サンゴ”密漁” 逮捕10人目 中国人船長 罰金引き上げ後初
希少な「宝石サンゴ」の密漁問題で、第3管区海上保安本部は12月21日、東京。伊豆諸島南部の鳥島沖約6キロの領海内で操業していた中国漁船の船長、林兵容疑者(46)を外国人漁業規制法違反容疑で現行犯逮捕した。
法改正で同法違反罪の罰金の最高額が400万円から3000万円に引き上げられて以降、サンゴ密漁漁船の船長の逮捕は初めて。
発表によると、21日午前0時45分頃、烏島の北北西の領海内で、網を入れてサンゴ漁をしている林容疑者の漁船を同本部の巡視船が確認。漁船は逃走したが、巡視船が12時間、約100キロにわたって追跡し、停止させた。船内からサンゴは見つかっていないという。
この問題で、中国人船長の逮捕は10月以降10人目で、11月23日以来。今月16日に沖縄本島沖を航行する中国漁船とみられる漁船団が確認されたが、海保は、林容疑者の船はこれとは無関係の司能性が高いとしている。
2014年12月22日(月)読売新聞朝刊36面
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密漁で拘束されたもの31名、他は ”海上民兵”か
拘束して”愛国無罪” で放免か
用済みになったので捕まえただけのこと
罰金額引き上げ後の“密漁”は中国のアリバイ作り
日本が、外国人漁業規制法違反罪の罰金の最高額が400万円から3000万円に引き上げられ他にも関わらず、敢えて“サンゴの密漁”のためにやってきた。船長が逮捕されたが罰金を支払えば済み、船体や漁具を没収されることはない。北方領土の海域における旧ソ連、現在のロシアの取り締まりと比べれば、穏便な処分である。罰金額は現金で即納するわけではないので中国政府や共産党の工作部署が工面するのだろう。
この時期、日本国内では、衆議院選挙で自民党、中国共産党の友党である創価学会の分身・公明党と共産党の勝利、これに対する民主党の敗北と少数政党の没落などで世論は浮かれ、中国船の“密漁”に関心を示していない。左翼は辺野古のサンゴについては関心を寄せるが中国船による小笠原の宝石サンゴの不法採取についてはあえて無視している。
中国船の“サンゴ密漁”はこのような衆議院選挙後の日本政府やマスコミお飛び世論の反応をチェックすることも狙いであったとみられる。案の定、中国の“密漁船”の領海内の勝手気ままな航行を許した。これにより日本の海上警備態勢が相変わらず“無防備”であることを中国側に再確認させただけでなく、中国に“ハイジャック”されているマスコミが“サンゴの密漁”と報道することにより日本の世論を欺くことができた。
日本が罰金400万円から3000万円に引き上げたことを承知の上で行っていると考えられること、“密漁”に来たのはたった1隻であったこと、100キロも逃走を図っていること、船長の年齢が46歳とそれ程高齢でもないことなどから・・・・・軍隊経験者か?・・・・・中国政府または共産党の対外工作部署と何らかのつながりのある人物と考えられる。
今夏、200隻を超す船舶を動員して小笠原や伊豆諸島近海の領海及びEEZ内を勝手気ままに“密漁”したのは、漁民を海上民兵に仕上げる訓練、すなわち日本の離島占拠・奪取や尖閣諸島で日中武力衝突発生時の海上民兵動員などの一環として実地したと見られるが、12月20日の中国船(船長・林兵容疑者)の“密漁”は、海上民兵の訓練が所期の訓練目的を達成したので大規模な密漁船舶の動員の必要性がなくなったのをうけって中国国内における密漁の取り締まり強化の動きと連動した“密漁”のアリバイ作りと観察される。
“蛸壺”に逃げれば中国の思う壺
今夏、小笠原や伊豆近海に多数のサンゴ密漁を装って200隻を超す船舶が押し寄せ連日不法操業を繰り返した。恰も、チベット、ウイグルへまず中国人を送り込み、社会の隅々にネットワークを張り華人の社会を構築し、最後には他人の地を乗っ取るのが手口と同じである。 海洋においても人海戦術で漁業を行い、水虫の菌のように執拗に浸潤し海洋を支配する。紛争が生起しそうな海域には軍艦を改装した監視船を派遣しその掩護下に不法操業を行う。
中国は共産主義の国、軍人が漁船員になり小銃・機関銃や携帯式の対戦車ミサイルや対空ミサイルで武装して操業させることが可能である。数百隻の漁船を武装化した場合、海上自衛隊の艦艇が数隻出動しても苦戦は免れない。中国は、“力”をもって他国の海洋資源を簒奪する。尖閣諸島もこの手口で中国の支配下に入りつつあるように見える。
日本政府が中国の恫喝に屈し腰砕けになったり、国民全体が煩わしいことに関わりたくない、“蛸壺に入って”煩わしいことが通り過ぎるのを待つという消極退嬰な反応に終始すれば尖閣諸島だけでなく太平洋の離島もその海底に埋蔵されている天然も中国に奪われることになる。