね。
 派手で分かりやすいことに、どうしても心ひかれなくて、ちょっとは努力したほうがいいのかなぁなんて思った時期もあったけれど、心がついていかない。私は私でいいんだって開き直って、それでも手元に残ったものが、これらのことでした。
 だからといって、誰にいうでもなく、こっそり自分のおたのしみ。それでいいのです。(20060310)

- 自分のことはともかくとして、人のことって、よく見える。何考えているかとか、その心根にあるところのものまで…。そこがまっすぐな人は、みていて気持ちいい。いくつになっても、曲がっている人はいるし、若いのにしっかりしている人もいるけれど、その違いは、一体なんだろうなぁ…なんて考えているとこ。

暮らしと道のり

2006-02-09 | 日々の暮らし.金沢
 なんでもつくってみようの精神で、つくるの大好きだけれど、いろんなものをつくっているというよりは、同じものを繰り返し作っている。そして、暮らしていくために必要としているもので、いつかは消えてなくなるものをつくるのが好き。
 ごはんを炊くこと、パンをこねて焼くこと、野菜のおかずをこさえること。石鹸をつくること。
 最近つくっていて楽しいのは、クリームとリップ。
 クリームはお出かけ用で、日焼け止め対策も兼ねている。ちいさな瓶に八分目ほどつくると、1ヶ月はもつ。リップは、これまでワセリンを使っていたのだけれど、石油系だと知って、できれば自然に近い材料のものでつくれないかと、蜜蝋とホホバオイルとユーカリのエッセンシャルオイルで作ってみた。材料はクリームと同じなのだけれど、蜜蝋の分量を多くしたら、なーんだ…!リップっぽくなった(笑)しばらくは、ワセリンと両方使いながら試してみようと思っている。
 クリームもオイルが多くて、固まらなかったり、蜜蝋が多くて、肌にのばすのに難儀したり、まだまだ実験中で失敗作を試し使いしている状態ですが、使いながら次はこうしよう!と考えています。
 パンづくりの時もはじめはそうでした。柔らかすぎたり、かたすぎたり…。
 玄米ごはんも、水加減とか水につける時間とか、火加減などなど、最近ようやく自分の好みに合うものになってきたかなーというところです。
 回を重ねているうちに、だんだん、自分にとってはこういうのがいいなぁというのが分かってくる。すこーしずつ、こうかな?と分かってくる感じも、「道のり」っぽくっていいですね。
 なんかこう、誰にどうしたとか、ぱっと分かるものだったり、人に説明できるものではないけれど、私にとっては、そういうものこそ生きる実感だったりするのですね。私のなかの小さな生活の道のり。(20060209)