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=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

バリ舞踊練習日誌051119

2005-11-19 | バリ舞踊
 バリから帰ってきてはじめてのレッスン。
 バリへ行くことを決めてから出発までの間、今回のバリ行きは「すべてを受け止める」レッスンなんだ…と思わされることが多々ありました。そして、帰ってきて今、それを受け止めるってことは、到底言葉になんてならなくって、今もこうやって自分のなかにあることを表現できるのは、氷山の一角みたいなものだなぁと思っています。無理に言葉になんてしなくても、伝わる…信じることができるものを大切にしたいなぁと、日々ぼんやり生きています(笑)
 さてと、今日は小松での全体レッスン。足の指をぎゅっと開いてぐるぐる回しながら、身体をほぐしていく。今回、バリで、幸運にも、ドクターバリさんにみていただく機会を得たときに、教わったことを念入りに。(詳しい話はいずれまた…) 
 まず、ペンデットから。…というのも、23日に、いつも金沢レッスン&自主練習の時に使わせてもらっている長町研修館でのフェスタがあって、そこで披露するのです。
 去年はルジャンを踊りましたが、あれから1年。早いものです…。
 で、で、で、4人で「ペンデット」を踊ることになったのです。出場者が全員右パートだったため、これは良い機会だと、左パートを教わって練習しました。(左を踊りながら、やっぱり私は右の人だ…と自覚もしましたが…)バランスやおさまり?を見ながら、踊る事3パターン。最終的には前列左に…。
 4人で気を合わせようとして踊るけれど、それぞれが必死…ということは伝わってきて…。それぞれが美しいこともさることながら、一緒になって踊っている、その「気」の一体感の美しさということ、その難しさをひしひしと感じています。
 それから、レゴンラッサムです。「ティルタ・サリ」公演の記憶も新しいうちに…と思いきや、もう2週間もたっているんですね~。(なんか、時間軸むちゃくちゃな今日この頃)
 いよいよラッサム(王)パートとランケサリ(姫)パートに分かれてのシーン。
 とにかく、流れを…。細かいところは後で…と覚え、振りをたたきこむ。踊りは踊りですが、ストーリーから想像を膨らませつつ…。振りに必死で、踊りにもなっていない状態ですが、またまた自主練、コソ練?に励まねば…(笑)
 今年3月までに、王+姫の場面まで行きましょう!とのこと。その後は、ラッサムVSガルーダを残すのみ。その、ラッサムの勇ましいところを、幸恵さんが踊ってくださったのを見て、俄然頑張るモードの私です!(私は、ラッサム…なのです)
 身体には必ず癖があります。ふだん、立って座って歩いているだけでは、気づかないようなことも、ひとたび踊れば、その癖が一目瞭然…。うまく踊れていないなぁというところには、身体が整っていない部分があらわれています。身体だけではありません。心が整っていない…ということもあるかもしれません。踊っていると、整ってくることもあるかもしれませんし、それらが整ってはじめて踊れるようになるのかもしれません。
 そういえば、身体のことや、心のこと、もっともっと目には見えない奥底で感じられること、これらのことが、今、私のなかにあるのは、バリ舞踊に出会えたおかげですね。感謝。(20051119)

バリ舞踊練習日誌051022

2005-10-23 | バリ舞踊
 ひどい土砂降りの中、まりこさんと小松レッスンへ。
 今日は人数が少なめ(8人)
 身体をゆるめ、整えて、11/23の長町フェスタのこともあって、まずはペンデット。これまでずっと右専門?!だったのだけれど、左をやってみることに。
 振りは同じなのだけれど、歩き出す方向や手のかたちが違うこと、ボコールをさげていくこととか、微妙な違いなので、身体に染み付いた右の動きとの違いを頭のなかで考えながら…。いつも注意している身体そのものの動きのこととかは、どこかへ吹っ飛んでしまう…。練習あるのみ。
 少しずつ冷え込んでいて、身体の中にたまっていた水分が、脳天からも出てくる感じ。気持ちいい。この感覚を味わいたくて、バリ舞踊をやっているといっても過言ではない。
 そして、レゴンラッサム。
 これまで習ったところを音をつけて踊る。
 最初の手を左右に振るところを、上半身のみで動かしている…。
 上半身と下半身がつながっていない。上でむりやり動かそうとしている感…。
 たしかに下半身の動きが…なんかなんかなんだよなーという感じはある。
 でも、どうしたらいいんだろう???
 ぎこちなさと自然な動きへの隔たり。
 どうして、自然に動けないんだろう?と。
 踊りのみならず、私の身体そのものがぎくしゃくしていて、踊りになるとそれが如実にあらわれるだけかもしれない。だとすれば…。
 そんな根本的なこともありつつ、人数も少なかったのですが、次の振りに進むことに。
 これまでは、ラッサム王とランケサリ姫は同じ振りだったのですが、いよいよそれぞれ別の振りに!
 お互いに向き合って、行ったり来たりして、右に落ちると同時に右膝でキパス(扇子)を閉じる。そこで左右に横歩き。で、キパスを開いて、その場でぷるぷると揺れて?、前を向いて、右に押す感じで、その場で、音に合わせてゆっくりと左に揺れて、レトン(右への目の動き)…扇をまわしつつ下がって、右向いて、歩き始め、左におすのがあって…、ツーステップがあって、王と姫が向き合うところまで…。
 と、振りすら入ってませんが、2パートに分かれると、みんな真剣で、ふだんから、その意気込みで!って感じです(笑)(20051023)

バリ舞踊練習日誌051001

2005-10-01 | バリ舞踊
 今日はなんだかムンムンした空気に包まれた一日。最近ちとばかしホルモンバランスが悪いのか顔に吹き出物満載で…(涙)。レッスンで少し身体を動かせば、そのへんのところはすべてお見通しになってしまうし、自分でもそれは実感できる。それでもドン底だった頃に比べれば…。
 今日は、アフリカンダンスをやってる方が初参加。新しいメンバーがやってくることは、新しい空気、雰囲気が生まれることでもあるかな。ひとりひとりの持つ空気というのは、それくらい、なにかしら、その場に力を与えていると思う。
 さてと、午前レッスンでは、ストレッチからはじまって、身体を整え、基本のアガムをみっちりと。歩きや基本の動き…みぞおちをやわらかく動かすため、後ろに手をのばし歩く練習。
 次第にじわーっと汗が吹き出てくる。
 そしてペンデット…から入り、レゴンラッサムを。肩で動いてしまっていること、なんか苦しそうなこと…。特にペンデットで斜めに前に出て行くところは、そう言われてみれば『あれ?なんだか身体の向きが変かも…』 午前のレッスンでは、途中で息があがってしまって、踊っていても、自分の身体を保つことができない「持久力」のなさ…に改めてうちのめされる。
 さてと、午後レッスンで…重大なご指摘が…。半円状にカニ歩きをする動きが、ペンデットにもレゴン…にもあるのですが、その姿勢が…。
 そもそも、それはみぞおちのあたりを、ぐーんと開いているか、ということにつながっているのですが、もっと直立な感じで、みぞおちをうーんと天に向けて気を流すイメージだそうです。
 そして、そのこととも関係あると思われるのですが、上半身と下半身がバラバラ事件?!
 この対処法としても、レゴンの歩きで、みぞおちから動かすことを練習することでアドバイスを頂きました。
 レッスンの時には、踊りに直接関係のあることももちろん話していますが、その合間×2に、身体を冷やさないことや、失禁しないための筋肉を鍛えることとか、骨盤のこと、身体のゆがみのこと…などなども話題に。
 ひとりひとりの身体はそれぞれ違っていて…違うなりにも、それぞれその身体の持ち主が身体を整えていくことで、その身体本来の持つ美しさや力強さ、パワーを最大限引き出すことができるのだなぁと思います。バリ舞踊と出会えたからこそ、自分の身体を通じて、気づかせてもらいました。まだまだ課題の多い私の身体、そして精神ですが、ゆっくりじっくり見つめて整えていきたいものです。(20051001)

バリ舞踊練習日誌050910

2005-09-11 | バリ舞踊
 今月唯一の「レッスン」の日。踊りを教わっている幸恵さんを東京から来ていただくかたちのレッスンになって、その日程は、ツアーやバーゲンフェアの予約の関係で、ほぼ3ヶ月前には決めることになる。私の場合、予定の優先順位は先着順なので、必然的にバリ舞踊の優先順位はかなり高くなる…。そんな物理的なことだけでなく、こうやって、みんなと身体を動かすことが楽しいといえば楽しいのだ。
 今日は、バリ舞踊を習いたいです…と初めての方がレッスンへ。
 新しいメンバーも交えつつ、いつものようにレッスン…
 皆で円になってストレッチ。足指は特に念入りに…。どのくらいの時間をやっているのかといえば、それはかるーく1時間近くやっていることに、今回はじめて気づいた。それくらいやってはじめて、踊り…というか振りに入る準備ができる。
 そして、基本のポーズ…右、左。前回言われた左右の肩の高さを鏡で確かめるように。そして、自分の感覚としてまんなかにあるように。「基本」のポーズではあるけれど、まだ、これでいいのかな?これが正しいのかな…何か違うような気がする…とふらふらしながら自問自答を繰り返す。基本がきちんと身に付いていないと…という思いは、私の中でだんだん大きくなってきている。
 踊りに入って、まずは「ペンデット」。幸恵さんが以前言っていたように、「ペンデット」には、あらゆる動きが入っていて、ペンデットがしっかり踊れれば、レゴンにも同じ動きがたくさんあるので…と。ペンデットは、一番最初に習った「ルジャン」よりもテンポも軽快で、女性らしく、身体の中心からやわらかーく動かす踊りなので、ぎくしゃくマンの私には、もう…(笑) 振りのあやしいところもいっぱいあって(汗)。今日は、途中何カ所かある、「揺れる」ところを強化的に。バリ舞踊の振りは、音に合わせて、「1、2、3…」といった具合ではなく、やや半音遅くなったり、微妙な間合いで動くところも多々ある。「揺れる」ところも、そういった感覚的な部分が強かったりするのだけれど、皆で踊るものなので、一緒に揺れることこそ大切なんだーと感じた。強い風に吹かれて、木々が各々でありながら、共に揺れている…そんな感じ。
 そして、「レゴン」。ペアに分かれて…。この振りのときは、手の高さに気をつけるとか…、今までに教わったことを思い出しながら…(忘れていることもたくさんあるけれど)。
 まだまだ自分でも感じられるほど、「肩」で動いてしまう部分があって、極力意識しているつもりでも、その意識が働くと「どこも動かない…」ともどかしい気持ちになる。これ以上「踊り」に近い動きをするのは、私には限界なのかな…、それとも練習していたら動くようになるのかな…と。
 余計なことを考えずに、腹をすえて踊りなさいってところだ(笑)
 終盤になって、「次は、『ニュアンス』を入れて踊ります…。(いつもは、振りが明確に伝わるような動きをして下さっていて…)」もちろん私たちが後ろで一緒になって踊るのですが…
 曲が始まって、ぐっと中心が落ちて、つられて腹をすえてみると、一瞬で太ももが筋肉痛になりそうなくらいまで重心を落とすんだ…と。踊りながら、ヘロヘロになっている私がいて…、もっと身体も心も強化せねば…と思った次第です。それよりも何よりも、「踊る」ということは、その人のこれまで生きてきたすべての「ニュアンス」を身体で表現することなのかな…とも。
 ふと、70歳をこえても踊り続けているフラメンコの小松原庸子さんのことを思い出しました。小松原さんがフラメンコに出会ったのは30歳前後だったと聞きます。その後、スペインで修業を始めたそうですが、1日に7時間は平気で踊れた…とか。その結果、理想的な「型」を自分のものとし、現在の小松原さんがあります。
 私は、踊り手でもなんでもなく、ただ踊りのことが好きで、好きだからこそちょっぴり真剣に考えることもあったりして…(たんに妄想好きなだけか…)。バリ舞踊の振りは踊れても、ほんとうに「踊る」ことはできないかも…、それでも踊り…を続けていくのだろうなぁという思いがしました。
 そうそう、はじめてさんは、踊り…楽しめたかな?初心ワスルルべからずともいいますね。
(20050911)

- レッスンの後、急遽、有志でごはん?。串揚やさんにリニューアルした「味兎」@小松。(居酒屋LOVEです…笑。運転手だったので、ジンジャーエールだったけど…)バリ舞踊で集まった仲間だけれど、それぞれに「個」がありつつも、皆でいても和やかかつにぎやかな雰囲気で…。ほんと年もいろいろですが、美容ネタ?やら昔の暮らしネタやら…なーんかほっこりしました。ありがとうです。で、もう私たちの中では、忘年会ランチのこととか…と気にかけています(笑) 1年ってはやいね。

寿ライブ@まみあな

2005-09-05 | バリ舞踊
 寿[kotobuki]のライブが、小松であると伺ったときには、なぜかしらピンとこなかったのですが、@まみあな(砺波)で…と聞いた瞬間、なぜか「行かねば…」モードになりました(笑)
 そして、めでたくライブに行く事になり!、日も傾きかけた頃に、まみあな入り。カイニョに守られた、古いおうちが「まみあな」で、ここのお庭が、寿[kotobuki]ライブの会場になりました。こんもり大きな木の感じとか、風、空気の感じとか、なんだかなんだかバリみたい…と思うことしきり。屋台に並んだ料理とかオリオンビールとか、どうみても沖縄なのに…。
 ライブ前に、ナビィさんも身体をほぐしてながら、「なーんかバリみたいだねぇ~」…と、レゴン…の動きをしていて(笑) 、そうか~なんかすごいところだぁ~と思った次第です。
 さてさて、ライブはと言いますと、それはもう行った者にしか分からないでしょうっと(意地悪でごめんね~)
 ナビィさんの唄、ほんとすごかった。そして、笑いあり…のオハナシなかにも、「そうなんだよなぁ~」と思えるコトバがたくさんちりばめられていて…、それは他でもないナビィさんが感じたり、発したりすることだから、「うんうん」って思えたことがいっぱいありました。
「寂しいなぁとか、孤独だなぁとか、って、結局『愛されたい』ってことだったんだなぁ」というところとか。
 確かにそうかも。私にも、やっぱりそう感じることはあったけれど、強がりでもある私だからして、決して愛が欠乏しているだなんて思いたくなかった。でも、素直に受け止めるなら、やはりそれは「愛されたい」のひとことに尽きるんだろうなぁ…なんて思った。
 もっともっと自分のふかーいところにある気持ちに素直になっていけるといいなっと思った。
 そして、まみあなという、ふるーいおうちに継いでこられたものと、寿[kotobuki]ライブで伝わってくるものは、突き詰めてみると、同じところのものであるような気すらした。
「行かねば」モードになったのは、そのせいかな…とも思った。
 本当に大切なものは、自分の気持ちのなかにあって、ふとしたときにこぼれ落ちそうになるから、でも、大事にしまっておくよりは、こぼれちゃってもあふれさせちゃったほうがずっといい…なんてことを思いました。ライブと関係あるようで、ないようで(笑)(20050905)